便利じゃないことだらけの海外で、いちばん生きてる感じがした
海外にいると、
日本では足りていたものが足りなくなる。
電波が弱い。
バスが来ない。
エアコンがない。
調べても、すぐ答えが出ない。
最初は、ただ不便です。
正直、かなりめんどうです。
でも、
不便の中でしか
見えないものがある。
知らないことだらけなのに、
その状態そのものが少し楽しくなる。
海外で変わったのは、
生活の快適さではなく、
快適じゃない時間の見方でした。
不便は、敵じゃなかった
日本にいると、
不便はすぐに解決すべきものです。
つながらないなら、つなげる。
来ないなら、確認する。
暑いなら、冷やす。
止まっている時間は、
だいたいストレスになる。
でも海外では、
そう簡単に片づかない場面があります。
待つしかない。
その場にいるしかない。
今日は、諦めるしかない。
最初はイライラしました。
でも、
その時間の中で
火のあたたかさとか、
誰かとの会話とか、
自分の呼吸の遅さみたいなものが
急に濃くなることがある。
便利さはすごい。
でも、
便利さが感覚を薄くすることもある。
不便は悪じゃない。
感覚を取り戻すための
余白になることもあるって気づいた。
話す相手がいない時間は、意外と贅沢でした
海外では、
ひとりで黙っている時間が増えます。
朝の静けさ。
カフェの沈黙。
ホテルの部屋に戻ったあとの無音。
昔の僕は、
“誰かといること”のほうが
安心だと思っていました。
でも海外では逆でした。
誰とも話していない時間に、
妙に整う日があった。
会話がない。
予定もない。
ただ、静か。
その静けさの中で、
僕はようやく
自分が疲れていたことや、
無理に元気にしていたことに気づく。
ひとりの時間は、
さみしさではありませんでした。
回復でした。
誰かといないと
安心できないと思っていた僕にとって、
これは大きな発見でした。
「知らない」を楽しめると、世界は急に広くなる
海外では、
読めないものばかりです。
使い方がわからない。
メニューが読めない。
何が正解か、すぐには判断できない。
日本にいたときの僕は、
知らないことを減らすほうに
ずっと力を使っていました。
でも海外では、
知らないことをゼロにはできない。
だったら、
怖がるより面白がったほうが早い。
何これ。
どういう意味。
食べてみよう。
行ってみよう。
そうやっているうちに、
完璧にわかっている状態より、
わからないまま進んでいる状態のほうが
ずっと生きている感じがすると気づきました。
世界がおもしろいのは、
全部が読めるからじゃない。
読めないものが残っているからです。
まとめ
海外で僕が手に入れたのは、
便利さではありませんでした。
不便を嫌いすぎない感覚。
ひとりの静けさを怖がらない感覚。
知らないことを面白がる感覚。
この3つでした。
たぶん、生きやすさは
何でもそろっている場所でだけ
生まれるわけじゃない。
むしろ、
足りない中で
自分の感覚がはっきりしてくることがある。
海外で僕は、
快適な自分より、
不便の中でも
機嫌を取り戻せる自分のほうが
信頼できると思うようになりました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
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