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[1]犬にも人にも「絶対に怒らない」私が、愛犬から100%信頼されるようになった理由

愛犬との関係に悩んでいる方へ。 どうして言うことを聞いてくれないの!とか、またイライラして怒ってしまった……と、自分を責めていませんか?

はじめまして。すももです。

私は小さなシニア犬と20キロを超える大きめの犬と暮らしています。普段、犬たちと暮らす中で、しつけに関する悩みを持ったことがほとんどありません。

お散歩の途中で、他の飼い主さんからよくこんな風に声をかけられます。 「どうしてそんなにワンちゃんが落ち着いているんですか?」 「ドッグスクールに通ったんですか?」

そんな言葉をかけられると、私はいつも少し困ってしまいます。なぜなら、プロのトレーナーに頼んだこともなければ、特別な訓練をしたわけでもないからです。

私がやっていることは、「犬に対しても、人に対しても、絶対に感情的に怒らない」。 本当にこれだけなんです。

そんなことで犬が言うことを聞くはずがない。怒らなきゃナメられるだけだと思うかもしれません。でも、実は真逆です。怒るのをやめた瞬間から、犬との本当の信頼関係が静かに回り始めます

今回は、なぜ怒らないことが犬にとって最大のしつけになり、絶対的な絆を生むのか、私の日常のスタンスを交えてお話しします。

犬は空気を読んでいる

多くの飼い主さんが、犬が人間にとって好ましくない行動をしたときに「コラ!」「ダメでしょ!」と大声で怒ってしまいます。朝の忙しい時間や、疲れて帰ってきたときに部屋を荒らされていたりしたら、思わず感情が爆発してしまう気持ちは本当によく分かります。

でも、犬の目線になって考えてみてほしいのです。

犬は人間の言葉を100%理解して、「あぁ、ごめんなさい。散らかしたから飼い主は怒っているんだ、反省しよう」なんて思っていません。

犬が感じ取っているのは、言葉の意味ではなく、「イライラしたオーラ」「尖った鋭い声」「乱暴で荒い動き」です。

世界で一番信頼しているはずの飼い主、突然恐ろしい形相で大きな声を出しながらドカドカと近づいてくる。犬にとってどんなに恐ろしい瞬間でしょうか。

そんなとき、犬がペロッと舌を出したり、うつむいて目をそらしたり、お腹を見せたりするのは、反省しているのではありません。「お願いだから落ち着いて、これ以上怒らないで」という、恐怖からくる命がけのサイン(カーミングシグナル)です。

恐怖で支配された犬は、飼い主を大好きな相棒ではなく、いつキレるか分からない怖い猛獣として見るようになります。これでは、表面上は言うことを聞いたとしても、心からの信頼関係や安心感が生まれるはずがありません。

犬にとって最高のボスは、感情が常に一定な人

では、犬が本能的にこの人についていきたい!と命を預けるのは、どんな人間でしょうか。

それは、大声で支配する強い人ではなく、次に何を考えているか予測がつく、常に穏やかで動じない人です。

これは人間社会でも全く同じですよね。 職場の上司でも、その日の機嫌によって怒鳴ったり優しくなったりする人より、どんなトラブルが起きても「あぁ、大丈夫だよ。こうやって解決しよう」とフラットでいてくれる人の方が、圧倒的に信頼できるし、ついていきたくなるはずです。

犬にとっても、全く同じなんです。

私が犬に対しても、人に対しても怒らないのは、感情を無理に我慢しているからではありません。怒っても何も解決しないし、お互いにとって良いことが1ミリもないと知っているからです。

犬が粗相をしたり、お気に入りのスリッパをボロボロに噛み砕いていたとしても、私はイライラしません。それは、私にとって怒るような事件ではなく、ただそういう現象が起きただけだからです。

「あら、そんなところで出ちゃったね」「スリッパ、楽しかったんだね」

心の中でそう呟いて、感情を1ミリも挟まずに、ただ淡々と、スッと無言で片付けます。主人がオロオロともせず、怒りもせず、いつも通りの穏やかな空気のまま静かに処理を終える。その不動の姿を見て、犬は心底ホッとするのです。

「あぁ、この人の隣は、何があっても世界一安全だ」と。

ここから先は、私が犬に何かを伝えるとき、おやつの代わりに使っている「声のトーン」や「具体的な動きのルール」、そして、忙しい毎日の暮らしの中でどうやってイライラしない心のクッションを作るのかという、具体的な私なりの心の持ち方を詳しくお話ししていきます。

テクニック本を読んでノイローゼ気味になっている方、愛犬ともっと相思相愛になりたい方は、ぜひ少し肩の力を抜いて、お茶でも飲みながら続きを読んでみてください。

すもも


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