人生が変わるサインに気がついてる?モヤモヤは次のステージへの合図💡
結婚式の帰り道。
「おめでとう」と笑顔で祝福したはずなのに、
なぜか胸の奥が少しだけ苦しくなる。
友だちが幸せになるほど、
自分の人生と向き合ってしまう瞬間がある。
でも、そのモヤモヤは不幸のサインではない。
もしかすると、
あなたの人生が次のステージへ進む合図なのかもしれない。
そんな帰り道で交わされた、
二人の何気ない会話のお話です。
親友の結婚式の帰り道
親友の結婚式に出席したミナは、帰り道を一緒に歩くリナに、ぽつりと本音をこぼした。
「なんかさ……」
ミナは働き始めて3年。
大学を卒業し、仕事にも少しずつ慣れてきた頃だった。
「こうやって友だちが幸せをつかむのを見ると、もちろん嬉しいんだけど……。」
少し間を置いて、小さく笑う。
「嬉しい気持ちと、複雑な気持ちが交差するんだよね。」
「私の人生、このままでいいのかなって。」
「仕事もまだまだだし……いまは彼氏もいないし。」
その言葉を聞いた瞬間、リナは思わず吹き出してしまった。
「えっ、なに?」
少しムッとするミナ。
「あっ、ごめん、ごめん。」
笑いをこらえながらリナが言った。
「実はね、この前まったく同じことを先輩に相談してたの。」
「えっ、本当に?」
「そしたらね、『その気持ちは、新しいことを始めるタイミングだよ』って教えてくれたの。」
「だから私、思い切ってオンラインスクールに入ったんだ。」
「動画づくりを勉強してるの。」
ミナは目を丸くした。
「だから最近、SNSの投稿がすごく上手になったんだ!」
「そういうことだったんだ。」
リナはうなずく。
「先輩がね、こんなことも言ってた。」
『人は余暇ができると、余計なことを考える。』
「つまり今の悩みは、仕事がうまくいってないからじゃなくて、仕事に慣れて心に余裕ができた証拠なんだって。」
ミナの表情がふっと柔らかくなる。
「あぁ……なるほど。」
「じゃあ私、ダメになったんじゃなくて、次のステージに進むサインなんだ。」
「そういうこと!」
リナは笑顔で答えた。
「今日は親友の幸せをいっぱい噛みしめて、この余韻を楽しもう。」
「うん。」
少し前より軽くなった足取りで歩きながら、ミナが言った。
「ねぇ、そのオンラインスクール、私にも紹介して。」
「もちろん!」
二人の笑い声が、夜風に溶けていく。
結婚式の帰り道は、
誰かの人生を祝福するだけではなく、
自分の新しい人生が始まる帰り道でもあった。
