思考ログ | 私は、語ることがない人だと思っていた(15)
インデックスなし保存の記憶たちはどうしてやってくるんだろう、と考え始めたけど、ここで大きな問題にぶち当たってしまった。こいつらはいつも不意にやってきて、そして消えていってしまうから、私のアクセスできる記憶に残らない。さっきもあ、これ!と思った瞬間はあった気がするけど、すでに私の手元から離れてしまっていることに気づいた。これ、どうやって確認していくといいんだろう。思いついた時に咄嗟にメモするしかないんだけど、思いつくときは大抵別のことをしているからなかなか難しかったりする。
一生懸命思い出そうとしても、私の記憶は蘇らないのはよくよくわかっているので、なんとなく私が現時点で把握できていることを並べていこう。そうしていくとなんか思いつきそうだし。
情報が提示されると、それに関連する別のことが突然パッと思いつく。
思いつくのは具体例の時と、比喩、構造や関係性のような抽象化されている時がある。
私は具体例を出そう、構造を出そうと考えている意識は持ってなさそう。内容を理解しようとしてるというスタンスっぽい。
構造で出せた方が私としてはスッキリ度が高い。
具体例の後に、ああ、こういう構造だったか、と遅れて気づくこともある。
やっぱり私は意識的に何かを考えてこれをやってなさそう、ということがわかってきた。
…ブラックボックスじゃん
という気持ちがむくむくとしてきてしまう。そうだ、まるでレコメンドエンジンみたいだ。ユーザーである私はどうしてそれがレコメンドされたのかよくわからない。でも、パッと出てきたものを見て、あ、良さそうと思ったらそれを採用する。スキップすると次のが出てくる。後からレコメンドされたものを見つけようとしてもなかなか見つからないところもそっくり。そうか、私はレコメンドエンジンの出力をYES/NOするユーザーなんだなぁ。ユーザーは、レコメンドエンジンがどんなアルゴリズムなのか直接はわからない。せいぜい使っていく中でこのレコメンドエンジンの出力の癖を理解するくらいだなぁっていう気持ちになってきた。
