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初めての映画上映会開催の振り返り~「カンタ!ティモール」@逗子文化プラザ市民交流センター~

8月25日、映画「カンタ!ティモール」の上映会を逗子文化プラザ市民交流センターで開催しました。

子どもたちと一緒に学びたいこの世界のあれこれ研究所」の初企画です。「カンタ!ティモールの上映会、やってみたい!」と思ったときは、第二子出産予定日2ヵ月前。大丈夫かなと思いつつ、不安よりやってみたい気持ちが勝り、企画を進めることにしました。

数人でも来てくれたら…と思っていましたが、結果的には、15名の方に参加いただき満員御礼で、無事に開催することができました。

準備から開催までにやってことや、感じたことなどを書き残しておきたいと思います。


①開催2ヵ月前:事務局への問い合わせと映画の視聴

映画「カンタ!ティモール」とは?

2022年にインドネシアからの独立を果たした東ティモールを舞台にしたドキュメンタリー映画です。東ティモールは、1975 年のポルトガルから独立後、27年間に渡りインドネシア軍から激しい軍事統制を敷かれ、人口の約1/3が命を落としました。

そんな中でも、捕らえたインドネシア兵と対話をし、無傷で帰す地道な赦し(ゆるし)の戦略を続けた先に訪れた独立。家族や大切な人を殺害し傷つけた相手を憎むのではなく赦す。「悲しみは消えない。けど怒りじゃない」暴力ではなく対話で、憎しみではなく赦しで、地道に向き合い続けることで、インドネシアの人びとを動かし、奇跡だと言われた軍の撤退と独立を実現した実話です。

カンタ!ティモール公式素材より

「人の手から手に伝わってほしい」という監督の思いの元、自主上映という形で上映されており、2014年の公開から10年以上経ちますが、各地で上映会が開催され続けています。

事務局へ問い合わせ・映画DVDの視聴

この作品を知ってからずっと観たいと思っていましたが、なかなか近くで観られる上映会がなく…自分で開催するしかないのでは?と思い始めました。

「カンタ!ティモール」の上映会開催システムは、「参加人数×500円」と記載されていましたが、最小決行人数はどのくらいだろう?さすがに数人だと駄目だよね…と思い、まずは事務局に問い合わせをしてみました。

「最小人数の決まりはありません。数人でも問題ございません。開催が決まっていなくても、検討のためにDVDをお送りできます。開催を見送る場合も、ご検討がすべて済んでからご返却いただければ大丈夫です」
と、メールで返信が届きました。

検討段階でもDVD借りれること、数人での小規模開催でもOKなことがわかり、最初のハードルが下がり、視聴用のDVDを送ってもらいました。

「カンタ!ティモール」を見終えたとき、「上映会を開催したい!」と強く思い、出産まで2ヵ月、初めての映画上映会開催、一人で何をどうできるか、手探りの中、準備スタートです。

②開催1.5ヵ月-1ヵ月前:会場探しと下見

まずは会場探しから

何はともあれまずは会場の確保だと、自分が住んでいる逗子市周辺で映画上映会ができる会場を探し始めました。
レンタルスペースか、市の施設の貸会議室か、ミニシアターでも時間貸しをしているな…などネット検索で探していましたが、なかなかピンと来ず。

↑シネマアミーゴさんでも2時間10,000円で映画上映ができるそうです。上映設備がしっかりしてるだろうし、本格的にやるならここもよさそう。

人に話すことで現実味が増す

そこで、商工会に所属しているママ友だちに、「映画上映会を開催したくて、レンタルできる場所知らないかな?」とちらっと相談したところ、飲食店のレンタルスペースや、お寺など含めてたくさん候補を教えてくれました!

また、「カンタ!ティモール」に興味がありそうな別のママ友だちにも、「視聴用のDVDを観てみない?」と勧め、「観たい!」と言ってくれて上映会応援するよ!と、「カンタ!ティモール」の映画上映会の開催経験のある方を紹介してくれました。

「人を集められるか自信がないし、お金もかかるし、出産も近いし、やらなくてもいいのかも」と思う瞬間が度々ある中で、人に話すことで自分では想像していなかったスピードと広さで物事が進み、現実味が増し、「やっぱりやってみたい」と力が湧いてきました。ありがたいです。

会場候補を3カ所に絞って下見へ

教えてもらった場所から、3カ所に候補を絞り、それぞれ下見へ。
<会場候補>
①逗子文化プラザ市民交流センターの会議室
②横須賀の浄楽寺
③久里浜のコミュニティスペース「みーなのいえ」

費用的にはどこもそれほど変わりなく(良心的な価格)、逗子を拠点にやるとしたらアクセス的には逗子文化プラザが近い。

浄楽寺さんは、毎月「テンプルシネマ」という映画上映企画をされていて、私も参加してきました。お寺の境内で観る映画は非日常感も相まって、じっくりと世界観に没入できとってもすてきな時間でした。


毎月「カンタ!ティモール」の上映会を行っているか方から紹介いただいた「みーなのいえ」は、一軒家で少人数でアットホームな会にできそう。

それぞれの良さがあり、会場選びは迷いましたが、

「今の日常の延長でできること」「まず自分でやってみること」の軸で、普段から子どもとよく利用する場所であり、最初の企画として自分一人でもできる場所と考え、逗子文化プラザ市民交流センターの会議室(和室)に決めました。

③開催3週間前:会場決定と市民団体登録

逗子文化プラザ市民交流センターに市民団体登録

逗子文化プラザ市民交流センターの会議室を利用するには、市民団体としての登録が必要です。
この機会に以前から考えていた活動をやっていこうと、「子どもと一緒に学びたいこの世界のあれこれ研究所」として市民団体登録を行いました。

事前に用紙記入を行っていったので、思ったよりも簡単に登録できました。スタッフの方が丁寧親切に対応してくれて、登録から会議室の見学・予約までスムーズに行えて感謝です。

逗子文化プラザ市民交流センターの活用

少人数でアットホームな会にしたく、会議室は和室を選択(会場費は3時間で1,500円※準備や片付け含めると1枠では心配だったので3時間×2枠を借りました)。備品として、プロジェクター一式(プロジェクター、スクリーン、スピーカー、パソコン:3時間2,500円※二部制にしたため2枠借りました)をレンタルしました。

市民交流センターでは、会議室レンタルのほか、作業&打ち合わせスペースの利用(Wifi有)、印刷、チラシの掲示、スタッフの方への相談などができます。

学童保育や市民プール、幼児のプレイルームも併設されていることもあり、老若男女問わず毎日多くの人の出入りがあり、活気がある施設です。

私もこの夏は娘のプール遊びの前後に寄って相談したり準備したりで、毎日のように通いました。上映会開催まで準備物や確認したいことなど細々とあったので、日常の中でよく行く場所を会場にできて良かったです。

写真は運動公園のプールですが、この夏、文化プラザプールにも何度も娘と遊びにいきました。プールで遊ぶ前後で準備や相談等を進められたのことも、無事に開催できた大きな要因です!

日時・料金など詳細を決める

日時は会議室が空いている枠から決めたので、候補日が絞られました。
(3歳の娘はパパに任せられるよう、パパ休日の月曜日に設定)

会場決定後、公式サイトから上映申込

会場と日時等詳細が決定したので、公式サイトから上映申込を行いました。
公式サイトに上映会情報を掲載してくれるので、このときまでにイベントサイト(申し込み先や詳細など)を作成して一緒に送ります。
(公式サイトを観てきてくれた方もいました)

上映会申し込みを行うと、DVDやCDなど必要な物を送ってくれます。

④開催3週間前:制作物と広報活動開始

会場が決まり、急ピッチで広報活動を開始しました。
今回、作成した広報資料と活動内容は以下です。

<制作物>
・A4チラシ(PowerPointで作成)
→必要な素材は公式サイトからダウンロードして自由に使えます
・申し込みフォーム(Googleフォーム)
→こくちーず一本に統一しても良かったかも
こくちーずのイベントページ
→決済を伴わない場合、無料版で作成できました
(イベントページ作成・申し込み管理・自動メール返信は無料版でもできるので、今回会場でのお支払いのため無料版で十分でした)
・noteの記事

上映会のチラシ。画像素材は公式サイトにたくさんあり、無料でダウンロードして使えます!

<告知方法>
・こくちーず&noteの公開
・まずは友だち&知人へ個別に連絡
・Facebookへ投稿
・逗子文化プラザ市民交流センターへのチラシ掲示
→無料で掲示できます(2週間更新)
逗子市内の広報版へチラシ掲示(14カ所に設置)
→無料で10日間掲示できます(市役所で申し込み)

⑤開催10日前:申し込み状況

個別に連絡した友だちのほか、知り合いの知り合いの方からお申し込みをいただき、7名の参加者が!当初想定していた規模(数名~多くて10名くらい)に達し、こんなに来てくれるんだ!と嬉しくなりました。

こくちーずは、申込やキャンセルがあるとメールで通知が来るので、わかりやすかったです。
一方、Googleフォームはメール通知の設定をしておらず(最初の一週間反響が全然なく、ここから来ることはあまりないだろう、と確認を数日していませんでした・・)
久しぶりに確認したところ、8名のお申込みをいただいていることが判明し、急いでお礼メールを送りました。

お申込み先は、こくちーずかGoogleフォームに一本化した方が良いかもなと。Googleフォームは回答があった際のメール通知設定をしておくのが必須だなと反省です。

⑥開催10日前~5日前:会場備品確認とリハーサル

無料枠での会場下見

市民交流センターでは、会議室の本予約(予約日10日前までに支払いがない場合、自動キャンセルになる)後、30分程度の会場下見ができます。

プロジェクターなど機材一式をレンタルするので、DVDが問題なく動くか、会場設営をどうするか含めて、開催2週間前に下見の時間をもらいました。

そこで、レンタルするパソコンでDVDが起動しないトラブルが発生。スタッフの方にいろいろ見てもらいましたがその場では解決せず…。その日の晩、再訪問し、パソコンにアプリを入れてもらったことで無事に起動することを確認できました。
ただ、プロジェクターやスクリーンの設置場所、座る位置の確認などが全然できず、不安が残る…

追加で会場等を借り、本番環境でリハーサル

想定を超え15名の方にお申込みいただき、会場の定員ぎりぎりになったため、本番環境でのリハーサルを行うことにしました。

リハーサルの様子(開催当日は写真を撮るのをすっかり忘れてしまいました・・)

机、プロジェクターとパソコン、スクリーンの配置決め、座席の場所決めなど、実際にやってみないと決められないことばかりで、配置が定まるまで試しながらで1時間はかかりました。

3時間会議室利用料+プロジェクターレンタル料、3,500円。本番と同じだけ追加でかかりましたが、リハーサルやって本当によかった…

実際に座席を用意してみると、プロジェクターとの関係で結構ぴちぴちになったので、二部制にしママ友だちは午後の部として別開催にすることにしました。

⑦当日へ向けての準備物~東ティモールのお茶~

東ティモールのハーブティーとコーヒー

せっかくなのでお茶とお菓子を出せたら良いなと思い、東ティモール産の何かないかなと探していたところ、
オンラインフェアトレードショップ「パルマルシェ」に出会いました。

パルマルシェは民際協力(市民と市民との協力という意味)とフェアトレードを主な活動内容とする、特定非営利活動法人パルシック直営のショップです。

ハーブティーとお土産用のコーヒー、お茶菓子としてドライライチとドライココナッツを購入しました。

当日の準備物

・配布資料(映画の主要登場人物であるアレックスさんからのメッセージ、ほか)
・進行台本
・参加者名簿
・前日のリマインドメール

当日の配布資料

⑧開催当日~開催後

当日の準備

9時~12時、12時~15時の2枠会議室を借りました。
朝一番の枠は30分前から準備可能です。事前リハーサルをしたため、配置が決まっていたので30分で会場設営完了!(事前リハーサルやって本当によかった‥)
9時ころ受付を手伝ってくれる友人が来てくれて、9時15分開場です。
当日飛び込みで2名の方が来てくれましたが、体調不良等で当日キャンセルが2名いたので、お断りすることなく観てもらえてよかったです。

いよいよ上映開始!

9時15分開場、9時30分開始という朝早めの設定でしたが、みなさんほぼ時間通りに来てくれて無事にスタート。
スピーカーの指す場所を間違えて音が小さい、という凡ミスが最初ありましたがすぐ直して、それ以外は問題なく無事に最後まで上映できました。

カンタ!ティモール公式素材より

上映後の感想シェア会

午前の部は13名、午後はママ友だち2組で開催し、それぞれ上映後に感想のシェア会もできました。
「ずっと気になっていた映画で今回観れてよかった」
「映画を観て初めて知ったことがたくさんあった。知ること・伝えることの大事さを感じた」
「子どもたちの笑顔、音楽が印象的だった」
「悲しみは消えない。けど怒りではない。理不尽でひどいことをされても、相手を恨まず怒らずいられるのはすごい。同じ立場だったら自分はできるだろうか…」
「大地や自然とのつながり、人とのつながり、自分とのつながりの大切さを改めて感じた」
「出産後、長編や映画を観ることができていなかったので、久しぶりに映画を観て色々思いめぐらせ、考える機会を得られてうれしかった」

カンタ!ティモール公式素材より

など、様々な感想を聞かせていただきました。
一緒に同じ映画を観て感じたことをシェアできたこと、みなさんが映画の世界に入り込みいろんな思考や想いが巡っている空気感がすごくうれしかったです。

開催後にやったこと

無事に上映会を終えたあとは、少しの事務作業です。
・「カンタ!ティモール」事務局へ開催報告メール(参加人数など)
・上映料の振り込み(参加人数×500円)
→今回、上映料+会場費として参加費は1,000円で設定しましたが、リハーサル+二部制にしたこと+お茶代を合わせると赤字でした^^;
・DVD等の返送
・参加者の方々へお礼メール

カンタ!ティモール公式素材より

まとめ

「カンタ!ティモール」を初めて観たとき、東ティモールの方々の、人間としての本当の豊かさや強さに感銘を受け、大地とともに生きる力強さや対話を通して武力を退けることができたことに希望をもらいました。

同時に、日本が加担している事実(それを知らなかったこと)に落胆し、終わらない戦争、それを起こしている利権やシステムへの憤り、「自由があるのに声を上げない」自分の不甲斐なさや何をしていけば良いかわからない戸惑いなど…いろんなことが頭に浮かび、ことあるごとに頭をよぎります。

今回の上映会を通して、「カンタ!ティモール」に関心を寄せていただく方々と出会えたこと、映画を通して感じたことや考えたことを(短い時間では語り切れなかったとは思いますが)共有できたことで、私の中でもいろんな思いが深まり、広がりました。

無事に開催でき、参加してくれた方々との出会いがあり、やってみて本当によかったです。ご参加いただいたみなさま、ご検討いただたみなさま、応援してくださった方々、本当にありがとうございました!!

今後も、子どもと一緒に学びたいこの世界のあれこれ研究所の活動を通して、違和感を無視せずに立ち止まって考え、行動につなげていくことを大事にし、子どもたちが生きていく世界が、温かくて優しく、のびのびと元気に在られるよう、微力ながらも進んでいきたいと思います!

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