【番外編】アスンシオンで絶対に行くべきレストラン5選——在住7年が本音で選ぶ
番外編 / 無料公開
私が通う、アスンシオンのおすすめレストラン5選

今回は箸休めとして、無料記事を届ける。
これまでの記事では生活費・永住権・治安と医療・住まいと食文化を書いてきた。今回は「アスンシオンで外食するなら絶対に外せない店」を5つ、実名で紹介する。
移住検討者が「現地で実際にどんな食事ができるのか」をイメージするための記事だ。すでに移住している人には「そこ知ってる!」と言いたくなる内容だと思う。
「ちょっといいお店」をコンセプトに私が自信をもってお勧めするレストランばかりなので記事を楽しんでほしい。
1|La Cabrera(ラ・カブレラ)
アルゼンチン発の肉料理——アスンシオンが誇る最高峰ステーキハウス
住所: Av. Santa Teresa 2795 c/ Coronel Cabrera, Asunción
価格帯: 1人3,000〜5,000円前後
営業時間: 昼 11:30〜15:30 / 夜 19:00〜23:30(日曜は昼のみ)
アルゼンチン発のステーキハウスチェーンで、アスンシオンには複数店舗がある。中でもサンタ・テレサ通りの本店は、洞窟のような内装が印象的で雰囲気も群を抜いている。
注文すると、メインの肉料理に加えて冷製・温製合わせて十数種類のサイドディッシュが一緒に出てくる。これがとにかく多い。食べきれないほど出てくるが、これはLa Cabreraのスタイルだ。
アサドのおすすめ: ビフェ・デ・チョリソ(サーロイン)か、コスティジャス(リブ)。肉の質がとにかく高い。ワインリストも充実しており、南米ワインをゆっくり楽しみたい夜に向いている。
注意点: 週末は予約必須。予約なしで行くと30分以上待つことが普通だ。英語対応のスタッフもいるため、スペイン語が不安な移住初期でも使いやすい。


2|Taberna Española(タベルナ・エスパニョーラ)
1985年創業——アスンシオン最古のスペイン料理店
住所: Ayolas 631 c/ General Díaz, Asunción(旧市街エリア)
価格帯: 1人1,500〜3,000円前後
営業時間: 昼 12:00〜14:00 / 夜 20:00〜深夜
1985年創業、40年以上アスンシオンの中心部に立ち続けるスペイン料理の老舗だ。「アキ・エスタ・ミゲル」などいくつかの名前を経て現在の「タベルナ・エスパニョーラ」になったが、スペイン料理への姿勢はまったく変わっていない。
内装はスペインの伝統的な「メソン」を彷彿とさせる雰囲気で、アスンシオンの中でも特に個性的な空間だ。
アサドのおすすめ: パエリア(海鮮・野菜どちらも)と、サングリア。パエリアはアスンシオンでここが一番だと思っている。トルティージャ・エスパニョーラ(スペイン風オムレツ)もぜひ頼んでほしい。
注意点: 旧市街エリアにあるため、夜は周辺の治安に注意。タクシーかUberで直接行くのが無難だ。肉料理が続く日々に「違う料理が食べたい」と思ったとき、必ず思い出す店だ。
Taberna(食べるな)なのに…と思うのは日本人特有の感覚なので口には出さないことをお勧めする…


3|Tierra Colorada Gastro(ティエラ・コロラーダ・ガストロ)
🏆 アサド個人的イチ推し——ラテンアメリカ50ベストに選ばれたパラグアイ最高峰
住所: Av. Santísima Trinidad 784, Asunción
価格帯: 1人3,500〜6,000円前後
営業時間: 昼 水〜金 / 夜 月〜土(要事前確認)
正直に言う。私がアスンシオンで一番好きなレストランはここだ。
シェフのロドルフォ・アンゲンシャイトは、ゴードン・ラムゼイやミシェル・ルーらの元で腕を磨いた後、パラグアイに戻って2010年にこの店を開いた。パラグアイの食材——特に先住民コミュニティから仕入れる伝統食材——を使い、「パラグアイ料理の再解釈」を体現している唯一無二の店だ。
2016年にパラグアイの飲食店として初めてラテンアメリカ50ベストレストランに選出され、現在も南米を代表するファインダイニングのひとつとして評価されている。
アサドのおすすめ: スルビー(パラグアイの川魚)のグリル。28日間熟成のパラグアイ産牛肉。そして必ずデザートの盛り合わせを頼むこと。グリーンティークッキーが出てきたら絶対に食べてほしい。
木・マドラス・植物で構成された内装は温かく、12人用のVIPルームまである。「特別な夜に使う店」として7年間、私の中でずっと首位の座にいる。
注意点: 絶対に予約を入れること。席数が少ないため、予約なしでは入れないことが多い。ランチは週3日のみの営業なので、公式サイトで最新のスケジュールを確認してから行くこと。


4|Bar San Roque(バル・サン・ロケ)
1900年創業——120年以上続くアスンシオンの生き証人
住所: Eligio Ayala y Tacuarí, Asunción(旧市街・サン・ロケ教会向かい) 価格帯: 1人1,000〜2,000円前後
営業時間: 月〜土 昼〜深夜(月曜夜も営業)
1900年創業。アスンシオンに現存する飲食店の中で最も歴史のある店のひとつだ。120年以上の間、パラグアイの政治家・文学者・市民が集い続けてきた場所であり、店自体がアスンシオンの歴史の一部になっている。
メニューはパラグアイ料理とドイツ料理の融合という珍しい構成だ。ビフェ・コイグア(牛肉の煮込み)、ソパ・パラグアジャ、シュークルート(ザワークラウト)にソーセージ——これが同じメニューに並んでいる光景は、パラグアイの移民の歴史を感じさせる。
アサドのおすすめ: 手作り生地のエンパナーダ。パラグアイ料理の中でも特にここのエンパナーダは記憶に残る味だ。昼のメニュー(ランチセット)はコスパが非常に良い。
注意点: 内装はクラシックで昭和の喫茶店のような雰囲気。最新のオシャレなレストランを期待していくと面食らうかもしれないが、それがこの店の魅力だ。移住者が現地の友人を連れていくと、必ず喜ばれる。


5|ALMA - Cocina con Fuegos(アルマ・コシナ・コン・フエゴス)
薪火料理の新鋭——アスンシオンで最も「今」を感じるレストラン
住所: Prof. Emiliano Gómez Ríos, Asunción
価格帯: 1人2,500〜4,500円前後
営業時間: 夜のみ営業(要事前確認)
「Fuegos(火)」という名の通り、すべての料理を薪や炭の直火で調理することにこだわった店だ。Tierra Coloradaがパラグアイ料理のファインダイニングとすれば、ALMAは「火の料理」という明確なコンセプトを持つ個性派だ。
まだ比較的新しい店だが、「絶対またここに来たい」と思わせる力がある。料理・サービス・空間すべてにおいて、オーナーの強い意志を感じる。
アサドのおすすめ: 肉料理はどれも間違いないが、魚料理も頼んでほしい。薪火で焼かれた魚は、他の調理法とはまったく別物の味になる。カクテルも水準が高い。
注意点: 夜のみの営業で、席数が少ない。週末は特に混むため、必ず予約を入れること。「友人がアスンシオンに遊びに来たときに連れていく店」として、私の中でLa Cabreraと並ぶ定番になっている。


まとめ:アスンシオンの食は、想像より豊かだ
「パラグアイ=肉しかない」というイメージを持っている人は多い。確かに肉文化は根強いが、それだけではない。
スペイン料理の老舗、パラグアイ最高峰のファインダイニング、120年の歴史を持つバー、薪火にこだわる新鋭——これだけのバリエーションがアスンシオンにはある。
ここに上げたレストランは東京の六本木や銀座で食べると20,000円以上するクオリティのお店ばかりだ。
生活費が安いこの国で、これだけの食体験ができる。
それがパラグアイの豊かさのひとつだと私は思っている。
次回予告
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