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子どもは「できた!」の成功体験で自信がつく|子育てで大切にしたい小さな成長の積み重ね

「うちの子、自信がないのかな」

子育てをしていると、そんなふうに感じる瞬間があります。

「できない」
「やりたくない」
「ママやって」

新しいことに挑戦する前から諦めてしまったり、失敗するとすぐに泣いてしまったり。

そんな姿を見ると、

「もっと積極的になってほしい」
「自分に自信を持ってほしい」

と思うママも多いのではないでしょうか。

でも私は、子どもの自信って、突然生まれるものではないと思っています。

自信の正体は、

「できた!」

という小さな成功体験の積み重ねなのではないでしょうか。



「できた!」は、大人が思っている以上に大きい

自信

大人から見れば、本当に小さなことかもしれません。

自分で靴を履けた。

コップにお茶を注げた。

野菜を切れた。

お皿を運べた。

ひとりでお片付けができた。

でも、子どもにとっては、その一つひとつが立派な挑戦です。

初めてのことをするとき、

「できるかな」

という不安を抱えながら、小さな手で一生懸命取り組んでいます。

そして、できた瞬間。

子どもの顔がパッと変わります。

「できた!」

その表情を見るたびに、私は、

「ああ、この瞬間が自信になっていくんだな」

と感じます。

料理教室で何度も見てきた、子どもが変わる瞬間

子どもたちと料理をしていると、「できた!」の瞬間にたくさん出会います。

最初は包丁を見るだけで不安そうだった子。

「ママやって」と言っていた子。

料理にあまり興味がなかった子。

そんな子どもが、自分の手で切ったり、混ぜたり、盛り付けたりして、一つの料理を完成させる。

そして、

「見て!できた!」

と嬉しそうに見せてくれます。

その顔には、始める前にはなかった自信があります。

さらに嬉しいのは、その体験が教室だけで終わらないこと。

「家でも作りました」

「最近、お手伝いしたいって言うようになりました」

そんな話を聞くと、本当に嬉しくなります。

一度の「できた」が、

「もう一回やってみたい」

につながる。

そして、

「私、できるかもしれない」

に変わっていく。

成功体験には、子どもを前に進ませる力があるのだと思います。

親は、つい失敗させないようにしてしまう

私自身も子育てをしていると、つい手を出したくなります。

こぼしそうになったら、

「危ないよ」

と言いたくなる。

時間がない朝には、

「もうママがやるね」

と代わりにやってしまう。

汚れそうなら、

「それ触らないで」

と言ってしまう。

だって、その方が早いから。

大人がやった方がきれいだから。

余裕がない日には、子どもを待つことが難しいときもあります。

でも、大人が先回りして全部やってしまうと、子どもの「できた!」の機会まで奪ってしまうことがあるのかもしれません。

もちろん毎回待つ必要はないと思っています。

忙しい日は、ママがやってもいい。

疲れている日は、できなくてもいい。

ただ、少し余裕がある日には、

「やってみる?」

と任せてみる。

それだけでも、子どもの経験は増えていきます。

成功体験は「完璧にできた」ことではない


体験


そして大切なのは、

成功=完璧

ではないということです。

料理なら、形がバラバラでもいい。

少しくらいこぼしてもいい。

着替えなら、服が前後逆でもいい。

絵なら、線からはみ出してもいい。

大人が求める完成度ではなく、

「自分でやってみた」

ということ自体が大きな成功です。

子どもが一生懸命やったのに、

「ここ違うよ」 「もっときれいにしよう」 「ママが直してあげる」

と言われたら、

せっかくの「できた!」が少し小さくなってしまうかもしれません。

だから私は、

「できたね」

「最後までやったね」

「自分で作ったね」

と、その過程を一緒に喜ぶことを大切にしたいと思っています。

自信のある子にするより「挑戦できる子」に

「自信のある子に育てたい」

そう思うママは多いと思います。

でも私は最近、自信そのものを与えようとしなくてもいいのかもしれない、と感じています。

必要なのは、

挑戦できる環境をつくること。

失敗しても大丈夫と思える場所をつくること。

そして、できたときに一緒に喜ぶこと。

そうすると自然に、

「またやってみよう」

という気持ちが育っていきます。

この「またやってみよう」が、自信の芽なのだと思います。

子育ては「できた!」を集める時間なのかもしれない

子育てをしていると、どうしても「できないこと」が目につきます。

まだ着替えられない。

まだ片付けられない。

まだ野菜を食べられない。

周りの子と比べて、

「うちの子、大丈夫かな」

と心配になることもあります。

でも、本当は毎日の中に「できた!」はたくさんあります。

昨日できなかったことが、今日はできた。

少しだけ自分でできた。

初めて挑戦した。

泣いたけれど最後までやった。

それも全部、立派な成長です。

子どもの自信は、誰かから「あなたはすごい」と言われるだけで育つものではありません。

自分自身で、

「私、できた」

と感じる経験を積み重ねることで、少しずつ育っていくのだと思います。

だから私は、子どもたちにたくさんの「できた!」を経験してほしい。

料理でもいい。

お手伝いでもいい。

遊びでもいい。

ほんの小さなことでいい。

今日の「できた!」が、明日の「やってみたい」になる。

その積み重ねが、

「きっと私なら大丈夫」

と思える力になっていく。

子どもの人生をずっと守ってあげることはできません。

だからこそ、

自分で挑戦して、

失敗して、

それでもまた立ち上がれる力を育ててあげたい。

その最初の一歩は、きっと特別な教育ではありません。

毎日の中にある、小さな小さな

「できた!」

を、親子で一緒に喜ぶこと。

私はこれからも、そんな瞬間を大切にしていきたいと思っています。

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