見出し画像

テイク6~コロナ禍明けで5年8カ月ぶりの来日公演~究極の「アカペラ、歌、声と体のエンタテインメント」健在~絶対にAIにはできないハーモニー


テイク6~コロナ禍明けで5年8カ月ぶりの来日公演~究極の「アカペラ、歌、声と体のエンタテインメント」健在
 
【Take 6 : Harmony Never Made By AI】
 
究極。
 
コロナ禍中、来日がなかったので、本当に久しぶりの来日になったアカペラ・グループの最高峰、テイク6のちょうど30回目の一般来日公演。一般公演では1989年が初来日なので、約30年超で30回の来日なので、ほぼ毎年来ている感じだ。まちがいなく親日家グループの一組でもある。
 
久しぶり、ブルーノート公演は9年ぶりということもあってか、公演数日前に急にソールドアウトになり、超満員だった。2日目のファーストに参加。
 
グループとしては2017年8月、2018年8月、2019年8月以来、約5年8カ月ぶりちょうど30回目の来日公演。コロナ禍があったので、かなり久しぶり感がある。
 
前回2019年時のライヴレポが見つからなかったので(行ったが書いてないかも)、前々回の2018年時のライヴレポを見たが、そのときはアル・ジャロウ曲が4曲もあった。
 
予定時刻通り、メンバーがマイクを持ち、ステップを踏みながら、楽屋から通路を通り、ステージへ。
 

 
オリジナルのLTD、リード・ヴォーカルはジェフリー・オズボーン (1977)

 
テイク6の単体としては最新作『アイコニック』(下記アルバムリスト⑱から)の楽曲。同作からは、ほかに、「ガット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ」、「セイリング」、「ルーフ・ガーデン」も。
 
当日歌った曲に関しては、下記セットリストに詳細を記した。オリジナルを[ ] 内に表記。またいくつかの曲で、トラック(カラオケ)を使ったものがあったので、それも表記した。それ以外はすべて人間の声と体を使った音だけ。
 
アンコールを含めた14曲を改めて見直すと、あらゆるジャンルから曲が選ばれているのがわかる。
 
ソウル、R&B、ポップ、ロック、ゴスペル、ジャズ、ブルーズ、ポップ/アフリカ、ポップ/日本でいうAOR、ブルーズ&ソウルといった具合だ。
 
それにしても、これだけの広範なジャンルを包括して歌い、どれもすべて自分たちの色に染めてしまうのだから、相変わらず、その楽曲解釈力の素晴らしさにはただただ脱帽だ。
 
本当に声だけで、これだけの重厚な厚みのあるコーラスを聞かせ、しかも、曲によっては、ちょっとした振り付けもつけて「見せる「魅せる」エンタテインメントにもする。
 
すでに日本のソウル・ミュージック・ファン、あるいはテイク6ファンの一部には知られているが、マーク・キブルのお嬢さん、クロエ・キブルが現在日本在住で歌手活動を行っている。そして、今回のテイク6のライヴで、1曲、スペシャル・ゲスト的にフィーチャーされた。
 
それが下記セットリスト⑧のナット・キング・コールなどで知られる「ストレイトゥン・アップ・アンド・フライ・ライト」のところだ。白のドレスで登場して、この曲を堂々と歌い上げた。
 
今まで何度かフィリップ・ウーなどのライヴで歌声は耳にしていたが、この日のブルーノートでのパフォーマンスは、小さな個展ではなく、大きな美術館で行われる展覧会で豪華に額装されたような絵画を見せてもらっているようだった。やはり、額縁は大事だ。(笑)
 
この日も最後のアンコールは、彼らの大ヒットのひとつアンブロージアの「ビッゲスト・パート・オブ・ミー」だった。いままで、彼らの持ち歌としても聞いていたが、なかなか個人的にはピンときていなかったのだが、この日なぜか初めて、歌詞の意味などが少しはいってきて、「そうか、これは、『あなたは、私の最大の一部だ』」というひじょうに普遍的な愛の歌だとやっとわかり、彼らがこの曲をいつも最後にもってくる意味を遅ればせながら理解した。
 
しかし、テイク6のライヴを初めて見たのが、1989年6月、ロスアンジェルスで行われた「ブラック・レディオ・エクスクルーシヴ」のコンフェレンスだった。そのときの衝撃についてはどこかに書いたが、それはそれは衝撃だった。その後、同年11月、コンサートで初来日。やはり、衝撃だった。以後彼らは約36年で指折り数えて30回目の来日を果たした。毎回来日毎に最低1回は足を運んでいるので、けっこうな数のライヴに触れたが、それでも、約6年ぶりのライヴは新鮮だった。
 
やはり、改めて、人間の声の持つ素晴らしさ、これは何にも代えがたい。決してAIではまかなうことはできない、という当たり前のことを痛切に感じた。
 
 
~~~~~
 
セットリスト :テイク6 
Setlist:Take 6 4/4/2025, first set
 
4/4/2025, first show @ Bluenote Tokyo
 
[ ] denotes original artist/s.
(track) denotes with tracks
⑱denotes the album on album list
 
Show started 18:00
01. Back In Love Again [LTD] ⑱ (track)
02. Got To Get You Into My Life [Beatles, Earth Wind & Fire]  ⑱
03. Get Away, Jordan [Traditional] ①
04. Yo’ Jeans [Al Jarreau]
05. Every Day I Have The Blues [Joe Williams] (track)
06. Rainy Night In Georgia [Brook Benton, Ray Charles]
07. Homeless [Paul Simon]
08. Straighten Up And Fly Right [+Chloe Kibble] [Nat King Cole] ⑪⑲
09. Sailing [Christopher Cross]  ⑱ (track)
10. God Bless The Child [Billie Holiday, Diana Ross]
11. U Deserve This (track)
12. Stand By Me [Ben E King] ⑲
13. Roof Garden [Al Jarreau]  ⑱
Enc. Biggest Part Of Me [Ambrosia] [+Cloe Kibble] ④ (track)
Show ended 19:11
 
 
■ 過去テイク6関連記事
 
テイク6、新作携えライヴ~クロード、8月末再来日
2018年08月04日(土)

 
テイク6~約1年2か月ぶりの来日~完璧なハーモニーでベスト・エンタテインメント
2017年08月31日(木)

 
テイク6新作アルバムは、デビュー作の25年ぶり再録音
2013年07月05日(金)

(その後このデビューアルバムの再録音企画はなくなった)
 
アカペラ最高峰、テイク6~2月14日にオーケストラと共演
2012年02月12日(日)

 
ドクター・セドリック・デントが復帰したテイク6~20回目の来日
2010年05月19日(水)

(過去記事一覧ここに)
 
東京ジャズ(パート5)~テイク6とベンEキング
2012年09月14日(金)

 
「ソウル・サーチン・ブログ」内での一番古い記事。2002年5月
 
テイク6・ライヴ『鎧(よろい)をまとい始めたネイキッド・メディア』
【2002年5月15日水曜・セカンド・ステージ・東京ブルーノート】

http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/live/take620020515.html

 
クロード・マックナイト・ソロ・ライヴ~クラースのあるアンプラグド・ライヴ
2017年01月09日(月)

 
クロード・マックナイト&上條頌のアンプラグド・ライヴ・アルバム・リリースへ
2017年08月22日(火)
 

 
クロード・マックナイト初ソロ・ライヴ評
 
クロード・マックナイト・世界初・ソロ・ライヴ~グループとソロ・シンガーの立位置
2013年04月25日(木)

 
テイク6、クロードのコメントなど
 
アカペラ最高峰、テイク6~2月14日にオーケストラと共演
2012年02月12日(日)

 
~~~~
 
■クロエ・キブル
 
フィリップ・ウー、3年ぶりの自身名義ライヴ@四谷メビウス~クロエ・キブル登場
2022年08月03日(水)

 
フィリップ・ウー・ライヴ久しぶりに四谷メビウスで2022年11月30日(水)開催~クロエ・キブ
2022年11月14日(月)

 
フィリップ・ウー~4年ぶりバースデイ・ライヴ
2023年06月30日(金)

 

 
■メンバー
 
クロード・マックナイト / Claude McKnight (Vocals/Tenor)
アルヴィン・チアー / Alvin Chea (Vocals/Bass)
デイヴィッド・トーマス / David Thomas (Vocals/Tenor)
マーク・キブル / Mark Kibble (Vocals/Tenor)
ジョーイ・キブル / Joey Kibble (Vocals/Tenor)
クリスチャン・デントリー / Khristian Dentley (Vocals/Baritone)
+
スペシャル・サプライズ・ゲスト
クロエ・キブル / Cloe Kibble
 
■アルバムリスト
 
⑲The Manhattan Transfer & Take 6 – The Summit (Live On Soundstage) (2018)
BMG, WTTW Chicago, HD Ready
538442870,
 
⑱Iconic (2018/4/27)
Take 6
Independent Label Se (2018-04-27)
SoNo Recording Group SGR476

配信

https://goo.gl/yF8B2j

 
⑰Believe (2016/1/1)
SoNo Recording Group 


 
⑯One (2012/3/27) Shanachie 5796


 
⑮The Most Wonderful Time Of The Year (2010/10/5) Take 6 Records

 
⑭Standard (2008/9/30)
Take 6
Heads Up (2008-09-30)

 
⑬Feels Good (2006/3/21)
Take 6 Records

 
⑫Beautiful World (2002)
Warner Brothers


 
⑪Tonight: Live (2000)
Reprise Records

 
⑩Best Of Take 6 (2000)
Re-issue of ⑤
 
⑨Greatest Hits (1999)
Reprise Records

 
⑧We Wish You A Merry Christmas (1999)
Reprise Records

 
⑦So Cool (1998/10/27)
Reprise Records

 
⑥Brothers (1996/10/29)
Reprise Records


 
⑤Best Of Take 6 (1995/)

 
④Join The Band (1994/6/28)
Reprise Records

 
③He Is Christmas (1991/9/10)
Reprise Records

 
②So Much 2 Say (1990/8/31)
Reprise Records

 
①   Take 6 (1988)
Reunion Records

 
■一般公演20回目以降の来日(メモ)
 
一般公演初来日は1989年11月末。五反田簡易保険ホールほか。
 
20 2010年5月 ビルボードライブ
21 2012年2月 墨田トリフォニー、ブルーノート (2011年5月の延期・振替)
22 2012年8月 東京ジャズ
23 2013年6月 ビルボードライブ
24 2014年7月 ビルボードライブ
25 2015年10月 ビルボードライブ
26 2016年6月 ブルーノート東京
27 2017年8月 ビルボードライブ
28  2018年8月 ビルボードライブ
29  2019年8月 ビルボードライブ
30  2025年4月 ブルーノート東京
 
ENT>LIVE>Take 6
 
 
 
 
 
 

ここから先は

0字

¥ 200

Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?