十勝帯広 GRAVEL TRIP 3days
「TOKACHI GRAVEL 2026 Spring」に参加するための十勝帯広トリップ。
道東のグラベルを走りたかったことと、昨今の北海道のグラベルに僕たちだけで入り込むのは難しいと考え、ライドイベントである程度の人数で走る安心感が欲しかった。
日程告知と同時に飛行機(往復)と宿(2泊)を押さえた。ANAタイムセールを活用し、宿と合わせて28,000円/人はとてもリーズナブルだ。
日程:2026年6月27日-29日
◾️day1 帯広空港 - 中札内 - 八千代
朝イチのAIR DO便で帯広空港へ。
東京は台風直撃で羽田は天候調査あり。
風が強くなかったこともあり、飛んで一安心。

今回初導入のモンベルの「プロテクションリンコウバッグ」は飛行機輪行の安心感を生む。後輪を外さずに収納可能だが、現代的なグラベルバイクでは、フルクローズにしようとすると、サドルとハンドルの取り外しが必要だ。

旅先でのイン/アウトの空港が一緒の場合は、空港コインロッカーに預けられるので有用だ。(万一、コインロッカーがいっぱいの場合は、空港のヤマトから最終宿泊地に送ろうと思っていた。)

着陸時は雨。それゆえ、雨上がり待ちを小一時間。

今回、荷物は最小限なので全てバイクパッキングで過ごす。
雨なので、サドルバッグに縦方向に輪行袋を突っ込み、泥除けとして活用する。これもミニマム旅のTIPSだろう。

いきなり十勝っぽい景色。いいね。
20年以上ぶりの十勝。

まずはジンギスカン「白樺」にブランチに向かう。途中雨に降られる。
でも初日に降られておくと、その後の多少の雨なんてどうでも良くなるから免疫みたいなもんだ。

40分ほどで「白樺」に到着。雨の開店直後にも関わらず、僕たちの入店で満席に。地元の人と、道内からの来店が多い印象だ。

ラムとマトンと特上ラム的な「ええやつ」をオーダー。シンプルに羊肉を焼いてタレつけて食ってマズいわけない。
ビール飲みたいけど我慢。

だが、個人的には札幌の「だるま」や旭川の「大黒屋」が好み、味濃いめの羊肉と辛めのタレが好みなので、「白樺」のやさしい味わいの肉と、甘めに振り切ったタレは個人的にはど真ん中ではなかった。地域性であり、個人の嗜好性の話だ。
旅の1食目をモクモク煙るジンギスカンスタートさせる覚悟はあったが、案の定ずっとジンギスカン風味が全身から染み出すので、もちろん後悔する。この香りのまま明日の十勝グラベルを走るぞ。
次いで中札内の「六花の森」に向かう。

六花亭のファクトリーに併設された、博物館と庭園。ゆったりした時間が流れる。


ショップでは生マルセイバターサンドが買える/食べられる。ショップ奥のカフェスペースでは、コーヒー(サービス)と共に食べられる。

入場料は1,200円/人。満足度高すぎる。
オトプケニット邸に寄り道。ありがとう。
(写真無し。)
中札内の「鳥せい」へ。道東メインのローカルチェーン。16時からやってくれるのはありがたい。
本当は「鳥ふじ」に行きたかったけど、宿への到着時間から逆算すると、17時OPENでは厳しいのだ。

中札内産の鶏肉の炭火焼きと唐揚げが看板メニュー。
なんか学生時代を思い出す。でも初訪問。
北海道ってこういう店あるよね。

ビールは我慢。。。う、うまい。。。

握りたての筋子おにぎりは北海道の居酒屋シメの象徴だろう。
大学時代の小樽の「久松」を思い出した。

本日の宿は翌日の十勝グラベルのスタート地点/会場近くのペンションへ自走。約10km。
途中「まっすぐな道」を通過。しかし、車はほとんど通らない。


今回のスタート地点は帯広市街地から30kmくらいでアクセスが不便な場所なのと、自転車移動にしたので移動および時間管理は意外と窮屈になった。
初日の走行距離45km。
◾️day2 十勝グラベル(ミドル) - 帯広市街
スタート地点のポロシリ自然公園最寄の宿で、朝食を頂けるのはありがたい。

朝は快晴のスタート。

会場到着。
十勝グラベルのオフィシャルフォトグラファーのNBくん(Nobuhiko Tanabe)に撮ってもらった1枚。

受付を済ませ、テントでひと休み。

想像してた通りのフラットグラベル。
ひたすらに広大。抜けしかない。

前半はミドルクラスの上の下くらいの位置感で進む。

農場を抜けるフラット。

踏まれたグラベルはグラベルバイクにとっては最適かつ理想だ。

20km超に第一エイド。

「豆いっぱい大福」がうまかった。

フラットな十勝グラベルの最初の登り区間。

ローカルサインは大好物だ。

新嵐山スカイパーク(スキー場)のピークまでの登り。
このライドコース最大斜度の登り。

GOLDEN CORNエイド(第2エイド)の冷製コーンスープが超美味くて沁みた。

スキー場をダウンヒルする。
下りが苦手な僕らには鬼門だった。

次の区間はひたすらフラットグラベル。
こんなほぼ1直線のグラベルが続く。

程なく、芽室ピーナッツエイド(第3エイド)
ずっと食べて飲んでいる。さすが食材の宝庫だ。

程なく、何度目かのグラベル。最高なのだが、景色への感動は慣れてきたのか薄れてきた。
岩内川沿いを南下する。

この先からのグラベル区間は、大きめ砂利でタイヤを取られたり、振動が大きくなったりと疲労度の増してきた後半でガッツリ削られた。

第4エイドはANPANTO MILKエイド。
70kmのライドに4か所のエイド。カロリー過多に感謝。

疲れた身体に、ますやパンの特製あんぱんと、三方六とかやばい。
帯広のツートップがサポートとは豪華だ。

この後、スコール的な雨に降られ、登り区間をやり過ごした。
余裕がなくなってきた。笑顔はカラ元気。

ここからゴールまでは森セクションだ。
ゆるっと登る。ゴールが近いと思うと頑張れる。
がしかし、結構登り体力的には限界が近い。

やや熊の懸念も感じたので、要所要所は叫びながら走る。
脚は限界に近づいているが、声は元気だ。歌手やっててよかった。

無事ゴール。結果は優勝。
(そもそも順位とか無い。)

ゴール後にスイートポテトとサイダーのご接待にあずかり、粗方の泥を洗車し、この後の雨予報の前に帯広市内まで30km自走すべく、そそくさと会場を後にする。
主要道を避けてローカルロードを走行中に偶然、見覚えのあるFIAT PANDAのオトプケ夫妻とエンカウント。プロポーズがてら、晩飯の約束。
畜産風景の後、約10km地点から、雨が降り出す。

ホテル到着時は全身ずぶ濡れ。ほんと全部ズブズブの関係。
ホテル内のコインランドリーに全部突っ込み、シャワーを浴びて、NO NEWYORK。
2日目の走行距離110km。

宿までオトプケタクシーがお出迎えTHXで、西帯広の「有楽町」へ向かう。
がしかし、雨にもかからわず、満満席で13組待ち。
無念だが断念。次回帯広はここに来ること最優先にしたい。

肉の口は変わらずなので「ホルモンかなや」へ。美味しかった。

で、名残惜しくて、帯広の新ランドマークNUPKAでビール。

十勝の記憶は2人との記憶になった。
◾️day3 帯広市街徘徊 - 帯広空港
爆睡から目覚め、10時開店の「六花亭」帯広本店へ。

「サクサクパイ」は帯広限定、その他にも限定店舗でしか食べられないフレッシュメニューがある。

150円でいただけるコーヒーも深煎りで目覚めにありがたい。
全種食べれば、もう立派な朝食だ。

11時開店の「なごやか亭」へ。
北海道ではトリトンと並ぶクオリティで人気の釧路発祥の回転寿司店。

道東産のネタ厳選でオーダー。
いくらはもちろん、イワシ・サンマが美味すぎる。大満足。

間髪入れずに、近くの人気豚丼店「豚丼とんび」へ。

バラとロースのミックスをオーダー。
甘めのタレと炭火の香ばしさ。これ見た目で美味いってわかるやつ。

なんとなく帯広散歩。

緑ヶ丘公園が腹ごなしの散歩に良かった。

散歩は、13時OPENのアサヒ湯に辿り着くためのプロセスだった。
十勝エリア特有のモール温泉で、銭湯価格(500円)で入れるのは貴重だ。

(オトプケ情報ありがとう)
汗を流した後は、冷たいものが食べたくなって、六花亭に戻って「マルセイアイスサンド」を再び。
(※月曜昼間にそれ以外の選択肢も少なかった事情もあり)

帯広中心部は郊外のベッドタウン化による元気の無さを感じた。藤丸百貨店の閉店にも驚いた。もっとも、食料自給率1,200%とあって農村地域と合わせると北海道の他地域と比べて活況のようだ。
十勝の農場の素晴らしい景色も3日目ともなると、日常の光景になる。

当初は大正エリアにある蕎麦屋を目指したが、行ってみるとこの日は貸切との張り紙があって、コンビニで「カツゲン」飲んで空港を目指すことに。

旧国鉄の広尾線は帯広ー広尾間を運行していたんだね。
って北海道の廃線を調べると、かなり大胆に整理したのがわかる。

空港へ向かう途中、油断していると夕立にあい、雨宿り。

でも、雨上がりは綺麗で爽快で。

飽き始めていた農場風景も、より澄んで見える。

程なく空港敷地内に到着。

自転車をパッキングしてチェックイン。
もちろん待望のビールはクラシック。

十勝の豚丼のアタマと中札内の鶏の唐揚げ。

十勝グラベルをメインとする3日間の帯広旅の終了。
【所感】
20年以上ぶりの帯広。外遊びを始めてから来るのは初で、フィールド観点からは魅力を再認識。20代のあの頃に感じていた北海道3大都市に次ぐ、道東の支店経済の中心地としての帯広の市街地の雰囲気には変化を感じた。とはいえ暮らしていたわけでは無いので、変化という表現は確かではない。実際には、学生とその延長だったあの当時とは、自分の暮らしと感覚が変化したんだろうなと、東京に帰ってきて感じている。いずれにせよ魅力を感じた地域なので、次回は1週間くらい暮らすように滞在してみたいと思う。
「いつかの住処を探す旅」として。
