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【コラム】干し柿

お歳暮に干し柿を頂戴しました。
ありがとうございます。

柿は幸せをかき集めるといわれ、
お正月に食べると縁起が良いと伝え聞きました。

柿には
身体にこもった熱を取り除く、
肺を潤す、
身体に必要な水分を生み出す、
咳を鎮める、
のどや口の渇きを抑える、
酒の毒を排出する働きがあり、
発熱、熱による下痢、口内炎、から咳、口渇、酒酔いによいと
されています。

子どもの頃、庭の木から自分でもいだ柿は格別に美味しかったです。
薬膳を学んで、柿は寒性の食物であると知りました。
柿を食べると身体が冷えるのを体感していたので、
冷え性の私は食べ過ぎないように気を付けています。

干し柿となると、その食性は身体を冷やさない平に変わります。

本草綱目には温補といって、温めて不足を補うとの記述がみられます。
そして、その働きは肺を潤す、
慢性的な下痢を改善する、
消化吸収をつかさどる脾を健やかにする、
出血を止める、
肌を美しくすることで、
のどの乾燥や声のかすれ、から咳、
渋り腹、胃逆、消化不良、様々な出血、しみによい食物です。

柿は干すことによってβカロチンが生の約5倍に、
カリウムが3.5倍に増加します。

干し柿の表面にできる白い粉を霜と呼び、
本草綱目には
上焦にあたる心、肺の熱を冷まし、
身体に必要な水分を生み出し、
のどや口の渇きを止め、
身体の不要な水分のかたまりである
痰を取り除き、嗽(せき)を落ち着かせ、
のどや口、舌の傷の痛みを治すと書かれています。
取り去らずにいだだきましょう。

干し柿は冬の養生にふさわしい甘い贈り物といえますね。


毎月1日、15日、
名古屋・大阪 薬膳資格取得 一般社団法人 紡ぐしあわせ薬膳協会ホームページに、薬膳コラムを書いています。
普段は薬局薬剤師として働き、国際中医薬膳師、国際中医師、紡ぐしあわせ薬膳協会の認定講師となり、2017年2月よりコラムが掲載されています。


【薬膳コラム】「干し柿」が、2022年12月15日に更新され、一部改変しました。


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