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災害食の備えは未来の健康投資|無理なく続くローリングストックの始め方


災害のニュースを見るたびに、「わが家も備えなければ」と思います。

水、レトルト食品、缶詰、カセットコンロ、非常用トイレ。
必要なものを調べ始めると、次から次へと出てきます。

けれど、日々の仕事や家事、育児に追われていると、備えはどうしても後回しになりがちです。

「今すぐ災害が起こるとは限らないし」
「防災用品をそろえるのはお金がかかりそう」
「非常食を買っても、賞味期限が切れそう」

私も、そう思っていました。

しかし、子どもが生まれてから、災害への意識が大きく変わりました。
自分一人なら多少の空腹を我慢できても、子どもがお腹をすかせて泣いていたら、きっと冷静ではいられません。

災害食の備えは、特別な人がするものではありません。

家族の命と健康、そして心の余裕を守るための「未来への健康投資」なのだと思います。



災害時に食べ慣れたものがある安心感

パン

災害時には、普段とは違う大きなストレスがかかります。

停電や断水、余震への不安。
眠れない夜。
慣れない場所での生活。
家族や周囲の人の状況も気になります。

そんなとき、いつも食べているごはんや好きなお菓子を口にできるだけで、少し気持ちが落ち着くことがあります。

特に子どもは、慣れない食品を食べてくれるとは限りません。

「非常食だから食べて」と言っても、味や食感が苦手なら拒否することもあります。
災害という不安な状況では、普段以上に食べられなくなる可能性もあります。

だからこそ、災害用として特別な食品だけを保管するのではなく、普段から食べているものを少し多めに用意しておくことが大切です。

そこでおすすめなのが、ローリングストックです。

ローリングストックなら無理なく続けられる

ローリングストックとは、普段食べている食品を少し多めに購入し、食べた分だけ買い足していく備蓄方法です。

たとえば、いつもレトルトカレーを2袋買っているなら、4袋買っておく。
ツナ缶を使ったら、次の買い物で使った分を補充する。

「備える・食べる・買い足す」を繰り返すだけなので、賞味期限切れを防ぎやすく、災害時にも食べ慣れた味を食べられます。

防災のために特別な食品を大量に購入しようとすると、費用も保管場所も必要です。

その点、ローリングストックは、いつもの買い物の延長で始められます。

一度に完璧にそろえなくても大丈夫です。
缶詰を一つ多く買う。
水を一本多く置いておく。
それだけでも、備えの第一歩になります。

完璧を目指して何もしないより、小さくても行動するほうが、家族を守る力になります。

災害食は栄養バランスも意識したい

災害時の食事というと、カップ麺や菓子パン、アルファ化米などを思い浮かべるかもしれません。

もちろん、エネルギーを確保できる食品は大切です。しかし、炭水化物中心の食事が続くと、たんぱく質やビタミン、食物繊維などが不足しやすくなります。

ローリングストックには、主食だけでなく、魚や肉の缶詰、豆類、レトルトのおかず、野菜ジュース、果物の缶詰なども取り入れておくと安心です。

私なら、ツナ缶、サバ缶、焼き鳥缶、大豆の水煮、コーン缶、レトルトの丼、乾燥わかめ、海苔などを組み合わせます。

子どもが食べられるもの、家族が好きなもの、体調が悪いときでも口にしやすいものも欠かせません。

ゼリー飲料やクラッカー、ビスケット、果物の缶詰などは、食欲が落ちたときにも役立ちます。
小さなお菓子も、単なるぜいたく品ではなく、災害時の心を支える存在になると思います。

水や熱源がなくても食べられるか確認する

食品を備えるときは、「調理できること」を前提にしすぎないことも大切です。

電気やガス、水道が使えない状況では、普段なら簡単に作れる食品でも食べられないことがあります。

缶切りが必要な缶詰ではないか。
水をたくさん使わないと作れない食品ではないか。
温めなくても食べられるか。

実際に一度食べてみると、気づくことがたくさんあります。

「思っていたより味が濃い」
「子どもは食べてくれなかった」
「袋を開けにくい」
「スプーンがないと困る」

備蓄は、買って棚に置いたら終わりではありません。

休日の昼食などに、電気やガスをできるだけ使わず、備蓄食品だけで一食作ってみるのもおすすめです。
家族で試しておけば、災害時にも慌てにくくなります。

今日の買い物から始められる健康投資

健康投資というと、運動や健診、質のよい食事にお金を使うことを想像します。

けれど、災害に備えて食べ物や水を用意することも、立派な健康投資です。

災害が起きてから、「もっと準備しておけばよかった」と後悔しても、すぐに必要なものが手に入るとは限りません。

一方で、今日の買い物で缶詰を一つ多く買うことはできます。

家族の好きなレトルト食品を追加する。
水の在庫を確認する。
賞味期限が近いものを今週の献立に取り入れる。

その小さな積み重ねが、もしものときの安心につながります。

防災は、不安を大きくするためにするものではありません。

「わが家には食べ物がある」
「子どもが食べられるものも用意している」
「数日間は落ち着いて過ごせる」

そう思えることが、非常時の心の余裕を生みます。

家族の健康を守るために、まずはいつもの食品を一つ多めに買うところから。

ローリングストックという無理のない備えを、今日から始めてみませんか。


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