見出し画像

ジャム&ルイス、ピーボ・ブライソンの次作はすでに完成~他、多数のプロジェクトで多忙

(本サイトは定価はついていますが、常に最後まで無料でお読みいただけます)

ジャム&ルイス、ピーボ・ブライソンの次作はすでに完成~他、多数のプロジェクトで多忙
 
【Jimmy Jam Talks About New Peabo Bryson Album Among Others 】
 
チャット。
 
ジャム&ルイスのライヴ後、彼らに表敬訪問して、その後、ジミー・ジャムとちょっと立ち話をした。
 
そのとき、いろいろと話をしてくれたので、簡単にまとめておきたい。
 
まず、先日来日していたピーボ・ブライソンがしばらく前に、ピーボの次のアルバムはジャム&ルイスのプロデュース作だと言明していた。ただその時点では、タイトルや発売時期などについては書かれていなかった。そのときは、ピーボの次作、再び、ジャム&ルイス・プロデュースかと感慨深かった。
 
そこでまず最初にそのピーボ作品について尋ねると、「ああ、あれはレコーディングはすべて終わった。もう完成している。ただどこのレーベルから出すか、どうやって出すか、いつ出すかなどの細かい作業はまだなんだ。ただ、マスターは出来上がっている」とはっきり言う。
 
ピーボの前作『スタンド・フォー・ラヴ』は2018年8月、全米でジャム&ルイスのもつパースペクティヴ・レーベルから発売された。発売元に関しても、ジミーは「自分たちのところから出すのか、どこか大きなところに任せるのか、まったくわからない」としていた。
 
ピーボ・ブライソン前作
Peabo Bryson – Stand For Love
2018/08/03

 
その後いろいろ調べてみると、おそらく、2026年のどこかのタイミングで出て、ピーボのデビュー作からの50周年記念のアルバムという位置づけでリリースされるようだ。タイトルは、確定ではないかもしれないが、『グレイス』というアルバムになり、そのアルバム発売とともに「ザ・ゴールデン・タッチ・ツアー」を敢行する。
 
~~~
 
また、CD関連では彼ら自身の初めてのレコード(CD)『Jam & Lewis – Volume One』が2021年7月にリリースされており、以来4年間、ヴォリューム2がまだでてこない。その点について聞くとこうだ。
 
「そう、ちょこちょこやり始めてる。4-5曲は録音したかな。15-6曲? いや、そんなにはいれない。多分10曲くらいじゃないかな。僕たちは、ヴォリューム3も出したいからね」
 
な、なんとヴォリューム3も出したい、と! すでにいろいろなゲスト・アーティストに声をかけているそうだ。
 
Jam & Lewis : Volume One
2021/7/9

 
~~~
 
ジミー・ジャムはかなり忙しいようだ。というのは、たとえば、グラミー賞を決めるNARASのボードメンバーでもあり、ノミネートの選考や、さまざまなズーム・ミーティングなどが、毎週のようにあるようだ。
 
~~~
 
また、最近はレコード(CD)制作とは別にドキュメンタリー製作にもかかわっている、という。
 
現時点で数本のプロジェクトが同時進行しているという。その中で、ひじょうに興味を惹かれたのが、HERが監督するカーティス・メイフィールドのドキュメンタリー『ザ・メイキングス・オブ・カーティス・メイフィールド』と、フィラデルフィア・ソウルに関するドキュメンタリーだ。前者は、この話をきいたあと、どこかでその記事を読んだかもしれないと思ったら、今年の3月に音楽イヴェント「サウス・バイ・サウス・ウェスト」で公開されていた。
 
HERの同作品についてのインタヴュー(約7分26秒)

 
(約19分20秒)

 
このカーティスのドキュメンタリーでは、ジミー・ジャムはインタヴューを受けている。そうしたドキュメンタリーに音楽的にかかわったり、製作面でもかかわったりしているようだ。
 
このカーティスのドキュメンタリーはすでに完成しているが、もうひとつのフィラデルフィア・ソウルのドキュメンタリーは、まだ製作中だ。
 
~~~
 
やはり、ギャンブル&ハフ、トム・ベルなどを中心としたものになるようだ。トム・ベルはすでに亡くなっているが、ジミーによれば、「(トム・ベルも)たくさんのアーカイヴ映像があるんだ。ギャンブル&ハフやアール・ヤングには、直接インタヴューしたよ」と語る。
 
「なにしろ、フィラデルフィア・ソウルは、僕の若い頃大好きだった音楽だからね」
 
フィラデルフィア・ソウルに関しては、複数のドキュメンタリーのプロジェクトが進行している。あるいは、製作の話が持ち上がっていた。それらは現在進行中のものもあれば、途中で頓挫しているものもあるようだ。
 
フィリー・ソウルで言えば、僕が「マクファーデン&ホワイトヘッド」の片割れ、ジョン・ホワイトヘッドにインタヴューしたことがあり、彼ら二人がどのようにしてソングライターになったかなどを語ってくれたという話をした。残念ながら二人とも現在では死去している。
 
果たして、彼らがてがける「フィラデルフィア・ソウル」あるいは「フィラデルフィア・サウンド」のドキュメンタリーはどんなものになるか、これも楽しみだ。
 
~~~
 
そういえば、ジミー・ジャムの父親、コーンブレッド・ハリスの伝記本が昨年出ていた。
 

 
Deeper Blues: The Life, Songs, and Salvation of Cornbread Harris ハードカバー – 2024/8/12
 

 

 
なんと、ジミーによれば、この本のオーディオ・ブックが録音され、そろそろリリースされるのではないか、という。
 
「著者のアンドレア・スウエンソンが読んでるはずだ。僕は後書きを寄稿した。実は、父は、いまでも自分のバンドで毎週ミネアポリスのカフェでライヴをやってる。ただその店は先月だったか、最近、クローズしてしまった。だから、定期的にやる場所がなくなってしまったかもしれない。父は今年98歳になる。去年の誕生パーティーには参加した。父とは、50年ほど会ってなくてね。この本を書いたアンドレアをきっかけで、50年ぶりに会った。彼は自分のバンドでブルーズ、ソウル、R&Bをやっている。父はキーボードと歌をやる。一度、ライヴを見に行ったことがあるよ」
 
ジミーと父親との半世紀ぶりの邂逅については、その本文で描かれている。著者のアンドレアにジミーが「父親の連絡先はわかるのか」といった内容のメール(テキスト)を送り、2人の間をとりもったという。
 
なぜ半世紀もの間、コンタクトがなかったのか、聴きたかったが、ちょっと楽屋でのチャットでははばかられた。
 
~~~
 
こうした本、とりわけ伝記本の話の中でデイヴィッド・リッツの話を僕が持ちだしたら、「いやあ、彼にジャム&ルイスの伝記本、書いてみないか、と誘ったことがあるが、結果的には断られた。彼は、アリーサやレイのように、自分がすべての情熱をかけられるような対象でなければ、仕事としてライターとして書く以外は書けないなあ、と言っていた。それは僕もとてもよく理解できたよ」と振り返っていた。
 
ジミーにデイヴィッドは今、ダニー・ハサウェイの本を、レイラとのインタヴューを軸に書いているよ、と伝えると、「それは絶対おもしろい本になりそうだ」と言っていた。
 
まだまだ話は続きそうだったが、時間切れになった。それにしても、ずっと目が離せないジミー・ジャムだ。


The Birdを歌って踊るみんな



 
ENT>ARTISTS>Jimmy Jam
 
 

ここから先は

0字

¥ 200

Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?