「これ、何に見える?」——笑いが止まらなくなった自己紹介“What Does This Look Like?” — The Self-Introduction That Had Everyone Laughing
自己紹介の授業で、学生たちに自分の好きなものを表してもらいました。
ただし、ルールがあります。
言葉やセンテンスを書くのはNG。
使っていいのは、アイコン、絵、記号だけ。
それをみんなに見せて、
「これは何だろう?」
「何が好きなのかな?」
と、想像して、Guessしていきます。
最初から答えを言わないので、自然とみんなが参加します。
「猫?」
「音楽?」
「旅行?」
と、見たものから自由に予想します。
そして正解が分かったら、今度はそこから質問です。
「何でそれが好きなの?」
「いつから?」
「何がきっかけで?」
「私も好き!」
質問はどんどん増えていきます。
一人が答えると、そこからまた別の質問が出てくる。
共通点が見つかると、さらに会話が弾みます。
そんな自己紹介の途中でした。
ある学生が描いた動物の絵を、みんなで見ていました。
ところが、その絵がなかなか難しい。
どう転んでも、私には猫にしか見えません。
学生たちも、
「猫?」
「ブタ?」
と、いろいろ予想します。
でも、なかなか当たりません。
すると、一人の学生だけが突然、
「犬!」
と言いました。
なんと、正解。
描いた本人は大喜び!
そして、したり顔で、
「ほら!犬に見えるでしょ!」
という感じ。
すると、ほかの学生たちから、すぐさまツッコミが入りました。
「見えない!」
その瞬間、教室は笑いの渦。
たった一人だけ「犬!」と当てたこともおもしろい。
それ以上に、描いた本人が「ちゃんと犬に見えるでしょ」と得意そうにしているのに、
みんなから即座に「見えない!」と言われたのがおかしくて、みんなで大笑いしました。
でも、この活動は、ただ絵を当てるゲームではありません。
答えが分かったところから、
「どうして好きなの?」
「いつから?」
「何がきっかけ?」
と、会話が始まります。
言葉やセンテンスを書いて自己紹介を完成させてしまうのではなく、あえて絵や記号だけにする。
だから、見ている側は想像します。
そして、聞きたくなります。
「これ何?」
「どういう意味?」
「なんで好きなの?」
その「知りたい」が、次の質問につながっていきます。
一人が話して終わる自己紹介ではなく、みんなで想像して、当てて、笑って、質問して、また話す。
楽しみながら、その人のことを少しずつ知っていく。
私は、こういう自己紹介の時間が好きです。
それにしても——
どう見ても犬には見えなかった、あの絵。
たった一人だけ、
「犬!」
と当てた学生。
そして得意そうな本人に、みんなが一斉に、
「見えない!」
あの瞬間の笑いは、今でも印象に残っています。
みなさんなら、言葉を使わずに「自分の好きなもの」を表すとしたら、どんなアイコンや絵を描きますか?
