2026 イベリア半島家族旅行 6300㎞ 3日目 後編

ハードモードに自動選択される

パリ東駅

パリでの予定はこれで終了。
荷物を回収し、レンタカーを借りるためにパリ北駅へ戻る。
朝は早く、曇っていたのに、いつの間にか日差しが痛い。
荷物を回収しにパリ北駅に戻るだけでヘロヘロになったが、この先大丈夫なのか。


パリ北駅でちょっとした騒ぎに遭遇した。
警察が、逃げていく人を追いかけている。
周りで見ていた人たちのうち、結構な数の人が、なぜか逃げていく人を応援しているように見える。

結局、その場では逃げ切ったらしく、拍手喝采。
警察もそれを見て苦笑いしていた。

なんなんだ、これは。

取り締まられる側の人間が、それだけ身近にいるのだろう。
取り締まられるようなことをする人のコミュニティが大きいのだろうか。
こういう光景さえも、この街では日常の一部として受け入れられているのか。
警察もやってられないぜ。

日本では、見ることのない光景で度肝を抜かれてしまった。
こういうことの起きるのが世界のほとんどなのかもしれないな。
何度か海外に来て知ったかになっていたけど、井の中の蛙であることを実感した。
そして、再度自分や家族の安全には気を付けなければと気を引締めた。

若干ざわついている駅前を抜けてレンタカー屋へ。


レンタカー屋を探すのが手間取ったが、手続きはスムーズに終わった。
しかし、そこに止まっていたのは電気自動車。いや、ハイブリットカーを頼んだはずだが、どうなった。
初めての電気自動車(甑島で電気軽自動車乗ったけど)うまく扱えない。

苦戦していると配車担当のお兄さんが、

「電気自動車、使えるのか? ダメなら変えてやるぜ」

的なことを言って、車を変えてしまった。
お兄さんの荒い運転で交換されてきた車はマニュアル車だった。

ここで日本人は、
「ハイブリットカーのオートマ車のはずだ」
とは、なかなか言えない。

一応マニュアルの免許持ちだし、また変えてくれって言ったら
兄ちゃんに馬鹿にされそうな気がする。くそぉ、やってやるぜ。
というわけで、ガクンガクンしながら出発。

久しぶりのマニュアル車。しかも、パリのど真ん中からの脱出。
ハードモードを選択したつもりはないのだけど。なぜこうなる。

カーナビに従い、エンストしないことを祈りながら走る。
北駅近辺は、いろんなところから人や自転車が出てきて怖すぎる。

せっかく市内を走るので、怖すぎるついでに凱旋門を一周してやった。
シャンゼリゼ通りを、みんなで
「オー・シャンゼリゼー♪」
と歌いながら進む。

凱旋門周辺は、石畳なのでガタガタしていて、車で走るにはきつすぎる。
タイヤがやられてしまうんじゃないか?「シャンゼリゼ♪」って言ってないで道を何とかしろ、何とか。

そして凱旋門。大きなランナバウトだ。
車が大きな魚の群れのように、ぐるぐる回っている。
前の車に倣って、タイミングを見計らって突入。

えい、ままよ!

入ってしまえば、流れに乗ればいいので楽。
車側から凱旋門や観光客を見るのも面白い。

歌っている場合ではない
バスも乱入

……が、出るのが大変。
円周なので同じ景色でどこから出ればいいのか、よく分からない。
しかも二重、三重に回っている流れの中から出ないといけない。
もう、周りの人の運転テクニックに運を任せてなんとか脱出。

一番内側が一番安全

パリ市街を出たら、ひたすら高速。なだらかな丘陵地帯の畑が続く、そこに塔のある集落が点在する。
同じ景色がどこまでも続く。北海道みたいだ。

広い
高速には土地ごとの名所が出てるので、気になる

なので、飽きる。
なので、眠くなる。

宿に向かう手前で、でかいLIDLで夕飯の買い出し。
LIDLはヨーロッパじゅうにある格安スーパー、安旅には欠かせない。

ヨーロッパに来たら、これこれ♪

人件費削減なのか、レジは一人。まぁまぁの客いるのにワンオペってきつすぎるでしょ。
どこの国でも、仕事に関しては同じ状況なのかも。客としても敬意をもって接しないとな。


あぁ、日が暮れる

宿に着いたのは日没後。つまり、遅すぎる。
宿は農場のど真ん中。ここ大丈夫かという道を抜けるとゲートがあり、
その奥には廃墟が見える。
映画だとここで我々は襲われて死ぬな。

ここを入るには勇気がいる

宿泊者用の案内を見つけホッ。
どうやら廃墟をリビルドした施設のようだ。

ん?

前のフランス旅でも、初日同じようなところだったな。
ともあれ、やっと着いた。想像以上に長かった。

宿のおばあ様(こういうところも前回と同じ)から
説明を受けたら、急いで夕飯にしよう。
半分寝ている子どもたちを部屋に連れていき、急いで荷物を移動させる。

急ぎすぎて、シートベルトの金具を挟んで、車に傷をつけてしまった。

思いのほか深い

凹む。

この日の後半のルート


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