155.国立西洋美術館【ル・コルビュジエ:松方コレクション】東京都台東区

国立西洋美術館は、フランスに差し押さえられていた松方幸次郎(川崎造船初代社長:1866-1950)のコレクション(370点)が、日本へ返還される事を受けて設立された国立ミュージアム。上野公園内に開館したのは1959年。
玉石が埋めこまれた外壁パネルが不思議な質感。
開館当時の姿に近づけるべく改修工事が行われており、リニューアルオープンしたのは2022年。2016年には世界遺産にも登録。

絵画、彫刻、版画、写真、工芸等の約6,000点を収蔵し、前庭にはロダンの「考える人」や「地獄の門」、「カレーの市民」が鎮座。
意外なのは所蔵作品には国宝や重要文化財作品は見当たらず、その建物のみが重要文化財という事実。

コレクション展示への入口は、三角形のトップライトから自然光が差し込む19世紀ホール。2Fへの動線はスロープを利用。

設計は近代3大建築家の1人とされるル・コルビュジエ(スイス&フランス:1887-1965)。実施設計を担当したのは彼のアトリエで学んだ、前川國男、坂倉準三、吉阪隆正の3人。
1979年に増築された新館は、前川國男の設計。
エントランスにはコルビュジエの解説コーナーも設置。
階段先の中3F部分は非公開エリア。


コルビュジエといえばピロティ。住宅建築の代表作サヴォア邸でも採用され、コルビュジエの提唱した5つの近代建築の要点の1つ。
加えて無限成長美術館の原理に基づいて設計されています。
人のサイズはモデュロールと呼ばれる規格をベースに設計されています。
ちなみに男性の身長は183cmに設定。
またコルビュジエのデザインスケッチが、意外な場所に描かれています。
加えて展示室にもコルビュジエの絵画が展示される事も。


【更新】
2026.09.14
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