IKEAの店内が「一方通行」な理由は、導線設計の教科書だ
IKEAに行ったことがある人なら分かると思うけど、 あの店内はほぼ一方通行だ。入り口から出口まで、 順番に歩かされる設計になっている。
「あれ、なんか自由に回れないな…」 って感じたことがある人も多いはず。でもあれは、 「導線設計」という一般理論が 完璧に使われている結果だ。
人は「順番」に沿って動きたい生き物
人は自由に動けると思っている。
でも実際は、「次にどこに行けばいいか」が
明確に示されている方が心地いい。
自由すぎると、
迷う。
疲れる。
途中で帰りたくなる。
逆に、 「こっちに進んでください」と 自然に導かれると、ストレスなく最後まで進める。IKEAはこれを知っている。 だから一方通行にしている。
IKEAの導線を分解する
IKEAの導線設計には、明確な意図がある。
まずショールームで「欲しい」を刺激する
次に雑貨エリアで「ついで買い」を誘う
最後にレジ前で小物を見せて「もう一つ」を狙う
入り口から出口まで、 お客さんの心理が計算されている。
しかも途中にレストランがある。 疲れたタイミングで食事を挟ませて、 またショッピングに戻らせる。
全部設計されている。
「へぇー、あれ全部計算されてたんですね!」 って言われるけど、完全に計算。
これは広告やWebサイトにも同じことが言える
広告もWebサイトも、 「どの順番で情報を見せるか」が成果を左右する。
最初に目に入るのがキャッチコピー
次に問題提起(あなたもこう思っていませんか?)
解決策の提示(こうすれば解決します)
最後にCTA(お問い合わせはこちら)
この順番が崩れると、 途中で離脱される。
IKEAの店内と同じで、 「次にどこを見ればいいか」が 分からないと、人は帰る。
現場で見える、ハッキリとした差
成果が出るWebサイトは、
上から下に読むだけで理解できる
次に見るべき場所が自然に分かる
最後に「何をすればいいか」が明確
成果が出ないWebサイトは、
どこから読めばいいか分からない
情報がバラバラに散らばっている
読み終わっても「で、何すればいいの?」が残る
この差が、 問い合わせが来るか来ないかを決めている。
今日できる小さな一歩
自社のWebサイトやチラシを見て、 私はこれを問いにしてほしい。
お客さんは、上から下に読むだけで「次に何をすればいいか」分かるか?
分からないなら、 導線の設計が足りていない。
導線を設計するだけで、成果は変わる
IKEAが教えてくれているのは、
「自由にさせるより、導く方が成果が出る」 ということ。
広告もWebサイトも同じ。
お客さんを迷わせない。
次に見るべき場所を明確にする。
最後にやってほしい行動を一つだけ示す。
この導線設計は、 デザインの一般理論として どんなビジネスにも使える。
お客さんの動きを設計する。 それだけで、成果は変わる。
