【無料配布】親に聞く「100の質問」PDFと、自分史づくりに使えるAIプロンプト10本
親の昔話を聞いておきたい。そう思いながら、何年も経っていませんか。

私もそうでした。何を聞けばいいか分からない。改まって切り出すのが照れくさい。そのうち機会がなくなる。
そこで、聞くことを決めてしまうのが一番早いと考えました。この記事では、親への聞き取りに使える「100の質問」のPDFと、録音した内容をまとめるときに使えるAIプロンプトを、そのまま使える形で置いておきます。
どちらも無料です。登録も不要です。
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■ ダウンロードできるもの
【1】思い出を一冊に残す 100の質問(PDF/A4)
生まれた家、家族、小学校、青春、仕事、結婚、子育て、転機、楽しみ、これから。十のテーマに分けた100問です。書き込み欄付きなので、印刷して親子で使えます。
全部を聞く必要はありません。答えやすそうな一問から始めてください。
【2】完成前チェックリスト(PDF/A4)
本人の確認、事実確認、読みやすさ、個人情報、保存と引き継ぎ。まとめ終わったあとに、抜けを防ぐための点検表です。
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■ 聞くときのコツを、三つだけ
PDFを渡す前に、うまくいきやすくなる点を三つ書いておきます。
ひとつ。「自分史を作ろう」とは言わないほうがいい場合があります。身構える親もいるからです。「昔のことを少し聞かせて」で十分です。
ふたつ。質問のあと、黙り込んでも急かさないでください。目を閉じて昔の場面を探していることがあります。五秒、十秒と待っていると、忘れていた人の名前が出てきます。
みっつ。話が逸れたら、質問表に戻らず逸れた先を追ってください。「川で遊んだ」と返ってきたら、川の名前、一緒にいた友達、季節、帰って叱られたかどうか。答えの中の言葉を拾うほど、会話は自然になります。
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■ AIプロンプト10本(コピーしてお使いください)
録音した会話を文章にまとめるとき、AIに手伝ってもらえます。ただし、AIは分からない年代や地名をもっともらしく埋めたり、本人が言っていない感情を書き足したりします。
そこで、どのプロンプトにも「推測で埋めない」「話していない事実を追加しない」を入れてあります。ここが一番大事なところです。
個人情報を入れる前に、利用するサービスの規約とデータの扱いを確認してください。住所、電話番号、生年月日、口座情報、病院名、第三者の実名は、文章整理に必要でなければ入れないことをおすすめします。
【1】文字起こしを話題ごとに分ける
以下の文字起こしを、話題ごとに分類してください。内容の追加や推測はしないでください。各項目に短い見出しを付け、年代、場所、人物、出来事、感情、要確認事項を箇条書きで整理してください。意味が取れない箇所は[聞き取り不明]と残してください。
【2】追加で聞く質問を作る
以下の聞き取り内容を読み、記憶をさらに具体化するための追加質問を10個作ってください。答えを誘導せず、年、場所、人物、音、匂い、食べ物、当時の気持ちを自然に尋ねる質問にしてください。つらい出来事を無理に掘り下げる質問は除いてください。
【3】一人称の回想文にする
以下の聞き取りを、本人が語っているような一人称の回想文にしてください。本人の言葉と具体的な場面を優先し、話していない事実や感情を追加しないでください。重複と言いよどみだけを整理し、800〜1200字にまとめてください。不確かな年や名前には[要確認]を付けてください。
【4】家族向けの読みやすい文章にする
以下の文章を、家族が読みやすい自然な文章に整えてください。難しい言葉、抽象的な美辞麗句、同じ意味の繰り返しを減らしてください。ただし、本人らしい言い回し、方言、具体的な思い出は残してください。一文を長くしすぎないでください。
【5】事実確認リストを作る
以下の原稿から、確認が必要な情報を抜き出してください。年代、地名、学校名、会社名、人物関係、金額、写真の撮影時期に分け、本文の該当表現と確認したい質問を表にしてください。推測で答えを補わないでください。
【6】章の構成を作る
以下の思い出メモを、家族向け自分史の一章にする構成案を作ってください。冒頭の具体的な場面、背景説明、転機、本人の言葉、現在からの振り返りの順を基本にしてください。材料が不足する箇所には、追加で聞く質問を示してください。
【7】親らしくない表現を見つける
以下はAIで整えた回想文です。一般論、過度に立派な表現、本人が実際には言わなそうな抽象表現を指摘してください。削る候補と、録音にある具体的な言葉へ戻すための修正方針を示してください。新しい事実は作らないでください。
【8】写真の説明文を作る
以下の写真情報から、家族向け自分史に載せる説明文を50〜80字で作ってください。分かっている年、場所、人物、出来事だけを使い、不明な内容は補わないでください。写真情報:[ここに入力]
【9】公開前に個人情報を点検する
以下の原稿について、外部公開すると問題になり得る個人情報や第三者情報を点検してください。住所、連絡先、勤務先、学校名、病歴、金銭、家族関係、実名、写真に分け、伏せる候補と理由を示してください。法律判断ではなく、家族で確認するための点検表として作成してください。
【10】最終校正をする
以下の原稿を校正してください。誤字脱字、表記の揺れ、同じ内容の重複、時系列の矛盾、人物の呼び方の不統一を指摘してください。本文を勝手に書き換えず、「該当箇所」「問題」「修正案」の三列で示してください。
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■ AIが出した文章が立派すぎたら
使ってみると分かりますが、AIは整えすぎることがあります。
「苦難を乗り越え、家族の絆を胸に歩んできた」
滑らかですが、誰にでも当てはまります。こういう文が出てきたら、こう指示してください。
「抽象的な感想を削り、録音にある場面と言葉へ戻してください」
残したいのは、こういう一文のほうです。
「あの頃は大変だったけど、近所の豆腐屋さんがよくおからをくれたんだよ」
少し不器用でも、本人の声が聞こえる文を残してください。
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■ 本にまとめました
この記事の内容は、『親の話を、まだ聴けるうちに。』という本の一部です。
親への切り出し方、スマホでの録音、文字起こし、AIでの整理、写真の選び方、Wordでの仕上げ、そして渡し方と残し方まで、順番にたどれるようにまとめました。
つらい記憶にどう線を引くか、家族版と公開版をどう分けるか、といった扱いの難しいところにも触れています。
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最初の一問は、「子どもの頃、どこで遊んでいたの?」で十分です。
スマートフォンを机に置いて、答えを急がせずに聞いてみてください。
