作家・土居豊の音楽批評コンプリート版・プロの物書き編「音楽ライターの仕事その2〜ミュージカル台本&楽曲解説・スターバトマーテル」
作家・土居豊の音楽批評コンプリート版・プロの物書き編
「音楽ライターの仕事その2〜ミュージカル台本&楽曲解説・スターバトマーテル」
※前段
「プロの音楽ライターの仕事〜演奏会パンフレットの楽曲解説・ドイツレクイエム」
(1)ミュージカルの台本構成の仕事
「きよくん基金」をご存知だろうか。
もう20年近く昔のことだが、知人の作曲家に頼まれて、チャリティ・ミュージカルのオリジナル作品の台本を書いた。これは作家としてのプロの仕事ではあるが、チャリティなのでノーギャラでやった(はずだ)。
以前、はるか昔に、ストリートプレイの台本を構成したことがあったのだが、それ以来の台本仕事で、なかなか苦労した。原作が実話で、主役の障がい児の母親が自ら制作に当たるミュージカルなので、とにかく原作のテーマを忠実に再現することに尽力した。
以下、過去記事で振り返ってみる。
↓
「ぽっかぽかコンサート」報告
《先日、NHKのニュースにも取り上げられていました。難病のお子さんを育てながら、我が子の病気について、少しでも世間の理解と支援を広げようという、母親のチャレンジについてです。
林さんは、息子の病気を題材に、母親自らオリジナルのミュージカルをつくっています。「きよくん基金」の趣旨に賛同された多くのプロミュージシャンやスタッフの協力を得て、公演を成功させようと努力なさっています。私の知人も、この公演に協力していますので、及ばずながら、この場でご案内をさせていただきたいと思います。ぜひ公演をご覧になってください。
※公演データ
『ぽっかぽかコンサート』
2007年2月18日(日)14時開演
宝塚ソリオホール(阪急宝塚駅下車すぐ)
大人1,200円(中学生以上)
子供 600円(ただし、小学生未満でお席が必要でない場合は無料)
第1部:クラシック名曲集+ポップンキッズコンサート
第2部:ミュージックプレイ「ザ・ヘッドギアマン」
キヨクンは完璧なロボットのはずだった。世紀の大発明のはずだった。でも、どうしてだろう?光や水玉模様やチェックを見てしまうと倒れたり、ガクガクしてしまう。直しても、直しても…。みんなに、からかわれるキヨクンだったが…
小さな子供から大人まで一緒に楽しめるミュージックプレイ
知人がスタッフで協力していたチャリティコンサートが、無事に終わりました。満席の会場に、暖かい拍手がわきおこっていました。難病のお子さんを育てる大変さは、想像するしかありません。でも、自己満足と言われるかもしれませんが、私たち一人ひとりが、出来ることを少しずつやるだけで、何かが変わるような気がしました。
実は、このミュージカルの台本は、私が構成しました。事情があって、ペンネームでやりましたが、なかなかうまく仕上がって、ほっとしました。》
ミュージカル台本は、なんとかうまくできたようだった。公演自体も大成功で、筆者は知人や、出演者たちから大いに感謝され、自己満足の気分にひたっていた。
蛇足だが、この公演に、筆者の子ども(まだ幼稚園の年齢だった)を連れて行った。難しいことは伝えず、ただ「ヘッドギアマン」というタイトルだけ教えて、その頃、子どもが好きだったヒーローショーみたいなものだと説明して、一緒に客席で観た。実際はヒーローショーではなかったのだが、子どもはおとなしく(あきらめて?)最後まで観ていてくれた。終演後、楽屋にも連れて行き、出演者たちに握手してもらって、子どもはまんざらでもなさそうだった。幼児の頃の話なので、もう本人は忘れているだろうが、何かの足しになっていたらいいと思う。まあ、親の自己満足なのだが。
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作家・土居豊の音楽批評コンプリート版・プロの物書き編
クラオタというよりフリーの音楽記者という観点から精力的に取材していった。だが、その成果を記事や本という形でものにするのはやはり困難で、クラ…
土居豊:作家・文芸ソムリエ。近刊 『司馬遼太郎『翔ぶが如く』読解 西郷隆盛という虚像』(関西学院大学出版会) https://www.amazon.co.jp/dp/4862832679/
