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表現するって、やめられない。

活動なんて、語ることは特にない。
私は、つまらない人間だ──そう思った時期もある。

けれど、今もこうしてキーボードを叩いている。


私は中高と演劇部にいた。
運動部に入りたくない生徒たちが、とりあえず入るような部だった(偏見だけどだいたい正しい)。

顧問の先生は妙に多くて、中学では20人弱に対して3人、高校では5人に対して2人。
保育士の配置基準かよ、って今では思う。

演劇部は、決して強豪ではなかった。
それでも読み合わせをして、発声練習して、たまに走って、たまにサボってお菓子食べて。
まあ、そんな部活だったけど──楽しかったんだと思う。


大学ではサークルには入らなかった。
でも「身体表現ゼミ」なるものに所属していた。
OBやOGたちが集まり、社会に出たかどうかも曖昧な人たちが、真剣に表現について語っていた。
熱意だけは本物だったと思う。

卒業制作では一人芝居をやった。
台本は自作、でも完成したのは本番2日前。
まじで笑えない。

朗読劇スタイルだったので、台本は『電車男』の中身をくり抜いて、ページにセリフを貼った。
100円で買った文庫本が、私の相棒になった。

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出来は拙く、評価なんてされないだろうと思っていた。
けれど、見てくれた誰かが言った。
「本当の表現を見た」──って。

嬉しかった。怖かった。信じられなかった。
だけど、今でも忘れてない。


社会人になって、演劇部だったことなんてほとんど話題にもしない。
けれど私はまだ、こうして言葉を書いている。
身体表現は、文章表現に変わっただけなのかもしれない。

それでも私は、表現することをやめられない。

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