APIキーなしでnote投稿を半自動化してみた
「記事を書きたい」という気持ちはある。
でも、いざ投稿しようとすると、調べる、構成を作る、本文を書く、タイトルを決める、タグを整える、noteに貼る、公開前に見直す……という細かい作業がどんどん積み上がる。
気づくと、書く前に疲れている。
そこで今回は、APIキーなしでどこまでnote投稿を半自動化できるのかを試してみた。結論から言うと、完全自動投稿までは目指さない方がいい。けれど、下書き作成から投稿直前の準備まではかなり軽くできる。
今回の分担はこうした。
- Codex: 調査、構成作成、投稿直前データの整理
- Claude Code: 本文の下書き作成
- 人間: 最終確認と公開ボタン
## まず前提: noteには公開投稿APIがない
最初に確認したのは、noteに公式の投稿APIがあるかどうかだった。
note公式ヘルプでは、現在noteが公式で公開しているAPIはなく、今後の公開予定や可能性も現時点では未定と案内されている。つまり、外部プログラムから正規APIで記事を投稿する道は、少なくとも今の時点では用意されていない。
だから「APIで完全自動投稿」は今回のゴールから外した。
ここを無理に突破しようとすると、内部APIを勝手に叩くとか、画面操作を過剰に自動化するとか、だいぶ危ない方向に寄ってしまう。投稿は発信者の責任が乗る場所なので、最後の公開確認だけは人間が持つ方が健全だと思う。
## じゃあ何を自動化するのか
完全自動公開が無理でも、投稿前の面倒な作業はかなり分解できる。
今回やったのはこの流れ。
1. テーマと狙いを決める
2. Codexが調査メモと執筆ブリーフを作る
3. Claude Codeがブリーフを読んで本文を書く
4. Codexが本文をnote向けに整える
5. Markdownと投稿ログをローカルに保存する
6. 必要ならnote画面へタイトル・本文・タグを入れる
7. 最後に人間が確認して公開する
つまり、AIに任せるのは「作る」と「整える」と「運ぶ」の部分。
人間が見るのは「本当に出していいか」の部分。
この分け方にすると、怖さがだいぶ減る。
## Codexに任せるところ
Codexには、まず調査と作業整理を任せる。
今回なら「AIでnote投稿を半自動化する話」「APIキーなしでどこまでできるか」というテーマから、note公式ヘルプを確認し、公開APIがないことを前提にした構成を作る。
そのうえで、Claude Codeに渡すための `research-brief.md` と `claude-prompt.md` を作る。
ここが地味に効く。いきなりClaude Codeに「記事書いて」と投げるより、先に材料と制約を固めた方が、下書きの方向がぶれにくい。
## Claude Codeに任せるところ
Claude Codeには、実際の本文下書きを書かせる。
ブラウザではなくローカルのターミナルで動くので、プロジェクト内のファイルを読み書きできる。今回の構造では、Claude Codeに `research-brief.md` を読ませて、`draft.md` を作らせる。
ここで大事なのは、Claude Codeにいきなり投稿させないこと。
下書きをファイルとして残すだけにする。そうすれば、あとからCodexでも人間でも読めるし、差し替えもできる。失敗しても、公開事故にはならない。
## Codexに戻して投稿直前まで整える
Claude Codeが書いた `draft.md` は、そのままだと「ただのMarkdown」だ。
そこでCodex側に戻して、投稿用のデータに変換する。
具体的には、記事タイトル、本文、タグ、カテゴリをローカルの記事DBに保存し、note用のMarkdownとJSONを書き出す。これで、投稿直前セットとして保管できる。
さらに必要なら、既存のnote自動入力ツールを使って、noteの編集画面にタイトル・本文・タグを入れるところまで進められる。
ただし、公開ボタンは押さない。
ここはかなり大事だと思っている。AIが作った文章には、言いすぎ、事実の混入、URLの間違い、文体の違和感が普通に起こる。最後に人間が読む場所を残すことで、便利さと責任のバランスが取れる。
## 実際にできたこと
今回の仕組みでできたのは、だいたいここまで。
- テーマから調査ブリーフを作る
- Claude Codeに下書きを書かせる
- 下書きをMarkdownで保存する
- Codex側でnote向けデータに変換する
- 投稿ログを残す
- note画面への入力手前まで進める
逆に、やらないと決めたこともある。
- noteの公開ボタンを自動で押す
- 公式でない投稿APIを探して使う
- 事実確認なしでAI文章をそのまま公開する
この線引きは、かなり現実的だった。
「全自動で稼働する夢の装置」ではないけれど、「記事を書くまでの腰の重さを減らす道具」としては十分使える。
## どこまで楽になるか
一番大きいのは、白紙から始めなくてよくなることだった。
テーマを投げれば、調査メモ、構成、下書き、投稿用ファイルまで流れる。人間がやるのは、最後に読んで「これは自分の発信として出せるか」を判断すること。
毎回ゼロから組み立てるより、かなり楽だ。
しかも、途中のファイルが全部残る。あとから直せる。別の記事に転用できる。失敗した下書きも、素材として回収できる。
この「途中が残る」感じが、半自動化のいいところだと思う。
## まとめ
APIキーなしでも、note投稿の半自動化はできる。
ただし、できるのは「公開」そのものではなく、「公開直前までの準備」を軽くすることだ。
Codexが調べて整える。Claude Codeが書く。Codexが投稿用にまとめる。人間が最後に読む。
この分担なら、発信の責任を手放さずに、作業の重さだけをかなり減らせる。
完全自動化よりも、ちょっと人間が残っている半自動化の方が、今のnote運用には合っている気がする。
## 出典・参考
出典: noteヘルプセンター
記事: noteが公式で公開しているAPIはありますか?
URL: https://www.help-note.com/hc/ja/articles/46643492548121-note%E3%81%8C%E5%85%AC%E5%BC%8F%E3%81%A7%E5%85%AC%E9%96%8B%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8BAPI%E3%81%AF%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%81%8B
出典: note ご利用規約
URL: https://terms.help-note.com/hc/ja/articles/44943817565465-note-%E3%81%94%E5%88%A9%E7%94%A8%E8%A6%8F%E7%B4%84
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