育休後の退職と仕事の選択、出産・育児は「どう生きたいか?」を問い続ける貴重な機会
娘がもうすぐ3歳を迎えます。
「産休・育休を経て、0歳の途中か1歳までには保育園に預けて、仕事に時短勤務で復帰する」
これが当たり前で、他に選択肢はないと思っていました。
でも、育休を一年延長して考え続け中で、
「育休中も一部仕事を復帰できること」
「保育園に預けて職場復帰する以外にも選択肢はいろいろあること」
が見えてきて、
育休中に一部仕事を復帰し、二年の育休終了と共に正社員を退職。
今は業務委託契約に切り替えてフリーランスとして自宅で仕事を働きながら、自宅保育+週2回の野外保育の共同保育で娘と過ごしています。

「いつ復帰するのか」「保育園はどこに通うのか」「時短で働きながら子どもとの時間はどのくらい持てるのか」……などなど、ぐるぐる悩んでいたころの自分が読んで「こんな選択肢もあるのか!」と思えるような、当時読みたかった話を書きたいなと思い、育休終了後まもなく一年を迎える今、振り返ってまとめておこうと思います。
最初の育休延長と超短時間復帰
7月に出産。保育園は1歳からだとなかなか入れないという先輩ママの話を聞き、0歳クラスの次の春には保育園に入って仕事復帰を考えていました。
しかし、8月末、一ヵ月検診で初めて外出し、そこから少しずつ外に出るようになって、二人で家の近所を少し散歩するだけでも緊張して。赤ちゃんとの生活もまだ慣れないことばかりの中、保育園の申し込み締め切りは11月頭!それまでに見学に行くスケジュール。
どきどきしながらバスに乗って見学に行ったけど、まだ保育園どこがいいなんて決めきれない・・次の春復帰は早いのではないか・・せめて一年は・・
当時の悩んでいたときの記事
【育休延長を考える】仕事復帰と保育園、なぜこんなにも悩むんだろう・・
心配事としては、
・お金の問題(給付金5割に減る)
・長期間離れたら仕事に戻れなくなるのでは
給付金が減った分の数万円を稼げたら解決するかも、と考え「育休中 副業」などで調べたところ、給付額の8割を超えなければ問題ないことを知る。会社の仕事も必要がある場合、育休を取りながら一部だけ復帰することもできるとのこと。
会社に相談し、ちょうど後任で入ってくれた方からの要望もあり、育休取得から半年後、育休取得しながら超短時間での仕事復帰をすることができました。

育休中の超短時間仕事復帰、良かったことと大変だったこと
良かったこと
・会社とのつながりを維持できた
・後任の方が一年半で退職、新しい方への引継ぎのサポート、フォローができた
・育休半年後から給付金5割に下がる分のマイナスを補えた
・フルリモート&超時短、後に業務委託契約に切り替える際にできるイメージをお互い持つことができた
大変だったこと
・最初は月に数時間捻出するのも難しかった
・子どもの生活リズムが成長に応じて変化する中で、臨機応変に仕事をする時間を確保していくこと
(→1歳を過ぎてからはリズムが整い、また、夫の働き方も変わり協力体制を取りやすくなり、時間確保がしやすくなった)
※超時短勤務の内容は、フルリモート&フルフレックス(一部チーム内MTGにZoomで参加)で最初は月の稼働合計18時間(1年後→40時間→退職後は60時間に推移)。主に広報周りのオウンドメディア記事やプレスリリースなどコンテンツ制作が中心。
再びの保育園見学でのもやもやと森のようちえんとの出会い

育休を延長し、超時短勤務で復帰をしながら1歳の誕生日を迎え、いよいよ次の春には本格的な職場復帰を迎えると思っていました。
秋、再び保育園の見学時期。夫と一緒にいくつか気になる園の見学に行きました。
悪くはないけど、集団保育だから仕方ないけど、決めきれない・・・
自分たちの中にある「これでいいのかな」の違和感をスルーできるのか・・・
(「毎日長時間預けてまで仕事をするのは本当に必要なのだろうか?」
「過ごし方や過ごす場所などいろいろルールが決まっている中で、のびのび過ごすことができるのだろうか?」
など・・)
自宅保育を中心に幼少期を過ごせたらいいな・・・でもむりだろうな・・
そんな中、子育て支援センターに掲示されていたチラシで知った隣町にある「森のようちえん 葉山もりのわ」の存在。
2012年4月開園の森のようちえん「葉山もりのわ」は、
園舎を持たない野外保育をしている
保護者と親による共同保育のコミュニティです。
義務教育前のかけがえのない幼児期を
子どものペースで見守り、のんびりとした時間のなかで
子育ちができてゆく自由と、
親自身も気づきを得ていくことのできる場所で
在ればと思います。
代表の方のブログには、心が動かされる、惹かれる言葉が溢れていました。
「パーマカルチャー」「子育ちと共に在る親育ち」「親と保育士の共同コミュニティ」
「毎日の心のやり取りを丁寧にできる。のんびりした時間とそれをみんなで見守ることのできる子どもたち、大人たちの姿勢で成り立っている」
「自然の中にある寛容さや生きものの摂理のようなものは、子どももまた自然であり、同じであることのように感じた」
「四季折々同じ森に通うことで、五感で感じること、出会うことの積み重ねを大切にしている」
「子どものと子どもの気持ちのやりとり、いっぱい心を動かすことで、自分も他者も同じように大切に思えるような関係性を築く」
「義務教育前のかけがえのない幼児期を、子どものペースで見守り、のんびりとした時間のなかで子育ちができてゆく自由と、親自身も気づきを得ていくことのできる場所」
ブログを読み、イベントや体験会で実際に場を体感したり話をしたりする中で、代表の哲学に触れ、「幼少期の子育ちをここで過ごしたい。そして親の自分たちも育っていきたい」と強く思いました。
でも、2歳児・3歳児は週2日、一日4時間。
仕事しながらだと、どう考えも無理だ・・・仕事を辞めるしかないのか?
正社員を辞めて業務委託でフリーランスとして働く選択

どうしたいか?そのためにどうすればよいか?を考えた結果、出た答えはシンプルでした。
・自宅保育を基軸に週2回もりのわに通う
・生活コストを見直し月10万円収入を得られたら何とかなる
今の超時短の働き方、月18時間をもう少し増やして、フルリモート・フルフレックスで正社員から業務委託契約に切り替えて働けないか、会社に相談しました。
会社からも理解を得られて、2歳まで育休を延長し、その後は退職・業務委託契約で仕事を続けられることができることに。
後任で入ってくれた方の退職、次の方が決まらない中での引継ぎがあったこと、育休中の超短時間復帰の経験があったこと(お互いできるイメージを持てた)、育休前からリモートワーク体制が始まり打ち合わせや普段の業務も問題なくできていたこと、仕事の内容的にもコンテンツ作成が中心で分業しやすいこと、などの要因が会社側の理解を得られたことにつながっていると思います。
最初の育休延長を悩んでいるときから、小まめに直属の上司や人事担当、同僚に、その時々で思っていることを隠さず相談・共有し続けられていたことも良かったと思います。
※どうしたいか悩んでいるとき背中を押してくれた、松井和さんの本「ママがいい」
違和感を無視せず、立ち止まって考え続けられる生き方をしていきたい

出産・育児をしながら保育園に預けて仕事復帰、もしくは専業主婦、それ以外にも選択肢はいろいろありますし、私の選択も、数ある道の中の一つにすぎません。
「自分が一番良いと思った・したいと思った選択をするのがベスト」悩んでいたとき、会社の友だち(少し前に出産したママ友だちでもある)からもらった言葉も背中を押してくれました。
保育園に預けてフルで仕事復帰している同僚も「こんなに長時間預けて良いのか悩むときもある」と悩みながらも一緒にいられる時間をどう過ごすか工夫して考え続けています。
私も、一番のぞむ選択ができたと思う中で、ふと不安になることもあります(フリーランスには産休・育休はないので、第二子出産前後、どうなるかなど・・)。
出産・育児を通して、仕事のことだけでなく、「どう生きたいのか?」を改めて問われる日々です。
でも、この悩みや問いは大事なことで、誰かに決められた答えや正解があるわけじゃないし、悩みがないことが良いことではないと思います。悩みは次々出てくるし、その度に考えること、違和感や良いなと思ったことに出合ったときに無視せず立ち止まって考えて、どうするか決めて行動していくことができる生き方をしたいです。
