ワイン好きに捧げるレシピ#2026番外編《和から洋へ!トランスフォーメーション・レシピのすすめ》
皆さん、ご無沙汰しております!
最近の私はというと、第二子妊娠と育児に追われ、のんびりnoteを楽しむ生活からはすっかり遠ざかっておりました...。
しかし、そんな多忙な日々の中でも、主婦にとって毎日の食事作りは欠かせないもの。
幼児でも食べやすいよう普段は和食中心の我が家ですが、やはりワインに合う洋食を作りたくなります。
だけど、手の込んだ料理を一から作る時間も気力もない!そんな、同じような状況に悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は前日に残った和食を使い、時短且つ簡単に洋食へ変化させるトランスフォーメーション・レシピをご紹介いたします。
1品目 - 牛すじ煮込みから本格キーマカレー -
昆布と一緒に、とろんとろんになるまで煮込んだ牛すじ煮込みは我が家の定番メニュー。

牛すじの豊富なコラーゲンは、長時間煮込むことによりゼラチンに変化。
その工程で濃厚な旨味が生まれ、さらに味噌、砂糖やみりん、醤油、酒とともに煮込むことでより一層のコクが得られた煮汁は、まさに旨味の塊と言っても過言ではありません。
そんな牛すじ煮込みは、同じく旨味が大きな要になるカレーと好相性!
煮汁と一緒に残った具材ごと使用すれば、時短且つカレールー要らずの美味しいキーマカレーが完成しますよ。
材料
にんにく 1片
ショウガ 1片
玉ねぎ 1個(約200g)
じゃがいも 1個(約100g)
にんじん 1/2個(約150g)
豚ひき肉 400g
サラダ油 大さじ2
Aクミン 大さじ1(※ホールの場合は粉砕)
Aコリアンダー 大さじ1(※ホールの場合は粉砕)
Aターメリック 小さじ3
Aカルダモン 小さじ1(※ホールの場合は粉砕)
Aチリペッパー 適量(※辛味はお好みで調整してください)
トマト 1個(約150g)
牛すじ煮込みの煮汁 150ml
塩 小さじ1/2〜1(※塩味はお好みで調整してください)
ご飯 適量
※分量:3~4人分
作り方
①にんにく・ショウガはすりおろし、玉ねぎ・にんじんは粗いみじん切りにする。トマトは、ヘタを取り除いてひと口大に切る。
②じゃがいもは皮を剥き約1.5cmの角切りにして塩茹で、または耐熱皿に入れ、ふんわりラップをかけて500wの電子レンジで約3分加熱する。
③フライパンにサラダ油をひいて加熱し、①のにんにく・ショウガを入れて炒める。香りが立ってきたら①の玉ねぎを加え、きつね色になるまで中火で加熱する。

④③に①のにんじんを加え、しんなりするまで炒める。さらに豚ひき肉を加え、ほぐしながら炒める。
⑤④の肉に焼き色がついたら②のじゃがいも・Aのスパイスをすべて加え、まんべんなく混ぜ合わせる。

⑥⑤に①の残りのトマト、牛すじ煮込みの煮汁(残っていたら具材ごと)を加え、まんべんなく混ぜ合わせる。沸騰したら弱火にして約10分煮込み、お皿にご飯を盛り付けてルーをかけたら完成!

味の決め手は、何といっても旨味爆弾のような牛すじの煮汁。豚肉だけとは思えない、濃厚な味わいに仕上がりますよ。

オススメのペアリングワイン
牛すじ肉&豚ひき肉の濃厚な脂と、複数のスパイスが含まれるこちらの芳醇なキーマカレーには、熟した果実味とスパイシーな風味を持つシラー(シラーズ)やマルベックのようなフルボディの赤ワインがピッタリ!
一方、強い辛味が魅力的なスパイスカレーには甘口ワイン、ココナッツミルクやシーフードを使用したカレーには、華やかでアロマティックな香りを持つリースリングやゲヴュルツトラミネールのようなフルーティーな白ワインがオススメですよ♪
2品目 - 煮豚からボロネーゼ -
ショウガ・ねぎとともにしっとり柔らかく茹でた煮豚は、子供達の大好物。

時間をかけてじっくり火入れすることで豚の塊肉から脂が溶け出し、コクのある濃厚な煮汁が完成します。
主に醤油、酒を使用するため意外や意外、牛肉・豚肉のラグー系パスタと見事に調和してくれます。
本来、パスタのラグーソースは1~2時間程煮込みますが、今回は煮込み時間を短縮したお手軽ボロネーゼをご紹介いたします。
材料
にんにく 1片
玉ねぎ 1/2個(約100g)
にんじん 1/3個(約80g)
セロリ 1/3個(約50g)
Aオリーブオイル 大さじ1/2
牛豚合い挽き肉 約200g
B塩 少々
B胡椒 適量
Bナツメグ 適量
Bオリーブオイル 大さじ1/2
赤ワイン 60ml
ホールトマト 200ml
煮豚の煮汁 60ml
ローリエ 1枚
ローズマリー 1枝
タリアテッレ 約160g
パルミジャーノチーズ 適量
Cオリーブオイル 適量
※分量:2人分
作り方
①にんにく・玉ねぎ・にんじん・セロリは、みじん切りにする。

②鍋にAのオリーブオイルをひいて加熱し、①のにんにくを入れて炒める。香りが立ってきたら①の残りをすべて加え、弱火にして約10分炒める。
③ボウルに牛豚合い挽き肉を入れ、Bの塩・胡椒・ナツメグを加え粘りが出るまでこねる。

④フライパンにBのオリーブオイルをひいて加熱し、③を入れて中火で粗めに潰しながら炒める。肉に火が通ったら赤ワインを加え、強火でアルコールを飛ばす。

⑤②の鍋に④・ホールトマト・煮豚の煮汁(煮豚はひと口大に切る)・ローリエ・ローズマリーをすべて加え、弱~中火で10~15分煮詰める。
⑥鍋に分量外の水を入れて沸騰させ、塩(水の約1%)・タリアテッレを加えてパッケージの表記より1~2分短く茹でる。
⑦⑥を湯切りして⑤のソースに加え、弱火にして全体になじませるように混ぜ合わせる(必要に応じて茹で汁を加えてください)。お皿に盛り付け、パルミジャーノチーズ・Cのオリーブオイルを回しかけたら完成!

ひき肉はあえて形を残すことで、食べ応えのある食感に。
そこにほろほろとした煮豚が加わることで、お肉好きの方も大満足の一皿が完成しますよ。

オススメのペアリングワイン
やはり、イタリア産ワインは外せません!
豚肉の豊かな脂・旨味に負けない果実味とタンニンを備えたネッビオーロやサンジョヴェーゼから造られる赤ワインは、間違いない組み合わせです。
また、ボロネーゼ発祥の地であるエミリア=ロマーニャ州で造られる赤のスパークリング、ランブルスコとの相性も秀逸です。
ランブルスコが持つ心地よい発泡と爽やかな酸味が、ボロネーゼのこってりとした味わいを軽やかにしてくれますよ♪
3品目 - 肉じゃがからアッシ・パルマンティエ -
おふくろの味の定番料理であり、老若男女から愛される肉じゃが。

振る舞った友人達から良くレシピを聞かれますが、我が家では干し椎茸の戻し汁に加え、醤油、砂糖、みりん、酒で仕上げています。
そんな日本の家庭料理の王道である肉じゃがを、フランスの家庭料理アッシ・パルマンティエへ華麗に変身させましょう♪
残ったじゃがいもを活用すれば茹でる必要はなく、すでに下味も付いているので手間が掛かるマッシュポテトもとっても簡単に作れますよ。
材料
肉じゃがのじゃがいも 約200g
バター 30g
A牛乳 30ml
A生クリーム 30ml
A胡椒 少々
牛ひき肉 約400g
B塩 ひとつまみ(約1g)
B胡椒 適量
オリーブオイル 大さじ1.5
にんにく 1片
玉ねぎ 1個(約200g)
にんじん 1個(約200g)
ローズマリー 1枝
Cトマトペースト 大さじ1
C小麦粉 大さじ1
赤ワイン 200ml
肉じゃがの煮汁 200ml
※分量:3~4人分
作り方
①肉じゃがのじゃがいもをボウルに入れ、マッシャーで潰す。
②鍋に①を入れ弱火で加熱しながら水分を飛ばす。少しずつバターを加え、混ぜ合わせる。
③別の鍋にAの牛乳・生クリームを入れて軽く温める(沸騰させないように気を付けてください)。

④③を2~3回に分けて②の鍋に加え、全体になじませるように混ぜ合わせる。残りのAをすべて加え、なめらかになるまで混ぜ合わせる。
⑤にんにく・玉ねぎ・にんじんは、みじん切りにする。
⑥フライパンにオリーブオイルをひいて加熱し、牛ひき肉・Bをすべて入れて中~強火で炒める。焼き色がついたら溶けだした脂は残したまま、一旦、フライパンから取り出しておく。
⑦⑥と同じフライパンに⑤のにんにくを入れて中火で加熱し、香りが立ってきたら⑤の残りの玉ねぎ・にんじんをすべて加え、しんなりするまで中火で炒める。

⑧⑦に⑥の牛ひき肉・ローズマリー・Cをすべて加え、中火で炒めながらまんべんなく混ぜ合わせる。
⑨⑧に赤ワインを加えて強火でアルコールを飛ばす。肉じゃがの煮汁(具材が残っている場合はみじん切りにする)を加えて中火で炒め、水分が飛んだら火を止める。

⑩耐熱皿に⑨を入れ、上に④を乗せる。スプーンの背でマッシュポテトに模様を付けて、200℃のオーブンで約20分焼いたら完成!

牛肉のジューシーな味わいに干し椎茸出汁の芳醇な旨味が加わり、マッシュポテトのクリーミーな口当たりと相まって、ワンランク上の仕上がりに。

オススメのペアリングワイン
マッシュポテトのクリーミーさと牛肉の濃厚な旨味には、やわらかな果実味とタンニンを持つピノ・ノワールのようなエレガント系の赤ワインを合わせることで、料理とワイン双方の味わいとボリュームを増幅させる効果が得られます。
一方で濃厚な油分を軽やかにしたいなら、引き締まった酸味を持つ白ワインがオススメ!
特に、木樽で熟成されたシャルドネはバターや生クリームと相性が良いため、料理の旨味をより一層引き出してくれますよ。
まとめ
本記事では、安価で入手しやすいひき肉を使用したレシピを3品ご紹介させていただきました。
これらのレシピを作成するに至ったきっかけは、作り置きを念頭にまとめて調理するためどうしても途中で飽きたり、残ったりする料理をどうにかして活用したい、という想いからでした。
それも、余ってしまった和食をオシャレな洋食へ時短且つ簡単に変身させることができたら、日々の食事作りがもっと楽しくなるに違いない!という期待感もありました。
実際に、家族や友人達が美味しそうに食べてくれて、さらにレシピの種明かしをしてビックリしてもらえたときの喜びはひとしおですよ♪
普段はあまり料理をされない方も、料理がお好きな方も、もちろんワイン好きの方にも、トランスフォーメーション・レシピを楽しんでもらえると幸いです。
いいなと思ったら応援しよう!
記事をご覧くださり有難うございます(^^♪
サポートいただきました資金は、すべてペアリング研究費・レシピ開発費に充当いたします。
1人でも多くのワイン好きにレシピを捧げさせていただきますので、今後とも宜しくお願いします!