【e-kagaku Cafe】IWATO! がんばれ!
みなさん こんにちはあるいはこんばんは。e-kagakuのkitaharaです。 コーヒーを傾けながら、リラックスした科学雑記に耳を傾けていただければ幸いです。
いま、われわれの人工衛星IWATOは、宇宙を一人で漂っています。 10月10日にISSきぼう実験棟から放出されたIWATOは、数か月で地球に突入し、消滅します。 おそらく来年の1月中には、地球の大気圏に突入し燃え尽きるでしょう。それまでに、レーザー反射を含めた実証実験の数々を行います。まだIWATOのミッションは道半ばであり、担当するジュニアたちは全力でデータの取得に取り組んでいます。e-kagaku全員が、宇宙で一人ぼっちのIWATO
を思いながら、その使命を全うさせたいという思いを繋いでいます。
先週、私はフィリピンのセブ島で開催された、APRSAF2025(アジア太平洋地域宇宙機関会議)という国際シンポジウムで、IWATOミッションについての発表を行いました。 IWATOが行う実証実験だけでなく、小学生から大学生までの世代を超えた人工衛星ミッションがなぜできたのかについて、各国の宇宙人材育成にかかわる皆さんに紹介し、ともに進める本物のジュニア育成を呼びかけ、大きな共感と同意を得ることができました。今後これらの国々とコンテストや国際合宿を共同で開催することなど具体的な企画に進んでいく予定です。 これも「宇宙を学びの場とするプロジェクト」の大きな目的であり、IWATOが存在している価値でしょう。
このIWATOにはminiーMt.FUJIという、地球からのレーザー光を180度反射させるレーザーリフレクターが、世界で初めて搭載されています。(超小型衛星にリフレクターが搭載されたこと、mini‐Mt.FUJIが実証実験されることが世界初です。)これにより衛星までの正確な距離を測定することができ、スペースデブリの振る舞いを精密観測できると期待されています。このミッションは、JAXAとの共同研究契約も締結しており、ジュニアが行っている宇宙ミッションにプロが本気で連携してもらっている稀有な例です。
https://e-kagaku.com/wordpress/wp-content/uploads/2022/08/86c918dbe651382118c32bbbef180c15.pdf
このミッションに関わっていただいている、JAXAの皆さんはIWATOをわが子のように慈しみながら検証していただいています。その思いはプロもジュニアを同じ、ものつくりや科学を通した世代を超えた共感を感じます。私たちは全力でIWATOミッションに取り組んでいます。IWATOに応援よろしくお願いいたします。
12月7日 第3回ジュニア衛星シンポジウム 無料配信いたします。ジュニアの奮闘と成果をぜひご覧ください。


