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[7]お気に入りの家具を噛まれてもショックを受けない、私の「先回り」の環境づくり

こんにちは、すももです。

私は小さなシニア犬と大きめの犬と暮らしています。普段、愛犬と暮らす中で、しつけに関する悩みを持ったことがほとんどありません。

そうお話しすると、おとなしい性格の犬なのでしょう?と思われるかもしれません。決してそうではありません。2匹ともパピーの頃は何でも口に入れて確かめたい盛りでしたし、いろいろなものをかじって壊されました。

多くの飼い主さんが抱える問題に、家具や壁を噛まれてボロボロにされてしまうというものがあります。お気に入りの家具をかじられたとき、ショックのあまり、犬を怒鳴りつけてしまう気持ちも理解できます。

けれど、私はショックを受けませんし、当然、犬を怒ることもありません。なぜなら、犬が怒られるような状況を最初から作らないための、徹底した先回りの環境づくりを部屋の中に施しているからです。

今回は、犬の行動を責めるのではなく、仕組みで解決する我が家の部屋づくりについてお話しさせてください。

噛むことは、犬にとっての「呼吸」と同じ

私は、犬が家具を噛むのは当たり前だと考えています。

私たちは手を使って物を触り、確かめたり、手を動かすことでストレスを発散しますが、犬たちは口と歯を使って行っています。特に歯が生え変わる時期のむずがゆさや、退屈な時間を紛らわせるため、あるいは噛む感触が心地いいという理由で、犬たちは目の前にあるものをかじります。

犬にとって家具を噛むという行為は、悪意のない自然な本能の現れです。彼らにとっては、呼吸をしたり、水を飲んだりするのと同じくらい当たり前のことなのです。

それなのに、人間側の「お気に入り」「高かったから」という都合だけで、本能のままに行動した犬を怒りつけるのは、理不尽だとは思いませんか?

犬に噛むなと命じるのは、人間に手を使うなと言っているようなものです。だから私は、犬の行動を変えるのではなく、噛まれて困るものを犬の届く世界に置かないという、仕組みで解決しています。

怒る必要をなくす、我が家の「先回り」の仕組み

我が家の犬たちがはリビングを自由に歩き回っています。そこに、噛まれて困る高級な家具は一つもありません。

たとえば、テーブルや椅子は買い替えを前提に安価なものにしています。パピー期などの噛みつきが激しい時期は、一時的に犬の口が届く部分に保護シートやガードを巻きつけて、物理的にガードしていました。

ソファは、シンプルで頑丈な構造のものを選んでいます。爪でガリガリとやって表面を傷つけたり、粗相や嘔吐をされてもいいように、丈夫なカバーをかけています。

ローテーブルや飾り棚、ラグやクッションなど、それがなくても生活ができるものを一時的になくし、パピー期が過ぎ、家具を噛まないことがわかってからリビングに戻しました。

このように、部屋全体のインテリアを犬がどこをどう噛んでも、人間の心も懐も痛まない状態に先回りして整えておいたのです。

大切な家具を噛まれたらどうしようとハラハラしながら犬を見張る毎日は、飼い主にとっても犬にとっても、大きなストレスです。最初から「どこを噛んでもOK」という環境を作ってしまえば、家の中にイライラの種が生まれること自体がなくなるのです。

「ダメ」の代わりに、本能を満たす選択肢を

いくらでも噛んでいいという正しい本能の出口と選択肢を、たくさん用意しておくことも重要です。

心ゆくまで噛んで楽しめ天然木の安全なおもちゃ、耐久性の高い知育玩具など、犬の興味をそそり、噛むという本能を満たすアイテムを複数用意することで、家具への興味は次第に薄れます。

家具を噛もうとしたとき、静かにその家具から犬を遠ざけ、こっちのほうがもっと楽しいよと、噛んでいいおもちゃをそっと差し出す。犬は「あ、こっちのほうが噛みごたえがあって面白いや」と、自然と自分の本能を満たす正しい対象を選んでくれるようになります。

犬の行動を力や言葉で禁止するのではなく、環境を整えて誘導してあげること。これこそが、しつけで悩まないための最大の秘訣です。

プロの飼い主として、仕組みで愛犬を守る

犬が何かを壊したとき、それは予測しきれなかった人間の責任だと思うのです。 犬のせいにせず、自分の仕組みの甘さを静かに受け入れ、対策を講じる。その淡々とした繰り返しが、結果として愛犬の安全を守ることにもつながります。万が一、家具の破片を誤飲してしまったら、大変なことになるからです。

ラグは洗えばいい。家具は守ればいい。

愛犬との限られた愛おしい時間の中で、インテリアの傷ひとつで険悪な空気になるなんて、本当にもったいないことです。

何があっても、私はあなたに怒らないという約束を守るために、今日も私は、愛犬たちの目線までグッと腰を落として、部屋の中に危険やイライラの種が転がっていないか、静かに先回りのチェックを続けています。

すもも


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