🕉仏教とキリスト教✝️
※画像お借りしました。
以前投稿した「アブラハムの宗教」に続く記事です。
同じ世界三大宗教であるキリスト教と仏教。キリスト教はイスラエルで生まれ、仏教はインドで生まれました。だから共通点なんて少ないんじゃない?と思うのですが、調べていくと意外な共通点が出てきます。

🕉仏教とは?
⋯前6世紀ごろ、バラモン教にかわる新宗教として北インドでガウタマ=シッダールタによって始められた。前3世紀マウリヤ朝のアショーカ王、後2世紀のクシャーナ朝カニシカ王による保護によって隆盛。出家者の悟りを主とした初期仏教から、次第に信者の救済を目指す大乘仏教が生まれ、中央アジアを経て中国に伝えられた。初期仏教を継承した上座部仏教は南インドから東南アジアに伝播した。インドでは4世紀のグプタ朝時代に仏教文化が隆盛したが、民衆間ではヒンドゥー教と競合した。11世紀以降イスラム教が伝えられ、仏教は次第に衰え、13世紀初頭にはインドではほぼ消滅した。しかし東アジア、東南アジアでは文化の基盤として浸透し、現在も世界宗教として続いている。
🕉ブッダ/ガウタマ・シッダールタ、釈迦
「ただ非難されるだけの人、ただ賞賛されるだけの人は、過去にもなかったし、未来もないだろう。現在にもいない」「掃除は心の塵を払う」「心は動揺し、ざわめき、護り難い。英知ある人はこれを直くする_弓師が矢の弦を直くするように」
⋯前5世紀、現ウッタル・プラデーシュ州北東部地域にあったコーサラ王国を治めるシャカ族の王子。シッダールタは「目的を達成した者」という意味だが、これは生まれながらの名である。彼の誕生に立ち会ったアジタ仙が占いにより「将来世界を統治する帝王となるか人類を救う仏陀になる」という結果を予見し名付けた。父シュッドーダナ母マーヤー。シッダールタは彼女の右の脇腹から生、すぐに7歩歩んだ後に天地を指して「天上天下唯我独尊」と宣言した。しかしマーヤーは産後まもなく没。その後夫人の妹マハー・プラジャパティーが王妃となり、ゴータマの継母となった。手塩にかけ大切に育てられ王宮内の家臣や召使にも恵まれた生活をしていたが、外界はそうではなかった。釈迦は四門出遊、すなわち王宮を出て四つの門で病人・老人・死者・修行者の姿を目の当たりにし世の無常について更に深く思いつめるようになる。もともと内気な性格であった彼に対し父王は、クシャトリア階級の王子として世俗における生活に留まって欲しいと考え美女をはべらせたり賑やかな音楽を奏でさせたりもしたがあまり効果はなかった。ヤショーダラーと結婚し子ラーフラをもうけた彼は、とうとう出家に踏み切ることになった。子を産んではならないと度々説法しており、何か思うところがあったのだろう。
彼は目的を達成するまでは実家には戻らないと決め、従者をも帰らせ一人で修行の旅路を進んだ。しかし当時の宗教者・修行者・聖者達の説く教えや修行はゴータマを満足させなかった。息止めや断食などの苦行も究めたが、究極の悟りには無益と判断。そしてスジャータという娘から粥をもらって食し苦行で失われた体力を回復した彼は新しい道を模索する。ブッダガヤと呼ばれる土地で菩提樹の下に座して瞑想をはじめた彼は真理を悟り、仏陀(悟った人)となった。
悟りを開いた彼は新しい宗教である仏教。本人にとっては過去の聖者(過去七仏など)も体得したところの真理(ダルマ)を人々に説き始める。
彼の教えを拒絶する人もいたが他宗教の聖者や権力者にも改宗者・帰依者を輩出し、かつての継母や妻・息子も仏教徒となった。このようにして仏教徒の共同体と修行者のつどいであるサンガは拡大していった。しかし実家である釈迦族は、ヴィドゥーダバ王によって(理由としては身から出た錆ではあるが)滅ぼされてしまう。80の時にチュンダという信徒がもてなした食べ物にあたってしまう。チュンダを責めないよう弟子たちに言い聞かせ最後の説法をした後没。葬儀の後に残されたゴータマの遺骨/仏舎利は八つに配分され火葬で残った遺灰とあわせ、十のストゥーパ/仏塔にまつられた
(手塚治虫のブッダ、法句経ほっく/ダンマパダ⋯釈迦の直言を記した原始経典
〇釈迦の思想⋯輪廻転生を説き、そこからの脱出(解脱)を説く。ここまでは一般的な印宗教と同じだがブラフマンとアートマン(真の自己との同一性を悟ることで行う)というバラモンの教えとは異なり、不変不滅のアートマンの存在を認めない立場をとった。「アートマンは存在しない」という言い方こそしなかったものの、『梵網経』では当時の修行者・バラモンたちの間に流布していた様々なアートマン論をあげ解脱をもたらさないものと否定。この時点での釈迦のスタンスを「非我」といい、大乗仏教の時代になると強調されて「無我」という呼び名になった
☸️法輪
⋯仏教の教えを表すシンボル。転輪聖王の宝輪にたとえられ、釈迦の説法が迷いや悪を打ち破る様子を表している。卍とともに仏教の象徴として使われ、インド国旗にも描かれている。
🕉オーム
⋯バラモン教など印宗教で使われる呪文。少林寺にも受け継がれている。漢字だと唵オン。(ゲ謎
★部派仏教
⋯前250年ごろ、保守派の上座部と革新派の大衆部の分裂がはっきりするようになり「根本分裂」といわれている。この後、紀元前後の頃までの約250年間に両派はさらにこまかい分裂を繰り返し、大衆部は一説部、説出世部などの8部に分裂し、上座部も説一切有部、雪山部など11部に分裂。これらの多くの部派に分裂していた時期の仏教を部派仏教という。
★大乗仏教/梵語でマハーヤーナ
⋯大きな乗り物、北伝仏教。シャカの初期仏教から派生した部派仏教、独自の経典を持つ。阿含経アーガマ。大品般若経では阿含経のみの信仰を魔事とよんで非難。ハードな行や難解な教理。能力に応じて幅広いニーズに応える。起源は不明。釈迦の思想、初期仏教の「心を完璧に鎮めれば悟り」に疑問を持った層から誕生したとされる。中世〜近世以降に儒教が広まると大きく衰退。20世紀には共産主義の影響でチベットの大乗仏教も滅亡。20世紀後半、禅が世界的に注目されてから、大乗仏教が復興する
★上座部仏教テーラワーダ/小乗仏教
⋯原始仏教から分裂。上座とは教団内の指導的な長老を意味する。阿含経のみを重視する教派は小乗仏教と揶揄される。奈良・南都六宗は比叡山延暦寺から見て小乗と言われた。悟りを開いた者のみが救われる。僧侶は妻帯禁止。托鉢のみ。上座部仏教はマウリヤ朝のアショーカ王によって保護され、その王子マヒンダによってスリランカに伝えられて発展し、そこから東南亜各地に伝えられ、現在も泰や緬で行われている。スリランカから東南亜に広がった上座部仏教は南伝仏教と言われ、またその仏典はパーリ語で書かれているので、パーリ仏教とも言われている。
〇キリスト教との共通点
❶偶像
⋯旧約聖書に登場するアシェラ像は「阿修羅」の原型ではないかとされています。
❷覚悟
キリスト教ではキリストに忠誠を誓い、十字架を背負う覚悟が求められ、仏教では自己の欲望を捨て、厳しい修行を続ける覚悟が求められます。
❸倫理観
キリスト教と仏教は、殺生や盗みといった行為を禁じる共通の倫理観を持っています。
❹信
キリスト教ではイエスの贖罪を信じることで救済を得ると考えられており、仏教では釈迦の教えを信じ、修行を行うことで悟りを開くと考えられています。
❺迫害
宗教である以上、迫害は避けられません。21世紀の現在でも、クリスチャンや仏教徒の中で迫害を受けている人は多々います。逆に、クリスチャンや仏教徒が迫害の加害者になっているケースもあります/ユダヤ人差別、ロヒンギャ差別等。
日本において仏教と神道は大きな力を持っている。日本にキリスト教を根付かせるには、こういった他宗教の事も知っておかなければならないのです。
ローザンヌ誓約では他宗教との対話が禁じられており、なかなか難しい問題ではあるのですが⋯。
私個人の見解ですが、仏教の禅には興味があります。道元師が影響を受けたという「典座の修行」には感銘を受けました。禅から生まれたマインドフルネスも、適度にやれば良いリラックスになります。
また、良寛さんの様な人々に親しまれたお坊さんも見習いたいと思っています。宗教がどうとか以前に、人としてどうあるべきか。良寛さんは理想的な人物像だと感じます。
仏教とキリスト教は考え方は異なれど、同じく人間をより良いものにしようとしています。宗教多元論が唱えられる世の中、仏教とキリスト教との価値観はよく考えなければなりません。
〇参考
★ピクシブ大百科
★世界史の窓
★法然とキリスト
★Google検索のAI
★Wikipedia(ヨーロッパの仏教、仏教とキリスト教
