見出し画像

良いパンクはスウィングしまくるパンク。-ルールの正当性とマナーの逸脱-

sakuraiです。
成立させたかったお題にトライしたいと思います。



01.はじめに

お題はタイトルの通り「良いパンクはスウィングしまくるパンク」
ドラムとギターボーカルにリードギターとベースが直線的に合わせることで起こる衝突について解釈してみます。

まず本稿ではスウィングの定義を「規則的な伴奏の上を勢い余った主旋律が前後しつつ合流したスポットがスウィング」であると解釈します。

前提のもと、譜面上の横の動き(音の羅列)と縦の重なり(響き)という二次元の記号を基本のイメージとします。


02.パンクという音楽スタイル

こと楽曲を評価されるパンクロックにおいては、音楽としてのルールは厳守されマナーは逸脱されます。

縦の重なりは音数が多くなるほど複雑化します。ギターの弦を六本全て鳴らした和音x2+ベースの弦を三本鳴らした和音+ボーカル(一音と計算)+コーラス(二音と計算)とすれば合計で十八音が一斉に鳴っていることになります。

多くのパンクギタリストが常用するパワーコードは、三度音と言われる響きの明るさ(メジャー)・暗さ(マイナー)を調整する響きが排除されています。三度音を排除すると「5(ファイブ)」という記号がつき、楽譜上ではD5やA5と表記されます。聴感上は「明るくもなく暗くもなく」というドライな構成音(D5=D5)となります。


03.解体と再定義

スウィングスポットを定義するにあたり、主旋律をどう定義するか。本稿では4ピース・2コーラスを参考構成とし、ドラム以外を独立した旋律と定義します。リードボーカルと合わせて合計六つの旋律となります。定義上の構造としては多声法(ポリフォニー)となり、旋律に対する旋律はカウンターポイントと呼ばれます。

リードギターによるフィルインであっても、音数の多いベースであっても音楽的ルールに則っていれば、キーとテンポを逸脱しない限り不協和音は起こりません。ルールの範疇であれば、重なる音が多いほど瞬間的な密度が高まるという理屈です。

規則的な伴奏の定義についてですが、リズムのガイドはドラムが担います。ここでいう伴奏は主旋律とイコールとするのが自然かと思います。

「ルールに則り、キーとテンポを逸脱しない」

ボーカル、コーラスも含め全ての楽器が主旋律・伴奏の相互関係を保ちます。相互関係とは前述の表現「衝突」に置き換えることも出来ます。


04.意訳

「旋律による衝突と合流の連続が引き起こす脳震盪」


おススメ関連記事:

いいなと思ったら応援しよう!