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90歳まで食べて歩くために②歯があるだけでは、食べ続けられない

こんにちは。
口もとから、安心をひらく。
歯科医師の吉元奈美恵です。
投稿を読んでくださり有難うございます。
スキも大変はげみになります。

「できるだけ自分の歯を残したい」

そう思う方は多いと思います。もちろん私も、
残せる歯はできるだけ大切にしたいと思っています。

でも、90歳までおいしく食べることを考えると、
歯が何本あるかだけでなく、きちんと噛める状態になっているか
大切です。

たとえば歯があっても、

グラグラして痛くて噛めない。
むし歯で穴が開いている。
歯ぐきが腫れている。
噛み合わせると痛い。
片側ばかりで噛んでいる。

こんな状態では、せっかく歯が残っていても十分に使うことができません。

「抜いたら歯がなくなってしまうから」と、グラグラした歯を頑張って
残している方もいらっしゃいます。

もちろん、治療して残せる歯なら残します。

一方で、残すことが難しく、痛みや腫れを繰り返している歯は、状態によっては抜いたほうが、その後しっかり噛めるようになることもあります。

抜いたところは、そのままにするのではなく、必要に応じてブリッジ、入れ歯、インプラントなどで補う方法があります。

どの方法がいいかは、残っている歯や骨の状態、年齢、身体の状態、生活スタイルによっても違います。

大切なのは、「歯を残すこと」そのものをゴールにせず、「食べられる口を保つこと」を考えること。

そして、その土台になるのが毎日の歯磨きと歯科医院でのメンテナンスです。

歯周病は、進行すると歯を支えている骨が減り、歯がグラグラしてくることがあります。

毎日の歯磨きで汚れを落とし、歯ぐきの腫れや出血、むし歯、噛み合わせなどを定期的に確認しておく。

何か変化があったときに、早めに相談する。

50代からそんな習慣をつくっておくことが、10年後、20年後の「噛める」につながっていきます。

自分の歯でも、入れ歯でも、ブリッジでも、インプラントでも。

その人に合った方法で、痛みなく噛めて、おいしく食べられること。

90歳まで食べ続けるために、今の自分のお口はどうかな?

歯磨きをしながら、時々そんなふうに見てみるのもいいかもしれません。


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