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楽譜作成ソフトは何を使えばいい?|ピアノ講師のためのアレンジ譜づくり入門

前回の記事の続きです。

前回は、私が作っている楽譜と、そのやり方についてお話ししました。
今日は、「作るハードルを下げるコツ」をお話しします。
 
「自分で楽譜を作るなんて、とても無理」——そう感じている先生は、きっと多いと思います。
でも実は、いくつかの思い込みを手放すだけで、ぐっとラクになります。
今日は、私がふだん意識している5つのコツをご紹介します。


♪1. コツ1 完璧な楽譜を目指さない

いちばん大切なのは、原曲そっくりに、全部の音を書き取ろうとしないこと。
まずは右手のメロディーと、左手の単音の伴奏だけ。
それだけで、一曲は立派に成立します。
物足りなければ、あとから足していけばいいのです。
最初から100点を目指さないことが、続けるいちばんのコツです。

♪2. コツ2 全部を採らず、「サビだけ」から始める

曲をまるごと耳コピーしようとすると、それだけで気が遠くなります。
でも、子どもがいちばん弾きたいのは、たいてい「テーマ」「サビ」で聞き覚えのあるところです。
だったら、まずはそのテーマやサビだけ。
いちばん盛り上がる、いちばん憧れの部分だけを取り出せば十分です。
一曲まるごと、と考えないだけで、驚くほど気持ちが軽くなります。

♪3. コツ3 弾きやすい調に、移してしまう

原曲のキーにこだわる必要は、まったくありません。
シャープやフラットが多い調は、そのまま「弾きやすい調」に移してしまいましょう。
黒鍵が減るだけで、生徒さんの負担はぐっと軽くなります。
「原曲と同じ高さでなければ」という思い込みも、手放して大丈夫です。

その反面、超初心者の場合、黒鍵が多くても問題ない場合もあります。
その場合は運指をしっかり指導して覚えてもらうことです。

♪4. コツ4 道具は、手書きでもかまわない

高価な楽譜作成ソフトがなくても始められます。
最初は、五線紙に手書きでも十分。
今は無料の楽譜作成アプリもありますから、慣れてきたら少しずつ使ってみるのもいいでしょう。
大切なのは、きれいに清書することより、その子が弾ける譜面を用意してあげることです。

ちなみに私はfinaleを長年使用し、今はDorico という楽譜作成ソフトを使用しています。
マスターするにはやはり膨大な時間がかかります。
ピアノ講師の方が楽譜作成のソフトを学ぶのには、時間がなく現実的ではないように思います。

でも、興味のある方は是非チャレンジしてみてください。
将来のことを考えると、楽譜制作ができること・スキルを身につけることは有意義なことかと思います。

そこまで自分にはできない、という方は、無料譜面作成ソフトは色々ありますので、まずはそこから一歩踏み出すのもいいかもしれません。

♪5. コツ5 ゼロから作らず、「引き算」から始める

まっさらな五線紙に向かうのが不安なら、市販の楽譜を「やさしくする」引き算から始めてみてください。
難しすぎる伴奏を単音にする、細かい音を省く、オクターブを下げる——。
ゼロから足していくより、あるものを削るほうが、ずっと気楽に取りかかれます。
慣れてきたら、自然とゼロから作れるようになっていきます。

♪6. まとめ

楽譜作りは、才能や高い技術がなくても始められます。
「完璧に」「全部を」「原曲通りに」——この3つの思い込みを手放すだけで、ハードルはぐっと下がります。
 
それでも「今はまだ、作る時間がない」「譜面アレンジはできない・不安」というときは、どうぞDolce Of Music-OriginalScores の楽譜を頼ってください。
そして少し余裕ができたら、サビのワンフレーズだけでも、作ってみてほしいのです。
生徒さんの「弾けた!」という笑顔は、その手間を、きっと何倍にもして返してくれます。
 
それでは次回からはなぜ音楽教室に発表会が必要なのかをテーマに記事を書いていきます。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました♪

☆弾きたい曲から始めるレッスンに役立つ楽譜を下記で公開しています。
「探しても見つからない」「作る時間がない」。
そんなとき、先生と生徒さんの助けになればと思っています。

♪Stores: 

♪Piascore:

♪Kokomu: 

「弾きたい曲に楽しく取り組める」「だから楽しく続けられる」
楽譜に対応するピアノロール動画もこちらからご覧いただけます。


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