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⑦神さまの追っかけ「大国主の御子を追って」

🌌 隠された神の系譜

アラハバキもまた「隠された神」として名を封じられました。
その系譜の先に、やはり「姿を隠した神」
大国主の御子「アジスキタカヒコネ」が立ち現れてきます。

古事記には、彼の名がほんの数行だけ記されています。
「葬送の場に現れ、怒りとともに喪屋を打ち壊し、
そのまま姿を消した」という短い記述。

けれどそこには、アラハバキと同じく、
隠された神の宿命が刻まれているように思えるのです。

「国譲り」に隠された秘密があったのでは?と、
早速、出雲へと旅立ちました。

🌙 出雲編 
泣き止まぬ神"アジスキタカヒコネ"

『出雲国風土記』
アジスキタカヒコネは、
御須髭が八握に生えるほどになっても
昼夜問わず泣いているばかりで
言葉が通じなかった。
父、大国主が夢で
「御子が泣くわけをお教えください」
と祈願したところ、
その夢に言葉が通じるようになった御子の姿が現れ、
「御澤」と喋った……

何故そこなのか?
その場所へ無性に行きたくなった🏃🏻‍♂️💦

この地には、仁多米🌾といって、
特別美味しいお米がとれるとのこと。
私もいただきましたが、
とっても美味しかったです🤣
仁多は水がいい。土がいい🌿
こんなおいしいお米をいただいて、
神様も泣き止んだのだろう――と…
私はそう思っていた。

が………。


🌾 アジスキタカヒコネ=雷神

アジスキタカヒコネは、古くから農耕神であり、
また雷神としても伝えられる神です。
では、何故、農耕神?雷神?

実際に、雷の放電によって空気中の窒素が反応し、
窒素酸化物が生まれ、
それが雨とともに地上へ降りることで、
土壌を肥やす働きがあることは科学的にも知られています。
つまり、雷はただ恐ろしいだけのものではなく、
大地に実りをもたらす「恵み」でもあったのです。

つまり…「雷は大地を肥やす!!」⚡️

そう考えると、
古代の人々が雷を稲の実りと結びつけたのも、
決して不思議ではありません。
「稲妻」という言葉そのものにも、
雷が稲を実らせるものだという
古い感覚が込められている気もします。

さらに、アジスキタカヒコネの名に含まれる
「スキ」は「鋤」を連想させます。

もし、田んぼにおいてあった鋤に偶然雷が落ち、
その後、たくさんの稲穂が実ったとしたら――。
アジスキタカヒコネは、
ただの偶然ではない
「天の恵」✨を見たかもしれません。

そこから田んぼに
鉄の農具や刀のようなものを立て、
雷を呼び、雨を待ち、大地の実りを祈る。
そんな祭祀が生まれたとしても、
不思議ではありません。

田に鉄を立てる。
天の力を呼ぶ。
雷が落ち、雨が降る。
そして、大地が肥え、稲が実る。

この一連の流れを司る神として、
アジスキタカヒコネを見つめると、
その姿は単なる神話の神ではなく、
農耕を成功へ導く「雷の神」として、
ぐっと現実味を帯びてきます。

そして私は、
高千穂峰で見た「天の逆鉾」を思い出しました。
あの、天へ向かって突き立つ異様な姿。
もしあれが、ただの伝説のしるしではなく、
天に最も近い場所で雷を待つための依代だったとしたら――。

さらに、三種の神器のひとつである
天叢雲剣もまた、
どこか雷を呼び寄せるような、
天とつながる形に見えてきます。
剣とは、ただ戦うための武器ではなく、
天と地を結ぶ祭具でもあったのかもしれません。

アジスキタカヒコネ。
その名に宿る「鋤」。
雷。
鉄。
稲。

こうしてつなげていくと、
この神は、恐れられる雷を「恵み」へと変え、
大地に実りをもたらす祈りの中心にいた神だったのではないか――。
そんな姿が、静かに浮かび上がってくるのです。

そして、その三澤の地域には……

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