『まだ売れる前の出川哲朗さんを二度乗せた話』|タクシー乗務員の頃
いつものように六本木の交差点から青山方面に少し行ったところ…
そう、中村玉緒さんを乗せたまさにその場所で、
出川哲朗さんが手を挙げているではありませんか。
時間も同じく午前10時ころ。
神宮外苑から仙寿院の交差点を抜け、
神宮前二丁目の交差点を右折、やや中へ入ったマンションまでお送りした。
その間、彼は必要なこと以外は何も話さず、テレビとは違い
物静かなひとだった。
二回目も同じところから同じマンションまで…
あの頃はまだ30代後半。
今ほどテレビで見かけることもなく、街を歩いていても
大騒ぎになる存在ではなかった。
あれから長い年月が流れた。
テレビをつけると、「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」で
全国を走り回る姿を見る。
私のタクシーに二度乗った青年が、
今では日本中に愛される存在になった。
人生とは、本当に分からないものだ。
タクシーの仕事は、こんな思いがけない
出会いを運んできてくれる…。
次回からはいよいよ、
ハイヤー乗務員の頃の話になります。
お楽しみに!
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