犬の呼吸が速いときはどうする?考えられる原因と緊急受診の目安
犬の呼吸がいつもより速いと、「暑いだけ?」「興奮している?」「心臓や肺の病気では?」と心配になることがあります。
犬は暑いときや運動後に、口を開けてハアハアと呼吸する「パンティング」によって体内の熱を逃がします。そのため、一時的に呼吸が速くなること自体は、必ずしも病気を意味しません。
一方、涼しい室内で安静にしているときや、眠っているときにも呼吸が速い場合は、心臓病、肺や気道の病気、胸の中に液体や空気がたまる病気、痛み、発熱、貧血などが隠れている可能性があります[1-4]。
特に、呼吸のたびに胸やお腹を大きく動かす、舌や歯ぐきの色がおかしい、横になれない、ぐったりしているなどの症状がある場合は緊急性があります。
この記事では、犬の呼吸数の測り方、呼吸が速くなる主な原因、自宅での対応、すぐに動物病院へ行くべき症状について解説します。
犬の「呼吸が速い」とは?
犬の呼吸が速い状態は、状況によって次のように分けて考えます。
パンティング
口を開けて舌を出し、浅く速く呼吸する状態です。
犬は人のように全身から大量の汗をかけないため、パンティングによって舌や気道の水分を蒸発させ、体内の熱を逃がします。
暑いとき、運動後、興奮時、緊張時などには、健康な犬でもパンティングがみられます。
頻呼吸
安静にしているにもかかわらず、通常より呼吸回数が多い状態を頻呼吸といいます。
医学的には「タキプネア」と呼ばれます。
口を閉じたままでも、胸が短い間隔で上下している場合があります。
呼吸困難
呼吸数が多いだけでなく、息を吸ったり吐いたりするために強い努力が必要な状態です。
医学的には「呼吸促迫」や「ディストレス」と表現されることがあります。
呼吸困難では、次のような様子がみられます。
お腹を大きく動かして呼吸する
胸とお腹が大きく上下する
首を伸ばして呼吸する
前足を広げて立つ
横になれない
口を開けたまま苦しそうに呼吸する
鼻の穴を大きく広げる
呼吸時に異常な音がする
舌や歯ぐきの色が変わる
呼吸困難は、呼吸数にかかわらず緊急性の高い状態です[1,2]。
犬の正常な呼吸数は何回?
落ち着いて休んでいる犬や、眠っている犬の呼吸数は、一般に1分間15~30回程度が目安です[3,4]。
ただし、犬によって普段の呼吸数には個体差があります。
次のような状況では、健康な犬でも呼吸数が増えます。
運動直後
暑い環境
興奮している
不安や恐怖を感じている
動物病院にいる
車で移動している
痛みがある
食後
夢を見ている
呼吸数を測る場合は、運動後や興奮時ではなく、涼しい部屋で十分に落ち着いているときに確認してください。
特に、犬が熟睡しているときの「睡眠時呼吸数」は、家庭で比較しやすい指標です。
犬の呼吸数の測り方
犬が眠っているとき、または静かに横になっているときに測ります。
測定方法
犬の胸やお腹の動きを観察する
胸が上がって下がるまでを1回と数える
30秒間数えて2倍する
可能であれば1分間そのまま数える
日付、時間、回数を記録する
例えば、30秒間に12回なら、1分間では24回です。
正しく測るためのポイント
次の状態では、正確な安静時呼吸数を測りにくくなります。
起きて周囲を見ている
パンティングしている
散歩や遊びの直後
室温が高い
音や来客に興奮している
体をなめている
夢を見て手足や顔を動かしている
測定中に犬が起きたり動いたりした場合は、再び眠ってから測り直しましょう。
呼吸数だけでなく、胸やお腹の動き、口が開いているか、咳があるかなども動画に残すと、診察時に役立ちます。
何回以上なら異常?
一般に、睡眠中または落ち着いた安静時に1分間30回を繰り返し超える場合は、呼吸数が増えている可能性があります[3-6]。
ただし、1回だけ31回だったという理由だけで、直ちに重い病気と判断することはできません。
次のような場合は、動物病院へ相談してください。
安静時に30回を超える状態が繰り返される
普段より明らかに増えている
数日かけて少しずつ増えている
40回以上が続く
咳や元気低下を伴う
心臓病や呼吸器疾患の治療中である
呼吸数が30回以下でも、呼吸に力が必要、舌の色がおかしい、ぐったりしているなどの異常があれば緊急受診が必要です。
「何回か」だけでなく、呼吸の仕方と全身状態を一緒に確認してください。
犬の呼吸が速くなる主な原因
暑さや運動
暑いときや運動後は、体温を下げるためにパンティングが増えます。
通常は、涼しい場所へ移動して休ませると、徐々に呼吸が落ち着きます。
ただし、次のような場合は熱中症の可能性があります。
涼しい場所へ移しても激しいパンティングが続く
よだれが多い
舌や歯ぐきが非常に赤い
ふらつく
嘔吐や下痢がある
ぐったりする
呼びかけへの反応がおかしい
けいれんする
倒れる
熱中症が疑われる場合は、冷却を開始しながら速やかに動物病院へ連絡してください。
興奮、不安、ストレス
来客、雷、花火、車移動、動物病院などへの不安によって、犬の呼吸が速くなることがあります。
ストレスによるパンティングでは、次のような行動を伴う場合があります。
落ち着きなく歩き回る
震える
あくびを繰り返す
唇や鼻をなめる
耳を後ろへ倒す
飼い主から離れない
隠れようとする
刺激がなくなり、落ち着くにつれて呼吸が戻る場合は、一時的なストレス反応の可能性があります。
しかし、ストレスだと思っていた呼吸の速さが、心臓病や呼吸器疾患によることもあります。
涼しく静かな場所でも落ち着かない場合は、受診を検討してください。
痛み
犬は痛みがあると、交感神経が刺激されて呼吸数や心拍数が増えることがあります。
次のような痛みでも呼吸が速くなる可能性があります。
関節や腰の痛み
腹痛
外傷
手術後の痛み
膵炎
胃拡張・胃捻転
排尿時の痛み
椎間板疾患
痛みがある犬では、次のような変化を伴うことがあります。
震える
背中を丸める
触られるのを嫌がる
落ち着かない
横になれない
食欲がない
動きたがらない
祈りのポーズをとる
鳴く、うなる
人用の鎮痛薬を犬に与えてはいけません。
犬では中毒を起こす薬があるため、動物病院へ相談してください。
発熱や感染症
発熱すると、体温を調節するために呼吸が速くなることがあります。
肺炎などの呼吸器感染症では、発熱と肺機能の低下の両方によって頻呼吸が起こる場合があります。
次のような症状を伴うことがあります。
元気がない
食欲がない
咳
鼻水
震え
体が熱く感じる
嘔吐や下痢
傷の腫れや膿
犬の体が熱く感じるだけでは、発熱かどうかを正確に判断できません。
自己判断で人用の解熱薬を与えず、動物病院を受診してください。
上部気道の病気
鼻、咽頭、喉頭、気管など、空気の通り道が狭くなると、呼吸が速く苦しそうになることがあります。
主な原因には次のものがあります。
短頭種気道症候群
喉頭麻痺
気管虚脱
鼻や喉の異物
腫瘍
炎症や腫れ
アレルギー反応
上部気道の異常では、次のような症状がみられることがあります。
ガーガー、ヒューヒューという音
いびきが急に強くなる
吸うときに大きな音がする
首を伸ばす
声が変わる
興奮や暑さで悪化する
舌や歯ぐきが青紫色になる
フレンチ・ブルドッグ、パグ、イングリッシュ・ブルドッグなどの短頭種は、もともと気道が狭く、暑さや興奮によって呼吸状態が急激に悪化することがあります。
肺や気管支の病気
肺や気管支に異常があると、酸素を取り込むために呼吸数が増えることがあります。
考えられる病気には次のものがあります。
肺炎
慢性気管支炎
誤嚥性肺炎
肺腫瘍
肺出血
肺血栓塞栓症
寄生虫疾患
非心原性肺水腫
咳、発熱、元気低下、運動を嫌がる、食欲低下などを伴う場合があります。
重症になると、浅く速い呼吸や呼吸困難がみられます。
心臓病と肺水腫
心臓の働きが低下すると、肺に液体がたまる「肺水腫」を起こすことがあります。
僧帽弁閉鎖不全症などの心臓病がある犬では、睡眠時・安静時呼吸数の増加が、うっ血性心不全の悪化を早期に示すことがあります[3-6]。
心臓病による呼吸異常では、次の症状を伴うことがあります。
安静時や睡眠中の呼吸数が増える
夜間に落ち着かない
横になると苦しそう
咳
運動を嫌がる
疲れやすい
失神する
食欲が低下する
お腹が膨らむ
心臓病の治療中で、獣医師から呼吸数を測るよう指示されている場合は、普段の数値と比較してください。
呼吸数が上がったからといって、自己判断で利尿薬を追加してはいけません。
かかりつけの動物病院へ連絡し、指示を受けてください。
胸水や気胸
肺の外側と胸壁の間にある胸腔へ、液体や空気がたまると、肺が十分に広がらなくなります。
液体がたまる状態を胸水、空気がたまる状態を気胸といいます。
原因には次のものがあります。
心臓病
腫瘍
感染
出血
乳び胸
交通事故や落下
肺や気道の損傷
胸水や気胸では、浅く速い呼吸になり、横になるのを嫌がることがあります。
重症の場合は、酸素投与や胸腔内の液体・空気を抜く緊急処置が必要です。
貧血
赤血球やヘモグロビンが減ると、血液が運べる酸素の量が低下します。
体は酸素不足を補うため、呼吸数や心拍数を増やすことがあります。
貧血では、次のような症状を伴う場合があります。
歯ぐきが白い
元気がない
疲れやすい
食欲がない
ふらつく
失神
黒い便
血尿
お腹が膨らむ
重度の貧血は緊急性があります。
歯ぐきが白く、呼吸が速い場合は、すぐに動物病院へ連絡してください。
代謝性疾患や中毒
体内の酸とアルカリのバランスが崩れると、それを補うために呼吸が速く深くなる場合があります。
例えば、次のような状態で呼吸異常が起こることがあります。
糖尿病性ケトアシドーシス
重い腎臓病
敗血症
ショック
中毒
重度の脱水
嘔吐、下痢、食欲不振、意識低下などを伴う場合は、速やかな診察が必要です。
肥満
肥満した犬では、胸やお腹についた脂肪が呼吸運動へ影響し、運動時やパンティング時に空気を吐き出しにくくなる可能性があります[7,8]。
肥満犬を対象にした研究では、体重増加によって安静時の呼吸数が増加し、気道の反応性にも変化がみられました[8]。
肥満は呼吸を速くする唯一の原因とは限りませんが、心臓病、関節疾患、暑さへの弱さなどを悪化させる要因になります。
「太っているから息が速い」と決めつけず、心肺疾患がないかを確認したうえで、適切な体重管理を行いましょう。
薬の影響
一部の薬では、副作用としてパンティングが増えることがあります。
代表的なものには、ステロイド薬などがあります。
ただし、薬を飲み始めてから呼吸が速くなった場合も、薬の副作用とは限りません。
病気そのものが悪化している可能性もあるため、自己判断で薬を中止せず、処方した獣医師へ連絡してください。
呼吸が速いときに自宅で確認すること
犬の呼吸が速いと気づいたら、まず次の項目を確認します。
直前の状況
運動したか
暑い場所にいたか
興奮していたか
雷や花火などの刺激があったか
痛がる出来事があったか
新しい薬を使用したか
誤食や中毒の可能性があるか
呼吸の状態
口を開けているか
胸やお腹を大きく動かしているか
首を伸ばしているか
呼吸音がするか
片方だけ胸の動きがおかしくないか
横になれるか
呼吸数は何回か
全身の状態
意識ははっきりしているか
呼びかけに反応するか
舌や歯ぐきの色
咳や吐き気の有無
元気や食欲
体の痛み
お腹の膨らみ
出血の有無
ふらつきや失神
動画を撮影できる場合は、犬を刺激しない距離から30秒~1分程度撮影してください。
動画は診察時の重要な情報になります。
呼吸が速いときの対応
涼しく静かな場所へ移す
暑さ、運動、興奮が原因と思われる場合は、冷房の効いた静かな部屋へ移します。
首輪や衣服、きついハーネスは緩めるか外してください。
犬が自分で楽な姿勢を選べるようにします。
興奮させない
呼吸が苦しい犬を歩かせたり、何度も抱き上げたりすると、酸素消費量が増えて状態が悪化することがあります。
静かに声をかけ、刺激を減らしてください。
移動が必要な場合は、可能であれば抱っこや平らな板、クレートなどを利用し、歩かせる距離を減らします。
口へ無理に物を入れない
呼吸が苦しい犬へ、水、食べ物、薬を無理に飲ませてはいけません。
誤嚥する危険があります。
また、呼吸困難の犬へ口輪を装着すると、パンティングや呼吸を妨げる可能性があります。
安全上どうしても必要な場合を除き、自己判断で口を閉じないでください。
動物病院へ電話する
緊急性が疑われる場合は、移動前に動物病院へ連絡します。
次の情報を伝えましょう。
犬種、年齢、体重
呼吸数
いつから速いか
舌や歯ぐきの色
呼吸に力が必要か
咳、嘔吐、失神などの有無
心臓病や呼吸器疾患の既往
服用中の薬
暑さ、運動、外傷、誤食の可能性
病院側が酸素や緊急処置を準備できる場合があります。
すぐに救急受診したい症状
次の症状がひとつでもある場合は、呼吸数を何度も測って様子を見るのではなく、直ちに動物病院へ連絡してください。
舌や歯ぐきが青紫色、灰色、白色
呼吸のたびにお腹を大きく動かす
首を伸ばし、前足を広げて呼吸する
口を開けたまま苦しそうに呼吸する
横になれない
急に呼吸が速くなった
呼吸音が大きい
意識がぼんやりしている
ぐったりしている
ふらつく
失神した
けいれんしている
血を吐いた、または血をせき込んだ
胸や腹部を強く打った
お腹が急に膨らんだ
吐こうとしても何も出ない
アレルギーによる顔や喉の腫れが疑われる
熱中症が疑われる
青紫色の粘膜は酸素不足、白い粘膜は重度の貧血やショックなどを示す可能性があります。
いずれも緊急性の高い変化です。
動物病院ではどのような検査をする?
呼吸が苦しい犬では、検査より先に酸素投与や鎮静などの安定化処置を行う場合があります。
無理に保定すると状態が悪化する可能性があるため、獣医師は犬の呼吸状態を見ながら検査の順番を判断します。
主な検査には次のものがあります。
視診、聴診、触診
体温測定
血液検査
血液ガス検査
パルスオキシメーターによる酸素飽和度測定
胸部レントゲン検査
胸部超音波検査
心臓超音波検査
心電図検査
血圧測定
気道や鼻腔の検査
CT検査
胸水や細胞の検査
犬の状態が不安定な場合は、胸部レントゲン撮影をすぐに行わず、酸素室で安静にすることもあります。
心臓病の犬は毎日呼吸数を測るべき?
僧帽弁閉鎖不全症などの心臓病がある犬では、獣医師から睡眠時呼吸数の測定を勧められることがあります。
研究では、病状が安定している犬の睡眠時呼吸数は、多くの場合1分間30回未満でした[3-5]。
また、うっ血性心不全へ進行する犬では、安静時・睡眠時呼吸数の増加が比較的早い変化として現れることがあります[6]。
重要なのは、一度の数値よりも、その犬の普段の値からどの程度変化したかです。
報告する基準は病状によって異なるため、あらかじめかかりつけの獣医師へ確認してください。
よくある質問
Q. 寝ている犬の呼吸が速いのですが、夢を見ているだけですか?
夢を見ているときは、呼吸が一時的に速くなり、手足、まぶた、口元が動くことがあります。
数分で落ち着き、その後の睡眠時呼吸数が通常範囲であれば、夢に伴う変化の可能性があります。
しかし、睡眠中を通して呼吸が速い、胸やお腹を大きく動かす、咳がある場合は、動物病院へ相談してください。
Q. 安静時呼吸数が31回でした。すぐ救急病院へ行くべきですか?
1回だけ31回で、犬が落ち着いており、呼吸努力やほかの症状がなければ、少し時間を置いて再測定できます。
ただし、30回を超える状態が続く、普段より明らかに多い、心臓病がある場合は、かかりつけの動物病院へ相談してください。
呼吸が苦しそう、粘膜の色がおかしい場合は、回数にかかわらず緊急です。
Q. 犬が口を開けて呼吸しています。暑いだけでしょうか?
暑さや運動による正常なパンティングの可能性はあります。
しかし、涼しい室内で休ませても改善しない、呼吸音がする、舌の色がおかしい、横になれない場合は、呼吸困難の可能性があります。
特に安静時の持続的な開口呼吸は、早急な診察が必要です。
Q. 咳はないのに心臓病の可能性がありますか?
あります。
心不全の犬では、咳より先に睡眠時呼吸数の増加、運動不耐性、落ち着かない睡眠などが現れる場合があります。
咳がないから心臓や肺に問題がないとは判断できません。
Q. 歯ぐきがピンクなら大丈夫ですか?
正常なピンク色は安心材料のひとつですが、それだけで重い病気を否定することはできません。
呼吸困難の初期には、粘膜の色が正常に見えることもあります。
呼吸努力、意識、姿勢、呼吸数などを総合して判断してください。
Q. 呼吸が速い犬に酸素缶を使ってもよいですか?
市販の酸素缶だけで、呼吸困難の犬へ十分かつ安定した濃度の酸素を供給することは困難です。
使用することで受診が遅れる方が危険です。
呼吸が苦しそうな場合は、刺激を減らして速やかに動物病院へ向かってください。
Q. 心臓病の薬を追加してもよいですか?
獣医師から事前に具体的な追加投薬の指示を受けている場合を除き、自己判断で追加しないでください。
呼吸が速い原因が肺水腫とは限らず、脱水、腎機能低下、胸水、肺炎などでは対応が異なります。
まず動物病院へ連絡してください。
Q. 短頭種は普段から呼吸が速くても仕方ありませんか?
短頭種では気道が狭く、いびきやパンティングが起こりやすい傾向があります。
しかし、「短頭種だから普通」と考えて呼吸異常を放置してはいけません。
以前より音が大きい、回復に時間がかかる、眠れない、舌の色が変わる場合は早めに受診してください。
まとめ
犬の呼吸が速くなる原因には、暑さや運動、興奮などの生理的なものから、心臓病、呼吸器疾患、痛み、発熱、貧血などの病的なものまであります。
落ち着いて休んでいる犬や、眠っている犬の呼吸数は、一般に1分間15~30回程度が目安です。
睡眠中または安静時に30回を繰り返し超える場合や、普段より増加している場合は、動物病院へ相談してください。
ただし、数字よりも次の症状を優先して判断します。
呼吸に強い力が必要
首を伸ばして呼吸している
横になれない
舌や歯ぐきが青紫色、灰色、白色
意識や反応がおかしい
ふらつく、失神する
急激に悪化した
これらがある場合は、呼吸数を測り続けず、すぐに動物病院へ連絡してください。
自宅でできることは、犬を涼しく静かな場所へ移し、興奮や運動を避け、呼吸を妨げる衣類や首輪を緩めることです。
水や薬を無理に飲ませたり、自己判断で薬を追加したりせず、可能であれば呼吸の動画を撮影して受診しましょう。
免責事項
本記事は、犬の呼吸に関する一般的な情報提供を目的としたものであり、獣医師による診断や治療に代わるものではありません。
呼吸数の正常範囲には個体差があり、気温、運動、興奮、痛み、薬などの影響を受けます。呼吸数だけで病気の有無や重症度を判断することはできません。
呼吸努力、開口呼吸、粘膜色の異常、意識低下、失神などがある場合は、速やかに動物病院または救急動物病院へ連絡してください。
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