【弾丸旅】親友との再会と、精神科訪問看護のこれから
弾丸旅の目的は、学生時代の大切な親友に会うため。
親友とは、学生時代、毎日当たり前のように一緒に過ごしていました。 卒業後、彼女は東京の精神科専門病院に就職し、その後地元に戻って精神科専門病院で25年以上勤務。師長にもなり、今年の春からは同じ病院内で精神科の訪問看護の仕事を始めたところです。
私たちは、私が乳がん治療を終えた頃に18年ぶりに東京で再会していて、今回はそれ以来、約2年ぶりの再会でした。
合流してから夜中の0時まで、話は止まらなかった。 励まされるとか、元気をもらうというよりも──
「これでいいんだ」と、そっと背中を押してもらえたような、そんな夜でした。
私は春から、週1回・3時間だけ、精神科訪問看護のバイトを始めています。 精神科での経験はあるけれど、たった4年。20年近いブランクがあり、不安と迷いを抱えながら働いている毎日。
そのことを話すと、彼女はこう言ってくれました。
「楽しいと思えてるくらいが、ちょうどいいよ」
「あなたが週1でも来てくれることで、社員がその時間に記録や書類作業ができて、本当に助かると思う」
ああ、私は“そういう立ち位置”でいいんだな──
この言葉に、肩の力がふっと抜けていきました。 がんばりすぎず、でもちゃんと役に立てる。そんな働き方があっていいんだって。
それにしても、話の中であらためて思ったのは、
どこで働いていても“人間関係”の悩みはなくならないということ。
私がよく悩んでいる、根回しや派閥、モヤモヤする職場の空気──
それらと無縁な場所なんて、きっと存在しないのかもしれない。
むしろ、彼女が置かれている環境のほうがよっぽど厳しいのでは…と思うほどだった。
LINEでのコソコソ話や、小学生レベルの空気の読み合い。 意見を言えば潰され、権力を持つ誰かが異動を命じる。 そんな大人の世界が、私の職場だけじゃないと知って、少しだけ安心した自分もいた。
ただ、決定的に違うのは、
彼女はそこに対して“ぶれない”こと。 冷静で、余計なエネルギーを使わず、できることをやりながら、その場所で自分の役割を全うしている。
私はというと、嫌なことがあると避けたくなり、環境を変えたくなり、
でもそれに嫌味や圧をかけられると怒りに変わり、そして結局、どうにもできずにストレスを抱えこんでしまう。
人を変えることはできない。 そんな当たり前のことを、私はまだどこかで期待してしまっていたのかもしれない。
それでも──
彼女も悩んで、葛藤しながらやってきたのだと感じた。
「正義感や責任感が強い人ほど、集団の中でうまく生きられない」 私たちはきっと、そういうタイプなのだと思う。
でも、それならそれで、無理にうまくやる必要なんてない。 自分が納得して、自分が報われると思える場所で働くこと。 それがいちばん幸せなんじゃないかと、今回の旅で心から思えた。
帰りの飛行機で、雲の上から地図を見ながら思った。 「会おうと思えば会える距離」だけど、「やっぱり遠いな」って、少し寂しくなった。
それでも、きっとまた会える。 そう思える関係があることが、今の私を支えてくれている。
この旅は、気づきと再確認の旅でもありました。 このペースでいい。焦らず、私らしく。 そして、私の歩幅で、また進んでいこうと思います。
