子どもの生きる力を育てる|シェフ☆きっず倉敷を始めて3ヶ月で感じたこと
「子どもには、自分で生きていける力をつけてほしい」
子育てをしていると、そんなことを考えることがあります。
勉強ができることも大切。 運動ができることも大切。
でも、それ以上に私は、
「自分で考えられること」
「失敗しても、もう一度やってみようと思えること」
「自分のことを自分でできること」
そんな“生きる力”を、子どもたちに身につけてほしいと思っています。
その想いから、2026年6月に「シェフ☆きっず倉敷教室」をスタートしました。
気づけば、始めてから3ヶ月。
まだまだ小さな教室ですが、この3ヶ月の間に、子どもたちやママたちからたくさんの嬉しい変化を見せてもらいました。
「料理を教える教室」だけではありません

シェフ☆きっずは、料理の作り方だけを教える場所ではありません。
もちろん、包丁を使ったり、食材を混ぜたり、火を使ったり。
料理を通していろいろな経験をします。
でも、私が一番大切にしているのは、
「自分でやってみること」です。
大人が見ていると、
「あ、それ危ないよ」
「こうしたほうが早いよ」
「貸して、ママがやるよ」
つい口や手を出したくなります。
私自身も母親なので、その気持ちはものすごく分かります。
だって、見ているほうがハラハラするんですよね。
時間もかかるし、こぼすこともある。
切り方だってきれいじゃない。
大人がやれば数分で終わることに、子どもは何倍もの時間を使います。
それでも、できるだけ待つ。
子どもが考えている時間を奪わない。
その先にある「できた!」を、大切にしたいと思っています。
子どもたちが自由に料理を楽しむ姿
レッスンをしていると、子どもたちの発想に驚かされることがあります。
同じ材料を渡しても、作り方も、盛り付け方も、本当にそれぞれ。
「こうしなきゃいけない」という正解に当てはめるのではなく、
「やってみたい」
という気持ちをできるだけ大切にしています。
大人からすると、ちょっと不思議な盛り付けだったとしても、本人はとても満足そう。
完成した料理を見て、
「できた!」
と笑う顔を見ると、私まで嬉しくなります。
料理を完成させることももちろん大切ですが、
「私は自分でできた」
という経験そのものが、その子の中に残っていく。
私は、それこそが食育なのではないかと思っています。
「家でママの代わりに豚汁を作ってくれました」
教室を始めて、特に嬉しかったのが、ママたちからいただくその後のお話です。
レッスンで料理をした子が、家に帰ってからも料理をしてくれる。
お手伝いをするようになった。
そんな声をいただくようになりました。
中でも印象に残っているのが、
「家でママの代わりに豚汁を作ってくれました」
というお話。
この言葉を聞いたとき、本当に嬉しかったです。
教室の中で料理ができた。
それだけで終わらず、
「家でもやってみよう」
と思ってくれたこと。
そして家族のために料理を作ったこと。
もしかしたら、その子にとってはただ楽しくて作っただけかもしれません。
でも私は、その中にたくさんの“生きる力”が詰まっていると思います。
「今日は自分が作ろう」と考える。
冷蔵庫から食材を出す。
切る。
煮る。
味を見る。
家族に食べてもらう。
料理には、小さな選択と判断の連続があります。
そして何より、
「誰かのために作る」
という経験があります。
ママが作ってくれるのを待つだけではなく、自分も家族の一員としてできることがある。
それを知ることは、子どもにとって大きな自信になるのではないでしょうか。
ママが全部してあげなくてもいい

子育てをしていると、ママは本当に忙しいです。
朝起きて、ごはんを作って、着替えさせて、送り出して。
仕事をして、帰ったらまた夕食。
お風呂、洗濯、片付け。
気づけば一日が終わっています。
「子どもに手伝ってもらうより、自分でやったほうが早い」
そう思う日もあります。
私もそうです。
でも、少しだけ任せてみる。
最初は時間がかかってもいい。
少しくらい失敗してもいい。
そうやって子どもに任せることは、結果的にママ自身を助けることにもつながっていくのかもしれません。
今は小さなお手伝いでも、
いつか「今日、ごはん作ろうか?」と言ってくれる日が来るかもしれない。
そう考えると、子どもに任せる時間は、未来への小さな種まきなのだと思います。
子どもの「できた!」を増やしていきたい
シェフ☆きっず倉敷教室を始めて3ヶ月。
まだ始まったばかりです。
集客に悩んだこともあります。
「本当にこの活動を続けていけるのかな」
と思うこともあります。
それでも、レッスンに来てくれた子どもたちが笑っている姿を見ると、
「やってよかった」
と思います。
ママから、
「家でも作ってくれました」 「お手伝いが増えました」
そんな言葉をいただくと、また頑張ろうと思えます。
私は管理栄養士として、食の大切さを伝える仕事をしてきました。
でも、子どもたちに伝えたいのは、栄養の知識だけではありません。
食べること。 作ること。 考えること。 失敗すること。 誰かに喜んでもらうこと。
料理の中には、生きていくために必要な経験がたくさんあります。
子どもの生きる力は、毎日の小さな経験から育つ
「生きる力を育てたい」
そう聞くと、何か特別な教育が必要なように感じるかもしれません。
でも、私はそうではないと思っています。
おにぎりを握る。
野菜を切る。
お味噌汁を作る。
テーブルを拭く。
家族に料理を運ぶ。
そんな日常の小さな経験の積み重ねが、
「私にもできる」
という自信につながっていく。
シェフ☆きっず倉敷教室が、そんな経験を増やせる場所になったら嬉しいです。
そして、ママたちにとっても、
「全部自分で頑張らなくてもいいんだ」
と思える場所でありたい。
子どもは、私たち大人が思っている以上にできる。
少しだけ信じて、少しだけ待ってみる。
その先にある子どもの「できた!」を、これからも一緒に見守っていきたいと思います。
いいなと思ったら応援しよう!
ぜひ応援お願いします!
いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!