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テストに出すって言いましたよね?――電験三種の壁と、講師の密かなぼやき

【読まれる前にお読みください】

本シリーズ【講師リリスの「そこ、テストに出ませんけど……大切です」】

は、日々の教育現場での気づきや葛藤を、企業研修講師「リリス・フォーミュラ」の視点に変換してお届けする、ちょっとした本音とボヤキの読み物です。 執筆にはAI(Gemini)の力を借りています。 タイトル通り「テストに出ない」ような話半分・面白半分の内容ですが、最後はほんのり前向きになれる処方箋付き。どうぞお気楽にお楽しみください。


ルミテクスの外部派遣講師として働くリリス・フォーミュラです。

普段は様々な企業様へ赴いて電気の基礎を教えている私ですが、週に1回だけ、所属会社である「ルミテクス」の研修室に戻って一般の方向けのオープンセミナーを開講しています。担当しているのは、電気系資格の中でもなかなかの難関と言われる「電験三種(第三種電気主任技術者)取得セミナー」です。

このセミナーでは、受講生の皆さんのひと月の成果を確認するために、月末になると定期的な習熟度テストを実施しているのですが……先日の月末テストの採点中、私は思わず頭を抱えてしまいました。


「ここが出ます」という講師の切実なサイン

電験三種は数式や記号が多く、文系出身の方や電気の初学者にとってはテキストを開くだけでも一苦労な内容です。だからこそ、少しでもハードルを下げて点数に結びつけてほしいと、講師としての私もつい熱が入ります。

テスト直前の講義では、ホワイトボードに大きく数式を書きながら、受講生の皆さんにこう念を押しました。

「皆さん、今月末の習熟度テスト、ここは本試験でも本当に盲点になりやすい重要ポイントなのでバッチリ出しますからね! 公式の使い方だけじゃなくて、この式の変形方法、それから引っ掛けパターンまでしっかり復婚しておいてください!」

少しでも点数を取って自信をつけてもらうための、私からの「サービス問題」であり、本番を見据えたエールのつもりでした。例題の数値を少し変えただけの、いわばボーナスステージです。皆さん熱心にノートを取ってくださっていたので、私も「これなら今回は期待できるかも」なんて安心していたのですが……。


採点ペンを握りながら、心の中で叫ぶこと

月末の講義が終わり、回収した習熟度テストをいざ採点してみると、私の目は点になりました。

「……あれ? 嘘でしょう?」

綺麗に、見事なまでに、私が「直前の授業でここを出すよ」と細かく説明した箇所が白紙だったり、全く違う計算がされていたりするのです。

心の中で、思わずいつもの「ぼやき」が溢れ出てしまいます。

(いや、説明したよね? 直前の授業で、耳にタコができるくらい言ったよね? 何でそれを忘れてるの……? 数値変えただけなのに、何で解いてくれないの? サービス問題のつもりだったのに……!)

学生時代であれば、「提出物や平常点で少しオマケしてあげる」なんていう先生の優しさで救われることもあったかもしれません。でも、社会に出て挑む資格試験にそんな救済措置はありません。ましてや国家試験である電験三種において、「毎週仕事帰りに頑張ってルミテクスの研修室に通っていたから、あと5点足りないけど合格!」なんていう奇跡は絶対に起きないのです。


それでも、明日への一歩を支えたいから

気がつけば、どうやったら次の講義でみんなが楽しく、そして忘れないように数式を理解してもらえるかを考えていました。また来月から始まる週1回の講義に向けて、分かりやすい図解を入れた特製の補習プリントを作るための残業時間です。

冷めてしまったブラックコーヒーを一口啜りながら、ふと静まり返った研修室を見つめます。

確かに社会人の資格勉強は過酷です。日々の業務に追われ、クタクタになりながら貴重な時間を割いて受講している皆さんの大変さは痛いほどよく分かります。だからこそ、一度の月末テストの結果だけで諦めてほしくないのです。

今回間違えたその一問は、裏を返せば「本番前に自分の弱点に気づけた」ということ。本試験で盲点に引っかからないための、大切なステップです。

数式に苦しみながらも、毎月一歩ずつ前に進もうとする受講生の皆さんの努力は、決して無駄にはなりません。

来週、この補習プリントを配った時の皆さんの「あ、そういうことか!」という笑顔を楽しみに。

皆さんが「合格」という切符をその手で掴み取り、プロの技術者として大きく羽ばたいていけるよう、私も全力でサポートを続けます。さあ、新しい月も、もうひと踏ん張り一緒に頑張りましょうね。


――もしこの記事を読んで「社会人の勉強、応援したいな」と思ってくださったら、最後に優しく「スキ」を押していただけると、夜のプリント作りの大きな励みになります。


よければ、私の講義を見ていって下さい。

いつも取り上げていただき、ありがとうございます。


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