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豚汁にみりんを入れるとコクが出る。料理を学ぶ時間で出会った、健康投資になるひと工夫


豚汁って、家庭の味が出る料理だと思います。

味噌の種類、入れる具材、だしの取り方、野菜の切り方。
同じ「豚汁」でも、作る人によって全然違いますよね。

私は管理栄養士として、病院給食や献立作成の仕事をしてきたけれど、料理を学ぶ時間の中で改めて感じたことがあります。

それは、
ほんの少しの調味料で、料理の満足感はぐっと変わる
ということ。

そのひとつが、豚汁に入れる「みりん」でした。



豚汁にみりんを入れると、なぜ美味しく感じるのか

豚汁

豚汁にみりんを少し入れると、味に丸みが出ます。

味噌だけだと少し角が立つことがあるけれど、みりんを加えることで、甘みとコクが重なって、全体がやさしくまとまるのです。

豚肉のうま味。
根菜の甘み。
味噌の香り。
そこにみりんのやわらかい甘みが入ると、ただの味噌汁ではなく、満足感のある一杯になります。

料理を学ぶ時間の中でこの使い方に出会ったとき、私は素直に「なるほど」と思いました。

管理栄養士として栄養のことは学んできました。
でも、料理の世界には、栄養だけでは語れない“おいしさの積み重ね”があります。

その小さな発見が、私はとても好きです。

健康投資は、特別な食材だけではない

健康投資というと、何か特別な食品を買うことや、高価なサプリメントを取り入れることを想像する人もいるかもしれません。

でも私は、健康投資はもっと日常の中にあると思っています。

たとえば、豚汁を作ること。

豚肉でたんぱく質や、
にんじん、大根、ごぼう、ねぎなど、野菜も自然に食べられます。
味噌の香りで、ほっとしたり、
寒い日や疲れた日には、体だけでなく心まで温まります。

そして、みりんを少し加えることで「おいしい」と感じる満足感が増えるのです。

この満足感は、とても大事だと思います。

健康のために食べる。
でも、美味しくないと続かない。

逆に、美味しいからまた作りたい。
家族に食べさせたい。
子どもにも伝えたい。

そう思える料理は、長く続く健康投資になります。

豚汁は、忙しい人ほど味方になる料理

豚汁の良いところは、一品でいろいろな食材を食べられること。

忙しい日、主菜も副菜も汁物も全部そろえるのは大変です。
仕事をして、家事をして、子どものことをして、自分のことは後回し。
そんな日もありまふ。

でも豚汁なら、具だくさんにすればそれだけでかなり頼れますよ。

ごはんと豚汁。
それだけでも、心が落ち着く食卓になります。

完璧な献立じゃなくていい。
毎日きれいに整えなくてもいい。

「今日は豚汁がある」
それだけで、ちゃんと食べた気持ちになれます。

私にとって豚汁は、がんばる料理というより、暮らしを支えてくれる料理です。

みりんは入れすぎない。少しでいい

調味料

みりんを入れるとコクが出るけれど、入れすぎる必要はありません。

豚汁4人分なら、大さじ1程度からで十分。
甘さを強くするためではなく、味をまとめるために使うイメージです。

料理は、引き算も大事。

調味料をたくさん足せば美味しくなるわけではなく、素材の味を生かしながら、足りないところを少し補いましょう。

みりんは、その“少し補う”役割をしてくれます。

豚肉のうま味や野菜の甘みを邪魔せず、味噌の風味をやさしく支えてくれる存在です。

子どもに伝えたいのは、料理の正解より「おいしい発見」

シェフ☆きっずの活動をしていると、子どもたちの料理への向き合い方に驚かされることがあります。

包丁を持つ真剣な顔。
野菜を切れたときの誇らしそうな表情。
自分で作ったものを食べるときの嬉しそうな顔。

料理は、ただ食事を作る作業ではありません。

「できた」
「おいしい」
「また作りたい」

そういう気持ちを育てる時間でもあるのです。

だから私は、子どもたちにも、ママやパパにも、料理の正解だけではなく、こういう小さなおいしい発見を伝えていきます。

豚汁にみりんを入れるとコクが出る。
たったそれだけのことかもしれない。

でも、そのひと工夫を知っているだけで、いつもの料理が少し好きになります。
食卓に出すのが少し楽しみになったり
家族の「おいしい」が少し増えたりすると、良いですね。

それは、十分に価値のある健康投資だと思います。

今日の豚汁が、未来の体をつくる

健康は、急に変わるものではありません。

今日の一杯。
今日のひと口。
今日の食卓。

その積み重ねが、未来の体をつくっていきます。

だからこそ、私は毎日の料理を大切にしたい。
でも、無理はしたくない。
がんばりすぎず、でも少しだけ丁寧に。

豚汁にみりんを少し入れる。
それだけで、味にコクが出て、心までほっとする。

料理を学ぶ時間で出会ったこのひと工夫は、私にとってまたひとつ、食を楽しむきっかけになりました。

健康投資は、特別なことばかりじゃない。

いつもの豚汁を、少しおいしくすること。
家族と「おいしいね」と言い合えること。
自分の体をいたわる一杯を作ること。

そんな日々の積み重ねこそ、いちばん身近で、いちばん続けやすい健康投資だと思います。

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