聴取感謝。2025/10/18『レディオ・ディスコ』内「ディスコ・サーチン(102回)」特別拡大版~来日間近テディー・ライリー番組独占インタヴューと「ニュー・ジャック・スウィング」の正しい歴史~
聴取感謝。2025/10/18『レディオ・ディスコ』内「ディスコ・サーチン(102回)」特別拡大版~来日間近テディー・ライリー番組独占インタヴューと「ニュー・ジャック・スウィング」の正しい歴史~
【Radio Disco : Disco Searchin Extended Version #102 (2025/10/18) Featured Teddy Riley Exclusive Interview And True History Of New Jack Swing】
(本サイトは定価はついていますが、常に最後まで無料でお読みいただけます)
102回。
今回の「ディスコ・サーチン」は別コーナー2回をはさんでの特別拡大版です。
まず、パート1は15時43分頃から。
テディー・ライリーはインタヴューの中で、現在てがけている最新プロジェクト2本について言及しています。これは、今回初めて聞いたもので、大変驚きました。テディーの生声とともに詳しく解説しました。
一つ目は、今までの自身の作品をフル・オーケストラで録音し、それをヴォリューム1から4まで作りたい、という構想。2つ目は、「ニュー・ジャック・ソウル」という、アメリカの「サザン・ソウル」にスポットを当てた作品群を作りたいということ。これらは、今回のテーマ/タイトルとなっている「ガイ2.0」がその方向性を表しています。かつてのガイの進化版を今回は提供するというもの。
インタヴューの内容は次の通り。
テディー・ライリー・インタヴュー 一問一答部分 (DJオッシーが質問を送り、それにテディ―がこたえたもの)
Q1 今回久しぶりに来日します。日本のファンの皆さんに一番伝えたいメッセージはなんでしょうか。
A1 私は“すべてを携えて”ここにやって来たということです。シンプルに、純粋に音楽を楽しんでほしい。神の響き、ブラックストリートのサウンド、マイケルのサウンド、そして私のニュー・ジャック・スウィングを通して、心から喜びを感じてもらえたら嬉しいです。もうすぐ日本に行きます! 僕らの音を感じに来てください。
Q2 1987年以降、多くのアーティストの作品をてがけてきていますが、もっとも印象に残っているアーティストあるいはプロジェクトはなんだったでしょうか。
A2 やはりマイケル・ジャクソンですね。マイケルとの仕事は、まるで学校に通い直して、もう一度一から学び直すような経験でした。本当の意味でのプロデューサー、作曲家、アレンジャー、つまり、作品の物語を自分で導く力を学ぶ時間だったんです。だから、僕にとって最も記憶に残っているのは、マイケル・ジャクソンです。
Q3 アーティストと仕事をするときに、いつも心がけていること、あるいはそのためにルーティーンとしていることはありますか?
A3 はい、僕が常に意識しているのは「流れ(フロー)」です。アーティストのサウンドには独自の流れがあって、その流れに自分を合わせることが大切なんです。そのアーティストの音に慣れて、呼吸を合わせられるようになると、そこから何でも生み出せるようになる。だから僕は、実際にアーティストがスタジオに来る前に、ほとんどのセッションを自分の中で済ませています。彼らの音楽を事前に徹底的に研究して、理解を深めておくんです。そして、いざ彼らが来たら、すぐに手を動かして一緒にその流れに乗る。それが、僕がいつも大切にしていることです。特にWu-Tangのときにも 心がけていたことです。アーティストが来る前に研究し、来たらすぐにその波に乗る。そうすることで、同じ方向を向いて、同じビートの上で音楽を創り出せるんです
少し違う角度から付け加えたいと思います。アーティストと仕事をするときに、いつも心がけているのは 、彼らのペースに寄り添うことです。アーティストのペースに合わせることで、彼らは自分の作品に対して主導権を感じ、安心して表現できるようになる。でも僕たち制作サイドの役目は、最終的にその曲や作品の本質を引き出して形にすること。だから、アーティストの流れを感じ取りながら導くバランスが大切なんです。かつてそのことを忘れてしまい、セッションの空気がうまくまとまらなかったこともあった。それ以来、僕は常にそのことを忘れないようにしています。
Q4 あなたは1989年以来何度も来日しています。これまで日本で過ごした時間の中で、特に印象に残っているのは、どんなことですか?
A4 それは、ファンのみんなと一緒に盛り上がり、観客と一体になって、同時に新年を迎えたあの瞬間です。(2013年大晦日のビルボードライブでのライヴ) ブラックストリートとして日本で新しい年を迎えたあの瞬間は、本当に忘れられない思い出です。また あんな瞬間をもう一度味わいたい。それが今年じゃなくても、来年にはぜひ実現したいですね。僕らのパフォーマンスを見てもらえたら、きっと、年末を締めくくったり、アジアで何か特別なことをできる、そんなバンドになれると思っています。
Q5 これまでにも多くのアーティストのプロデュースやプロジェクトをてがけてきました。あなたがこれからてがけるプロジェクトはどんなものがありますか?
A5これから取り組んでみたいプロジェクトはいくつかあります。まず、僕の100曲のヒット曲をすべてオーケストラ・アレンジで収録する作品『シンフォニー・ニュー・ジャック・スウィング・アルバム』を ヴォリューム1から 4まで作りたいと思っています。このプロジェクトを通して、エド・シーランやテディ・スイムなど、世界中のアーティストたちとコラボレーションするチャンスが生まれると思います。それが僕の夢なんです。昔からの夢は、自分の楽曲がオーケストラ用に編曲され、譜面に起こされて、実際にオーケストラと共に演奏されること。そのモードに入りたいときに、自分の音楽を壮大に奏でてもらう、それが僕にとって理想のコラボレーションです。そして、今一緒に仕事をしている素晴らしい仲間たちがいます。「コンポーザーズ」という名前のイギリス出身のアーティストで、彼らはバンドであり、プロデューサーであり、作曲家でもあります。彼らが、僕の新しいアルバム『シンフォニー・オーケストラ・ニュー・ジャック・スウィング・アルバム』の制作をサポートしてくれているんです。
そして、今回ライヴで行く「ガイ2.0(Guy 2.0)」で目指す次の音楽的ムーブメントは「ニュー・ジャック・ソウル」です。 「ニュー・ジャック・ソウル」とは、基本的には「サザン・ソウル」(アメリカ南部のソウル・ミュージック、教会のゴスペルやブルーズなどの要素を含んだディープなソウル・ミュージック。日本でも1970年代にちょっとしたブームになった)なんですが、僕はそれをもっと広げて、新しい形として進化させたいと思っているんです。この「サザン・ソウル」という音楽はアメリカでは根強い人気がありますが、アメリカ国外ではあまり聴く機会がありません。だからこそ、「ニュー・ジャック・ソウル」として世界中に広めていきたい。ぜひ、僕たちの新曲「Baby Daddy」(まだ公開されていない)を聴いてください。これはまさに「ニュー・ジャック・ソウル」のサウンドを体現した1曲です。世界中の人たちに聴いてもらい、楽しんでもらえるのを楽しみにしています。
Q6 この番組はディスコ(・ミュージック)に特化した番組なのですが、あなたにとってディスコ・ミュージックはどのような影響を与えてきたでしょうか?
A6 僕が最も影響を受けたディスコ・ミュージックは、80年代の音楽です。 たとえば、KC & The Sunshine Bandの「Shake Your Booty」、「Somebody Else’s Guy」、それから「When Boys Talk」や「Last Night a DJ Saved My Life」、「Frisco Disco」などのヒットが僕に大きな影響を与えました。当時はディスコ・ミュージックだけでなく、ヒップホップも勢いを増していた時代で、公園でディスコの曲が流れると、人々がその上でラップをしていたんです。(ヒップ・ホップとディスコ・ミュージックなどの)こうしたカルチャーの融合こそが、僕が音楽を作り始める原点になりました。他にも、バリー・ホワイトやドナ・サマーなど、影響を受けたアーティストは数え切れないほどいます。GQの「Disco Nights」もそのひとつ。とにかく、僕はディスコが大好きなんです。
(訳・亀井佐代子)
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ガイとしての初来日は1989年10月、続いてテディー・ライリー名義の来日が2007年9月、続いて2009年2月はブラックストリート、2009年8月にふたたびガイ、ブラックストリートで2010年2月と2013年12月大晦日のニューイヤーズ・イヴ前後の日程。その後2020年4月にテディー・ライリー名義のライヴがビルボードライブで予定されていたが、コロナ禍(パンデミック)襲来のために、延期されていました。そのリヴェンジが2025年10月から11月にかけて行われる。(AZさんの情報で少し修正追記しました。ありがとうございます)
日本人として初めてテディーにインタヴューしたのは、1988年7月25日ニューヨークで。この時点ではまだガイのファーストは日本発売されていませんでした。キース・スウェット、ジョニー・ケンプがヒットしていたごく初期。その後1989年5月30日にロスで2度目のインタヴュー。そして、1989年10月14日、初来日の時に日本で再度インタヴューしました。
また、音楽ジャーナリストの故バリー・マイケル・クーパーが、ヴィレッジ・ヴォイス紙で書いた記事「テディ・ライリーズ・ニュー・ジャック・スイング:ハーレム・ギャングスターズ・レイズ・ア・ジニアス」は1987年10月18日に掲載され、これを機にネルソン・ジョージほか多くの音楽ジャーナリストらが、テディー・ライリーが作り出すこの音楽を「ニュー・ジャック・スウィング」と呼ぶようになり、一挙に広まりました。いわば、この1987年(10月)が「ニュー・ジャック・スウィング」元年と言っていいでしょう。このあたりの歴史的考察をご紹介しました。
■セットリスト
Setlist : Disco Searchin Extra Version #102, 10.18.2025 @ InterFM897,
(Part1)
jingle
M00 Untitled (How Does It Feel) D’Angelo
Disco Searchin Theme – Trammps
M01 I Want Her – Keith Sweat
>break
(Part 2)
M02 Just Got Paid – Johnny Kemp
Teddy Riley Message [1]
BGM Just Got Paid (Instrumental)
Teddy Riley Message [2]
M03 Groove Me – Guy
Teddy Riley Message [3]
M04 No Diggity – Blackstreet Feat. Dr. Dre
>break
(Part 3)
M05 My Prerogative Bobby Brown
Teddy Riley Message [4]
BGM Let’s Chill – Guy
M06 Blood On The Dance Floor – Michael Jackson (1997)
End of the show
■来日公演チケットなど
詳細
タイトルTeddy Riley Presents New Jack Swing “The Experience” featuring GUY 2.0, Sounds of BlackStreet, Sounds of Michael Jackson and More.
アーティスト テディー・ライリー
日時 2025年10/30 (Thu) 1st Stage Open 16:30 Start 17:30 / 2nd Stage Open 19:30 Start 20:30
チケット DXシート DUO: ¥43,000 (18)
DUOシート: ¥38,900 (17)
DXシート カウンター: ¥21,000 (9)
S指定席: ¥18,900 (8)
R指定席: ¥17,800 (7)
カジュアル: ¥17,300 (7)
会場 ビルボードライブ東京
〒107-0052 東京都港区赤坂9丁目7−4 東京ミッドタウン ガーデンテラス 4F
03-3405-1133
日時 2025年11月1日(土)、11月3日(月・祝)
ファースト、開場 15時、開演16時、
セカンド、開場18時、開演19時
■テディー・ライリー、ニュー・ジャック・スウィング過去関連記事
そのヴィレッジ・ヴォイス掲載記事の再掲載もの
「キング・オブ・ニュー・ジャック・スウィング」~ガイ・エネルギー炸裂
2009年08月12日(水)
NJS
2007年09月29日(土)
【ニュー・ジャック・スイング復活】
映画脚本家、音楽ジャーナリスト、バリー・マイケル・クーパー 66歳で死去~ニュー・ジャック・スイングという言葉を広めた第一人者の1人
2025年1月28日
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■『ディスコ・サーチン』in『レディオ・ディスコ』番組の聴き方
FMラジオで。東京地区、FM89.7mhzにダイアルをあわせて聴く
2025年10月18日(土)東京・インターFM、89.7mhz、『レディオ・ディスコ』15時~17時40分 『ディスコ・サーチン #102』のコーナーは15時45分頃から16時43分頃まで。3パートで。
ラジコで。
直リンク
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■「ディスコ・サーチン#102」期間限定同録
Disco Searchin Extra Special #102, 10.18.2025
Part 1 (15:04)
https://soundcloud.com/soul_searcher/disco-searchin-102-1-2025-10
Part 2 (21:08)
Part 3 (13:00)
■『ディスコ・サーチン』期間限定同録 (ゲストコーナーの期間限定同録)(約28分)
Disco Searchin #101 in Radio Disco, 08.23.2025 (約21分)
Radio Disco 2025.08.16 Part 1, 15:00-16:43
Disco Searchin #100 Special
(『ディスコ・サーチン』、パート1は15時30分から、パート2は16時から)
Radio Disco 2025.08.16 Part 2, 16:58 – 17:40
Disco Searchin #099 – Sly Stone Documentary
「レディオ・ディスコ」巣瀬さんゲスト付き添い 2025.07.12
Radio Disco 2025年7月12日(土)15:00- InterFM897 (フル尺)
ラジコ (ゲストコーナーは16時からなので、始まって約1時間あたりから27分間)
聴取感謝。(2025/6/21)『レディオ・ディスコ』内「ディスコ・サーチン」第98回~ペピー・
2025年06月22日(日)
■『ディスコ・サーチン』過去履歴(一部)
[2025]
[93]2025/01/25 ルーサー・ヴァンドロス・ドキュメンタリー『ルーサー:ネヴァー・トゥ・マッチ』
[94]2025/03/15 ドゥエイン・ウィギンス(トニ・トニ・トニ)追悼
[95]2025/03/29 グウェン・マクレイ/スティーヴ・アレイモ追悼(マイアミ・サウンドの重鎮)
[96]2025/04/26 ブラックバーズ初来日
[97]2025/05/03 『ウィ・ウォント・ザ・ファンク』ドキュメンタリー紹介~ジェームズ・ブラウン誕生日、ジョージ・クリントン再来日
[98]2025/06/21 ペピー・ウィリー、スライ・ストーン追悼
[xx]2025/07/12 Intagr8 ・巣瀬哲夫さんの付き添い出演~『ケンパ』旋風上陸
[99] 2025/07/19 スライ・ストーンのドキュメンタリー『スライ・ライヴス!』を見て、紹介
[100A]2025/08/16 100回記念大増量スペシャル・トリビュート・トゥ・アリーサ・フランクリン
[100B] 2025/08/16 ジャム&ルイス・スペシャル
[101]2025/08/23 ジミー・ジャム・インタヴュー~ピーボ・ブライソン、コーンブレッド・ハリス
[102]2025/10/18 来日直前テディー・ライリー独占インタヴューと「ニュー・ジャック・スイング」の正しい歴史
[103]2025/11/22
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