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適切な距離感。


数年前、職場で起きた事例。

 他の記事でも書いたように、自分の膀胱はやや過活動気味で排尿することについて興味を持った。
 80代の女性の患者さん、左脳梗塞にて軽度の右麻痺と排尿障害(膀胱括約筋の収縮不足)のある方を担当した。一日中オムツを着用しており、リハビリ時だけでもトイレ誘導を促すがタイミングが合わず。失語も後遺症として残存しているため、こちらの指示入力がスムーズでない場面あり。
大殿筋の出力向上を図るために立位での肛門閉じを行っていた。
効果があったかは正直判断できなかった。
 そのきっかけから尿失禁について分類や治療方法を調べ、Xからオムツマンさんという理学療法士に承諾を得てスライドの使用許可を得、病棟や院内発表を行った。
 同じタイミングで同僚の妊婦がいた。自分では比較的話せるスタッフだと思っていた。お腹が出てくるにつれて尿漏れがする例があると聞いたため、彼女に(膣の締りについて)妊婦という立場から体験を訪ねた。リハビリパンツをはいていないと尿漏れしそうとの話であった。
 そのため、彼女が産休中であったため院内発表したプリントを他の仲良いスタッフから渡してもらおうと思った。
それが良くなかったようで、センシテイブな部分に触れてしまったようであった。自分では研究材料として把握したかったが、彼女側からしたらセクシャルハラスメントを受けたようであった。彼女の夫もセラピストであったが、妊婦だったから尋ねたのでは?と理解してくれた。
 自分はなぜ彼女が怒っているか理解できなかった。数か月たってその意味が分かった。彼女に謝罪したが、それから同じ場所にいることが気まずくなる日々が続いていた。
 それまで良い関係性であったから、何でも話せると勘違いしていた。自分が逆の立場であったら同じように許せなかったと今では思う。
どんなに近くにいる親しい同僚でも最低限の礼儀が必要だと感じたと同時に、適切な距離感をもって人と接することが大事だと痛感した。


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