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【子育てママへ】心の栄養とは?一緒に食べる・作る・遊ぶ時間が親子の成長につながる

子どもには、栄養のあるものを食べてほしい。

野菜も食べてほしいし、 お肉や魚もしっかり食べてほしい。

管理栄養士としても、ひとりのママとしても、やっぱり「何を食べるか」は気になります。

でも、子育てをしていると感じることがあります。

子どもに必要な栄養って、 食べ物からとるものだけじゃないんだな、と。

誰かと一緒に食べること。

一緒に料理をすること。

一緒に笑って、遊ぶこと。

そういう何気ない時間も、子どもの心を育てる大切な「栄養」なんじゃないかなと思っています。

そしてこれは、子どもだけではありません。

毎日頑張っているママにも、きっと必要な栄養です。



「ちゃんと食べさせなきゃ」に追われていた

子どもが生まれると、食事について考えることが一気に増えます。

離乳食はこれでいいかな。

野菜が少ないかな。

今日はたんぱく質が足りなかったかな。

また同じものしか食べてくれなかった。

せっかく作ったのに残された。

私自身、管理栄養士だからこそ余計に、「ちゃんとしなきゃ」と思うことがあります。

でも、子どもって大人の思い通りには食べてくれません。

頑張って作った日に限って食べなかったり、 簡単に出したものをびっくりするくらい喜んだり。

そんな毎日の中で、

「今日は栄養バランスがいまいちだったな」

と思う日もあります。

だけど最近は、そんな日に別のことも考えるようになりました。

今日、一緒に笑えたかな。

「おいしいね」って言えたかな。

子どもの話を聞きながら食べられたかな。

それができたなら、 今日の食卓にもちゃんと栄養はあったんじゃないかな、と。

誰かと一緒に食べることも「心の栄養」

同じ料理でも、一人で黙々と食べるのと、誰かと一緒に食べるのでは、なんだか味まで違って感じることがあります。

「これ、おいしいね」

「今日こんなことがあったよ」

「それちょうだい」

そんな会話をしながら食べる時間。

子どもにとっては、ただ食事をしているだけではありません。

安心したり、 人の話を聞いたり、 自分の気持ちを伝えたり、 誰かと時間を共有したり。

食卓には、小さな学びがたくさんあります。

もちろん毎日、家族そろってゆっくり食べられるわけではありません。

仕事から帰ってきて、 お風呂に入れて、 ご飯を準備して、 片付けをして。

ママはそれだけで精いっぱいの日もあります。

だから、「家族みんなで毎日楽しく食卓を囲みましょう」と言いたいわけではありません。

たった10分でもいい。

子どもの隣に座って、

「今日どうだった?」

と聞いてみる。

それだけでも十分なのだと思います。

一緒に作ると「できた!」が増えていく

私は子どもたちと料理をする時間が好きです。

料理をしていると、本当にいろいろな表情を見ることができます。

最初は恐る恐る触っていた子が、だんだん大胆になったり。

「できない」と言っていた子が、少しやってみたら成功して、満面の笑顔になったり。

自分で作った料理を見て、

「これ、私が作った!」

と誇らしそうに話したり。

料理には、小さな成功体験がたくさんあります。

混ぜられた。

ちぎれた。

盛り付けられた。

お皿を運べた。

「いただきます」が言えた。

大人からすると些細なことでも、子どもにとっては立派な成長です。

そして私は、その姿を見ているママの表情が変わっていく瞬間も好きです。

「こんなことできるんだ」

「家ではやらせてなかった」

「いつの間にか大きくなったな」

子どもの成長に気づくことで、 ママ自身も少し嬉しくなる。

子どもの「できた!」は、 ときどきママの心まで満たしてくれます。

一緒に遊ぶ時間も、立派な栄養

遊ぶ

遊ぶことも同じです。

公園で走る。

積み木をする。

絵本を読む。

手をつないで散歩をする。

子ども同士で遊ぶ。

親子で遊ぶ。

家族でふざけて笑う。

どれも、目に見える成果があるわけではありません。

資格が取れるわけでもないし、 テストの点数が上がるわけでもない。

だけど私は、こういう一見「何も残らない時間」こそ、実は心の中にずっと残っていくものなのだと思っています。

「一緒にいて楽しかった」

「話を聞いてもらえた」

「笑ってくれた」

そんな経験の積み重ねが、

私はここにいていい。

私は大切にされている。

やってみても大丈夫。

という気持ちにつながっていく。

それは、大人になってからもその子を支える「心の土台」になるのではないでしょうか。

子どもの成長は、ママの楽しみでもある

子育ては大変かもしれません。

思い通りにいかないことの連続です。

昨日できたことを今日はしてくれなかったり、 急いでいる日に限って「自分でやる!」が始まったり。

イライラすることもあります。

私もあります。

でも同時に、子育てをしているからこそ見られる景色もたくさんあります。

昨日までできなかったことができるようになる。

言えなかった言葉が言えるようになる。

食べられなかったものを口にする。

小さな手で、一生懸命料理をする。

そんな成長をいちばん近くで見られることは、ママにとって大きな喜びの一つだと思います。

そして不思議なことに、 子どもが成長するたびに、ママも少しずつ変わっていきます。

待つことを覚えたり。

人に頼ることを覚えたり。

「まあ、いっか」と思えるようになったり。

子どもを育てているようで、 実は私たちママも、一緒に育ててもらっているのかもしれません。

親子で「心の栄養」をとってみませんか

栄養というと、

ビタミン、 ミネラル、 たんぱく質、 食物繊維……

そんな言葉を思い浮かべるかもしれません。

もちろん、体をつくる栄養は大切です。

でも、それだけではなくて。

誰かと一緒に食べる。

一緒に作る。

一緒に遊ぶ。

一緒に笑う。

一緒に失敗する。

一緒に「できた!」を喜ぶ。

そんな時間も、親子にとって大切な栄養だと思っています。

完璧なご飯じゃなくてもいい。

毎日たくさん遊べなくてもいい。

ママがずっと笑顔じゃなくてもいい。

今日の生活の中に、ほんの少しだけ、

「親子の心が満たされる時間」

を入れてみる。

それだけでいいのではないでしょうか。

子どもが成長する時間。

ママも一緒に成長する時間。

体の栄養だけではなく、 親子の「心の栄養」も。

今日、少しだけとってみませんか。

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