②神さまの追っかけ「大国主の御子を追って」
大国主の御子「アジスキタカヒコネ」の声を聞くまでには、
いくつもの道のりがありました。
その始まりは、意外にも「卑弥呼」という名前からだったのです。
✨ 卑弥呼の存在
ある日、易の師匠から突然こう告げられました。
「あなたは卑弥呼と関係がある!」
その言葉を聞いた瞬間、私は思わず息をのみました。
なぜ私が卑弥呼と関係があるのか?
歴史の成績は、お世辞にも良いとは言えず、
古代史には正直ほとんど縁がなかった私…。
けれど、その言葉は心の奥に突き刺さり、消えない問いとなったのです。
どうして卑弥呼なのだろう❓
あの魏志倭人伝に記された、鬼道を操った女王。
彼女が本当にいたのかどうかも曖昧な存在に、
なぜ私はつながっているのか❓
師匠の言葉に背中を押されるように、
私は”卑弥呼”という存在を調べはじめました。
やがて「卑弥呼が亡くなった場所はどこか?」という問いが浮かびます。
その答えを知りたい一心で、
私は前から気になっていた 九州 へと旅に出ることを決めました。
広大な海を隔て、大陸とつながる入り口であった九州。
邪馬台国の候補地ともされるこの地に足を踏み入れたとき、
私は胸の奥で何かがざわめくのを感じました。
九州に到着した私は、さっそく卑弥呼の最期を探ろうと易を立てました。
☯️「卑弥呼が亡くなった場所はどこですか?」
問いを投げかけた瞬間、心臓が強く鼓動しました。
そして返ってきた答えは、まったく予想外のものでした。
「一か所ではない」
その言葉を見た瞬間、私は全身に鳥肌が立ちました。
卑弥呼はただ一人の存在ではなかったの⁉️
時代や場所ごとに、
複数の巫女が“卑弥呼”として人々を導いていたのではないのか?
それは、歴史の記録からは消されてしまった
「巫女たちの系譜」が存在するということになるのでは…。
旅の始まりその気づきが、私の旅の原点となりました。
卑弥呼の影を追い、九州の山々や神社を巡るうちに、
少しずつ封じられた歴史が姿を現しはじめたのです。
そして、この探求の果てに私は、
アジスキタカヒコネへと導かれることになります。
だが、この時の私はまだ知らなかったのです。
この九州の旅の始まりが、出雲への道へと導いていくことを──。
