日焼けが気になる人へ|きのことビタミンDから考える紫外線対策と健康投資
先日、友人から「最近、日焼けがすごく気になるんだけど、食べ物で何かできることってある?」と相談されました。
夏になると、日焼け止め、帽子、日傘、アームカバー……。
外からの紫外線対策はいろいろあります。
私自身も、外に出るときには「今日は日差しが強そうだな」と気になります。
特に夏は、ほんの少し外にいただけなのに腕が焼けていた、ということもあります。
でも管理栄養士として相談を受けると、どうしても考えてしまうのが、
「外から守ることだけではなく、毎日の食事も大切だよね」
ということ。
そこで今回は、身近な食材である「きのこ」と日焼け、そしてビタミンDについて考えてみたいと思います。
日焼けは「夏だけ」の問題ではない

そもそも日焼けは、紫外線によって皮膚が影響を受けて起こります。
それだけでなく、しみやしわなどの原因になることもあります。
だからといって、
「絶対に太陽に当たらない!」
というのも、少し極端です。
実は紫外線には、私たちの体内でビタミンDをつくるのを助ける働きもあります。
紫外線の浴びすぎには注意しながら上手につき合うことが大切です。
この話をすると、
「日焼けしたくない。でもビタミンDも必要。どうしたらいいの?」
と思いますよね。
そこで注目したい食品の一つが、きのこです。
きのこにはビタミンDが含まれている
しいたけ、まいたけ、きくらげなどのきのこ類には、ビタミンDを含むものがあります。
私はこういう話をすると、改めて食べ物って面白いなと思います。
日焼けが気になると、どうしても「塗るもの」「着るもの」に意識が向きます。
でも体をつくっているのは、昨日、今日、明日と繰り返して食べるもの。
美容と健康は、やっぱり切り離せません。
「きのこを食べれば日焼けしない」わけではない
ここは、とても大事なところです。
きのこを食べれば日焼けを防げる、というわけではありません。
食べ物は日焼け止めの代わりにはなりません。
紫外線が強い日は日陰を利用したり、帽子や衣服を使ったり、日焼け止めを適切に使ったりすることが基本です。
私が友人にも伝えたいのは、
「日焼け対策として何か一つの食品を必死に食べる」のではなく、
外から紫外線を防ぎながら、中からは必要な栄養をきちんととる。
この両方を考えてほしい、ということです。
美容のために極端な食事をしたり、紫外線を怖がりすぎたりするよりも、そのほうがずっと健康的です。
きのこは「健康投資」に取り入れやすい

私がきのこをおすすめしたいもう一つの理由は、日常生活に取り入れやすいからです。
しめじを味噌汁へ。
えのきをスープへ。
しいたけを炒め物へ。
まいたけを炊き込みご飯へ。
特別な健康食品を買わなくても、スーパーで買える食材で始められます。
しかも、きのこ類は料理のかさを増やしやすく、食物繊維などもとれるので、普段の食事を整えたいときにも便利です。
私は「健康投資」という言葉が好きですが、健康投資は高価なサプリメントや特別なサービスだけではないと思っています。
今日スーパーできのこを一袋買う。
夕食の味噌汁に入れる。
そんな小さな選択も、十分に未来の自分への投資です。
日焼けが気になったからこそ、体全体を考える
友人から日焼けについて相談されたことで、私自身も改めて考えました。
私たちはつい、
「しみをつくりたくない」 「焼けたくない」 「肌をきれいにしたい」
と、見えている部分だけに意識を向けてしまいます。
もちろん、それも大切です。
でも、その肌も私たちの体の一部。
食べたものから体はつくられています。
だから私は、日焼けをきっかけに食生活まで振り返ってみるのも、とてもいいことだと思います。
魚や卵、きのこなどさまざまな食品を組み合わせながら、必要な栄養をとる。そして紫外線とは、怖がりすぎず、浴びすぎず、上手につき合う。
完璧でなくていいんです。
今日の一皿が、未来の自分をつくる
日焼けが気になる季節。
日焼け止めを塗ることも、帽子をかぶることも大切です。
そしてもう一つ、
「今日、何を食べよう?」
にも少し目を向けてみてほしいと思います。
きのこを一品足してみる。
魚を食べる日をつくる。
野菜をいつもより少し増やしてみる。
そんな毎日の積み重ねが、数年後、10年後の自分の体につながっていきます。
美容のためだけではなく、骨も、筋肉も、肌も、全部まとめて大切にする。
日焼けが気になった友人との会話から、改めてそんな「健康投資」の大切さを感じました。
今年の夏は、日傘や日焼け止めと一緒に、食卓にも少し目を向けてみませんか。
きのこ一皿から始める健康投資。
意外と、そんな小さなことが未来の自分を支えてくれるのかもしれません。
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