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現代風・楽市楽座――見えない市場に、応援を流す

現代風・楽市楽座をみんなで作ろうよ✌



「信長って、城をつくった人でしょ?」


女性起業家たちの集まりで、

そんな一言から話が始まった。


「そうなんだけど……」


一人の女性がスマホを置いた。


「私は、安土に“市場”をつくった人として

見るとおもしろいのよ。」


「市場?」


「うん。人が集まり、商売が生まれ、

 お金が動く場所。」


その瞬間、誰かが言った。


「じゃあ、今の時代ならオンラインじゃない?」


昔は、城下町に人を集めた。


今は、スマホの中に市場をつくれる。


でも、ただ商品を並べるだけでは面白くない。


知っている人だから買う。

応援したい人だから買う。


そんな「顔の見えるオンラインマルシェ」があったら?


一人の買い物が、誰かの売上になり。


その売上が、また別の誰かを応援する。


まるで水が流れるように、


人から人へ、想いから想いへ、お金が流れていく。


もし信長が今の時代に生きていたら、


どんな「楽市楽座」をつくるだろう?


そんな問いから、私たちの話は始まった。


現代風・楽市楽座


――見えない市場に、応援を流す。


「ねえ、現代版の楽市楽座って、つくれないかな?」


女性起業家たちが集まる、小さな交流会。


テーブルの上には、コーヒーと焼き菓子。


その一言に、みんなの顔が上がった。


「楽市楽座?」


「そう。信長の時代のやつ。」


一人の女性がスマホを置いて話し始めた。


「安土って、ただお城を建てただけじゃないんだよね。」


「人を集めたんだよね。」


別の女性が続ける。


「商売する人が集まって、町が栄えていく。人が来るから商売が生まれて、商売があるから、また人が来る。」


「そうそう。」


彼女は目を輝かせた。


「じゃあ今の時代なら、何を作ればいいんだろう?」


少しの沈黙。


すると、端の席にいた女性がぽつりと言った。


「オンラインショップじゃない?」


「オンラインショップ?」


「うん。でも、普通のオンラインショップじゃない。」


彼女はスマホをテーブルの真ん中に置いた。


「例えばさ、知らない人の商品を検索して買うんじゃなくて、知っている人の商品を買うの。」


「知っている人?」


「そう。SNSでつながった人。応援したい人。いつもコメントをくれる人。頑張っているのを知っている人。」


みんなが顔を見合わせた。


「それなら、買い物の意味が変わるね。」


「そうなの。」


彼女は嬉しそうに頷いた。


「商品を買っているんだけど、その人の未来も一緒に応援している。」


「それって……応援経済?」

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