【基準が重い】Jリーグクラブが民設民営スタジアムはつくれる方法

皆さんこんにちは。
昨今のスタジアム構想でついに内閣官房や国土交通省が意見を出しました。
簡単にまとめれば、双方ともJリーグクラブがメインと使うスタジアムに公共性は欠落しており、補助金の対象となるものではないとものです。

国の補助金もあてにしていたクラブ、推進派の人間には大きな誤算となり、ますます構想が滞ることでしょう。

この問題で必ず見かける意見は、「そんなに効果が見込まれるならなぜ民設民営でやらない?」です。

答えは簡単、民営じゃあクラブの経営が成り立たない場合と単純にサッカー界はケチな人間が多いからです。

ではJリーグクラブが民設民営のスタジアムを運営してもなお安定した経営が出来るのか?
あるシュミレーションをしたらとある仮説が生まれてましたので今回はこれを共有出来たらなと思います。


長崎と今治


まず民設民営と言われたらこの2つのクラブが出てきますが、今回は除外とさせていただきます。

長崎に関してはやっぱりクラブのみでスタジアムの運営は厳しいものだと。関連の施設の収益や、親会社の力を頼らざるを得ないものとなっています。
それでも自ら運営出来る状態なら何も問題ありません。

今治は発展途中の為です。今回この話で出てくる内容には該当しますが、それは将来の拡張を想定している為今回は省きます。
スタジアムが真の完成とした後、どうやって運営していくのかいい意味で見る必要があります。

さてこの2クラブは参考にしてもいいと言えますが、正直土地確保という面では難易度が高いです。
それよりも見習えるクラブがあるという事を今回ご紹介します。

シュミレーション


とある機会でAIでシュミレーションをする事がありました。
それはクラブが正当なスタジアムコストを払った場合、黒字クラブは幾つ残るのか?ということです。

正当コストとはスタジアム使用料の支払いと、天然芝養生日もJリーグクラブの利用日として加算するという事です。

まず根拠としてスタジアム使用料の減額例はこちらです。

全部のクラブが減額をしているとは言い切れませんが、逆にここだけという可能性もありません。
なんせ公開されていないデータからですから知る由もありません。

そして天然芝養生についてはこちらです。


こちらの動画で次のやり取りがされています。

Q、天然芝の維持管理の課題は?

A、Jリーグによりますと天然芝は一定の養生期間の確保の他…(中略)…が必要となります。

たまに養生は強いていないという意見はありますが、ここにしっかりと役所の人間がJリーグに聞いておりこのような回答を得ています。


なのでこれらを加味して2024年度と2025年度の両方をAIでシュミレーションをしました。
先に言いますがこれはシュミレーションです。確実性がないのは自認しています。
それを踏まえた上でお願いします。

まず2024年度の決算でこの条件を入れても確実に黒字と言えるクラブは、

広島、柏、浦和、C大阪、新潟、名古屋です。

そして2025年度では、

磐田、広島、川崎、柏、大宮
でした。

このピックアップはあくまでもAIの抜粋を移したものであり、これ以外にも確実に黒字になるクラブは幾つかあります。


Jリーグで1番優秀なクラブ


さてこのピックアップですら両方名前が出てきたクラブは柏レイソルです。

柏レイソルと聞いてピンと来た方は生粋のJリーグファンです。
このクラブが使用する日立柏サッカー場は文字通りの民設民営スタジアムです。

更にこのスタジアムは凄いことに親会社の所有ではなくクラブの運営会社がちゃんと所有しています。
また収容人数の問題から近くの公園のスタジアムを使用する案もあったそうですが、サポーターがここを使い続ける意見を出し続けたので今も正式に本拠地として使用しております。
クラブもサポーターも志が高い!


唯一の欠点が民営でも運営出来る理由


しかしJリーグのスタジアム基準の観点からこのスタジアムは違反です。
それは基準に満たした屋根を設置していないから。

しかし逆に屋根がないから運営出来る。そう判断出来ます。
天然芝問題で養生だけで莫大な維持費と利用制限が設けられてしまいます。
しかし柏レイソルはコストをしっかり払ってもクラブ単体の黒字は出来ています。それはもう1つコストとなる屋根が少ないから。
実際IAI日本平スタジアムの修繕で屋根に関する費用は他の設備より一段と高価になっていることがわかっています。
なので柏レイソルは違反と言われても設置に意欲を示さないのはこれが理由でしょう。

ちなみに違反クラブとして制裁はされていますが、Jリーグは深く干渉はしないと思います。
それは何故か?
もしJリーグが干渉したら、世間はこう解釈します。
『Jリーグは何とか民営で頑張っているクラブの努力を否定し、公金に頼ってまで理想のスタジアムを求めるプロリーグだ!』
なのでリーグの人間は理想に反している柏レイソルをもどかしい気持ちでも指を咥えて見るしかないのです。
干渉の事実が出てしまった更に逆風を受けるから。


基準緩和で民設民営が増える説


さてスタジアム基準で屋根についてはこう基準があります。

https://aboutj.jleague.jp/corporate/assets/pdf/regulation/jleague/jleague_stadium_standards.pdf


新設や大規模改修は全ての座席に屋根を原則つけろ。
既存の施設は3分の1。

そして天然芝の両方がコストの重みとなり、クラブは自治体頼りになると思っています。

逆に片方でも撤廃されれば民設球技場が増え、リーグやサポーターの理想のリーグが出来ると思います。

なのでJリーグの全関係者へ。
柏レイソルを見習いなさい。


余談


この日立柏スタジアムはもう1つ優秀な面があります。
それは臨場感溢れるスタジアムを作るとどのような危険性があるか証明されたからです。

過去にゴール裏の鹿島サポーターが柏の選手を旗で殴る、プレーを妨害するという極めて悪質でとても危険な事件がありました。

とてもいいスタジアムで一度行ってみたいものですが、選手が安全にプレー出来るのなら陸上競技場で試合した方がいいかもです。
臨場感溢れるスタジアムを求めるサポーターですが、過去の行いから自ら拒んでしまっている事を忘れないで欲しいですね。

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