5-2 下僕、爺をぎゃふんといわす ~小説「女主人と下僕」~敗戦奴隷に堕ちた若者の出世艶譚~

ディミトリがザレン爺に語った「儲け話」はいくつかあったが、ザレンを最も喜ばせ、かつ、苛立たせたのは、この話である。「ザレン様の名前で...ちょっと今までの茶舗とは毛色の変わった店を出したいんです」「言ってみろ」「ザレン珈琲舗」ザレン爺はカッとなって書斎机をぶったたいた。「お前!茶業60年の!よくもわしに向か…

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