繊細さんにとって本当に身につけるべき優しさとは
これまで、繊細さんと優しさをテーマにして記事を書いてきました。
ある程度自分の中で考察できていたと思っていたのですが、
最近「自分、ぜんぜんわかってなかったかも…」とふりだしに戻ったような経験をしたので、
改めて繊細さんが身につけるべき本当の優しさについて、書いていきたいと思います。
さて、
繊細さんは、基本的にめちゃくちゃ優しいです。
その共感能力の高さから、
老若男女問わず、“相手の役に立ちたい”“幸せにしたい”と自然と行動することができます。
(私の例で言うと、友達と疎遠になる理由が、“私じゃ幸せにしてあげられないから”という極端なものだったりします)
しかし当たり前の話ですが、個人の能力には限界があります。
すべての人に対して慈悲深く献身的にいられるのは、アニメに出てくるヒーローくらいです。
私たちは、心が満たされて初めてアンパンを差し出せます。
むしろ心が満たされたら、自然とアンパンが湧いてきて、いくらでもあげられるのです。
つまり、自分を幸せにして、初めてあなたの世界は完結するんです。
言い換えると、自分を幸せにしないでいくら他人を幸せにしようとしても、あなたの世界は永遠に完結しません。
空気の抜けたタイヤみたいにふにゃふにゃしてしまい、行きたいとこにも行けず、やりたいこともできなくなってしまいます。
繊細さんは、相手のためを思って、無理をしてでも自分をあげようとしてしまいます。
一時的にはそれで満足かもしれませんが、実は心の奥底では、だんだんともう一人の自分の中で不満がたまっています。
こっちにももっとちょうだいよ。
こっちが大事なんだからもっと優先してよ。
私の方を先に癒してよ。
その心の声を無視していると、ある日突然無性に誰かにイラッとして、例の悪名高い“ドアスラム”のようなことが起きてしまいます。
この世の出来事は、すべて自分の心の投影です。
“この人、全然私のこと尊重してくれない!”
と相手に対して思う時、それは、自分自身が自分をないがしろにしてしまっている時なのです。
自分を相手に投影し、怒っているに過ぎないのです。
“あなたの喜びは私の喜び”
という考えは繊細さんが持ちがちな考えで、それ自体はとてもすばらしいことなのですが、
この世の人すべてが、
“あなたの喜びは私の喜び”
とは限りません。
しかし、それを前提にして付き合ってしまうと、当然勝手に疲れて勝手に傷ついて、
挙句の果てに勝手に「話が違う!!」と、逆上するハメになってしまいます。
人に優しくすることはとても大切なことです。
人を癒すことで、自分も癒されます。
特に繊細気質を持つ方は他人との境界線が薄いため、
相手の感情が自分の感情と結びつきやすく、どうしても相手の感情に左右され振り回されてしまいます。
しかし、繊細さんが本当に身につけるべき優しさは、他人ではなくまず自分自身に対しての優しさなのです。
自分を一番にケアし、
自分の心の声を一番に聞いてあげ、
自分の望みにいち早く気づき、
自分の叶えたい夢を実現できるよう行動していく
自分が疲れていたら、まずは自分を癒すことを優先してあげます。
自分を癒すことはナルシストな行為じゃありません。恥ずかしいことでも幼稚なことでも、ましてや甘えでもありません。
もっとワガママを言っていいんです。
疲れていたら、
気分が乗らないなと思ったら、
やりたくないと思ったら、
遠慮せずに、NOと言ってください。
ひとつずつ、自分の中の“やらなきゃ”を手放していってください。
そこで、
お世話になってるから
相手に悪いから
いい年して
今さら
幼稚
と罪悪感に襲われてしまうこともありますが、
それらをいったん無視して、できないものはできないと堂々と宣言してください。
そして意外なことに、案外、勇気をだして伝えたNOが、すんなり受け入れられることもあります。
そこで初めて、自分がべき思考で自分自身を縛っていただけだったことに気づくのです。
繊細なあなたは、頑張らなくても十分誰かの役に立っています。誰かを癒しています。
あなたの存在がすでに、誰かにとっての“優しさ”になっているのです。
だから、頑張らなくていいのです。
頑張ってあなたの価値を証明しようとしなくていいのです。
無理をすればするほど、その場で取り繕うことができたとしても、
必ず反動が帰ってきて、NOを言うよりももっと相手を傷つける事態を引き起こしてしまいます。
もう頑張らないでください。
相手のために自分を犠牲にしないでください。
あなたはただあなたでいるだけで、あなたの責務を十分果たしているのです。
あなたはただ、好きなテレビ番組を見てゲラゲラ笑っていればいいのです。
好きなお菓子でも食べて、「おいしい~♡」と喜んでさえいればいいのです。
どうか、まずはあなた自身を癒し、幸せにしてあげて下さい。
そうすれば、それがまわりまわって、自然な形であなたのまわりの人を幸せにしていくことができるのです。
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