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1年間のPoCはうまくいかなかった。非エンジニアのPR会社が、Claude Codeに行き着くまで

正直に言うと、最初からうまくいったことは一つもなく、いつも遠回りしてきました。

2024年ごろから、リリースや報道資料といった資料作成、調査設計、PRワードの開発を自動化するツールのPoCを、1年ほど進めていました。ここで壁にぶつかりました。アウトプットをうまくコントロールできない状態が、ずっと続いていたのです。

PoCの中で見えてきたもの

このPoCが完全に無駄だったかというと、そうではありません。むしろ、進めば進むほどはっきり見えてきたことがあります。

PRの手法は、今この瞬間も激しく変化しています。そして、どんな課題にどう向き合うかは会社によってまったく違います。つまり、SaaS型のツールで一律に賄える部分と、企業や案件ごとが持つ課題にあわせて可変的な対応が必要な部分が分かれていて、しかも後者の「可変的に対応しなければならない部分」の方が、思っていたよりずっと大きかったのです。

ここに気づいたとき、「型を決め打ちしたツール」でこの仕事を効率化するのは、そもそも筋が悪いのではないかと思うようになりました。

エンジニア向けだと思っていたツールが、変わった瞬間

そのころ、Claude Codeが目覚ましいスピードで進化しているのは知っていました。ただ、正直に言うと最初は手を出せませんでした。コードが書けない自分たちには縁のない、エンジニア向けのツールだと思い込んでいたからです。

その印象が変わったのは、デスクトップアプリが登場したタイミングでした。試しに触ってみると、SaaS的に型化できる部分と、案件ごとの可変対応が必要な部分の両方を、同じ仕組みの中で扱えることが分かってきました。しかも毎日、必要に応じて改善できる。質の高いアウトプットを引き出せる場面もあれば、自分たちだけでは思いつかなかったアイデアの幅を広げてくれる場面もありました。

ここまで来て、これはサービスとして形にできると判断しました。

何が変わったか

作業時間を厳密に計測していたわけではありません。ですが、変化を一番強く感じるのは、情報収集・分析の精度と、そこから広がるアイデアの幅です。型として蓄積できる情報が増えるほど、アイデアの精度も上がっていく。これは効率化というより、私たち自身の学びに近い感覚です。

生産性の面で一番驚いたのは、調査設計とその後の分析です。調査は結果が事前に分からないので、まず仮説を立て、効果的な仮説のシナリオを組み立てるところから始まります。このシナリオのバリエーションは多いほど良いのですが、そのパターンをほぼ無数に出せるようになりました。

企画設計から集計・分析、リリース原案に落とし込むところまで、早ければ1日で完結することもあります。

まだ迷っている方へ

「うちには関係ない」と思っている経営者の方、広報・マーケティングの現場でツール選びに疲れている方に、まず伝えたいのはこれです。

私たちも、最初からうまくいっていたわけではありません。1年かけたPoCでもうまくいきませんでした。それでも、今はこうして使えるところまで来ています。
正直、まだ手探りの部分も多いです。ここから先、何がうまくいって、何でまたつまずいたかは、追ってこの場でお伝えしていこうと思います。



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