毎日の小さな出費|「少しくらい」が積み重なる仕組みを知ろう|AllA お金アカデミー③

こんしは!
毎日の小さな出費|「少しくらい」が積み重なる仕組みを知ろう|AllA お金アカデミー③
AllA / オールアトリエ講師の、オール・ドメディア / Owl Dmediaです。
全22講義で、お金の使い方を基礎から学ぶ
「ムダ遣い対策コース|種」。
前回の講義では、必要なものと欲しいものを整理して、
必要なお金を先に守り、残った範囲で欲しいものを楽しむ
という、お金を使う順番を学びました。
今回のテーマは、講義03。
「毎日の小さな出費」
です。
コンビニで買う飲み物。
帰り道で追加するお菓子。
スマートフォンの少額課金。
一回だけを見ると、それほど大きな出費には感じません。
しかし、「少しくらいなら大丈夫」が毎日続くと、気づかないうちに大きな金額になることがあります。
今回は、身近な小さな出費を無理なく見つけ、上手に付き合う方法を、えんだ・円舵 / Enda Endaと一緒に考えていきます。

小さな出費は、なぜ気づきにくいの?
えんだ・円舵 / Enda Enda
「オール先生! 今日は飲み物を一本買っただけだから、ムダ遣いではないですよね?」
オール・ドメディア / Owl Dmedia
「一本だけなら、大きな負担にはならないかもしれないね。でも、同じ買い物を毎日続けたらどうなるかな?」
えんだ
「毎日……ですか?」
たとえば、毎日150円の飲み物を買ったとします。
一日だけなら150円です。
しかし、30日続けると、
150円 × 30日 = 4,500円
になります。
さらに、飲み物と一緒に150円のお菓子も買えば、一日300円。
30日では、
300円 × 30日 = 9,000円
です。
一回の金額は小さくても、回数が増えれば、まとまった金額になります。
小さな出費が悪いわけではありません。
問題は、自分がどのくらい使っているのか分からないまま続いてしまうことです。
「少額だから大丈夫」と感じる仕組み
人は、大きな金額を使うときほど慎重になります。
一万円の買い物をするときには、
「本当に必要かな」
「もっと安いものはないかな」
「今月買っても大丈夫かな」
と考えるでしょう。
一方、100円や200円の買い物では、
「このくらいならいいか」
と、あまり考えずに支払いやすくなります。
えんだ
「確かに、100円のお菓子なら、ほとんど迷わず買っています」
オール
「その一回が悪いわけではないよ。ただ、『少ない金額だから考えなくていい』という状態が続くと、使った合計が見えにくくなるんだ」
小さな出費には、心理的な軽さがあります。
だからこそ、一回の金額ではなく、一週間や一か月の合計で見ることが大切です。
小さな出費に隠れやすいもの
毎日の生活には、気づきにくい小さな出費がたくさんあります。
コンビニでの追加購入
飲み物だけを買う予定だったのに、レジの近くにあったお菓子も買う。
一つひとつは安くても、追加購入が習慣になると出費が増えていきます。
自動販売機の飲み物
外出するたびに飲み物を買うと、一回の金額は小さくても、回数が多くなります。
家から水筒を持っていける日もあるかもしれません。
アプリやゲームの少額課金
100円や300円の課金は、小さく感じられます。
しかし、何度も繰り返したり、複数のゲームで使ったりすると、合計金額が分からなくなりやすくなります。
配送料や手数料
商品そのものだけでなく、送料や決済手数料が毎回かかっていることもあります。
少額でも、買い物の回数が増えるほど負担は大きくなります。
使っていないサービスの料金
毎月数百円のサービスでも、ほとんど使わないまま支払い続けているなら、見直せる可能性があります。
小さな出費は、生活のさまざまな場所に隠れています。
毎日買うこと自体が悪いわけではない
えんだ
「では、毎日買っている飲み物やお菓子は、全部やめた方がいいんですか?」
オール
「全部やめる必要はないよ。大切なのは、自分が満足しているか、ほかの方法があるかを考えることなんだ」
毎日の小さな買い物が、自分にとって大切な楽しみになっていることもあります。
仕事や勉強の休憩時間に飲むコーヒー。
友達と一緒に食べるお菓子。
一日の終わりに楽しむ動画やゲーム。
こうした支出まで、無理にすべてなくす必要はありません。
我慢しすぎると、途中で苦しくなり、反動で大きな買い物をしてしまうこともあります。
目指したいのは、
小さな出費をゼロにすることではなく、自分で選べるようになること。
です。
毎日買っていても、金額を把握し、納得して楽しんでいるなら、その人にとって大切な支出かもしれません。

小さな出費を見つける三つの方法
小さな出費を管理するには、いきなり細かい家計簿を始めなくても大丈夫です。
まずは、簡単な方法から試してみましょう。
1.一日だけ記録する
今日使ったお金を、一日分だけ書き出します。
朝の飲み物:150円
昼のお菓子:180円
アプリ課金:300円
というように、金額と内容を短く記録します。
毎日続けるのが難しい場合は、まず一日だけで十分です。
2.一週間の合計を見る
同じ買い物を、一週間に何回しているか確認します。
たとえば、200円のお菓子を週に5回買っているなら、
200円 × 5回 = 1,000円
です。
一か月では、およそ4,000円になります。
回数と合計金額が分かると、その支出を続けたいか判断しやすくなります。
3.よく使う場所を確認する
コンビニ、通販サイト、ゲームアプリなど、自分がお金を使いやすい場所を一つ選びます。
すべての支出を調べるのではなく、まずは一か所だけ確認してみましょう。
「やめる」以外の方法もある
小さな出費を見直すとき、選択肢は「買う」か「完全にやめる」だけではありません。
回数を減らす
毎日買っていたものを、週に三回にする。
金額を決める
一週間のお菓子代を1,000円までにする。
代わりを用意する
飲み物を買う代わりに、水筒を持っていく。
買う日を決める
金曜日だけ、好きなお菓子を買う。
家にあるものを確認する
外で買う前に、家に同じものが残っていないか確認する。
えんだ
「全部やめなくても、回数や金額を変えればいいんですね!」
オール
「その通り。続けられる方法を選ぶことが大切だよ」
小さな出費には、小さな工夫が向いています。
急に完璧を目指さず、できそうなものを一つだけ選びましょう。
浮いたお金の行き先を決めよう
小さな出費を減らしても、浮いたお金を別の買い物ですぐに使ってしまえば、残るお金は増えません。
そこで、使わなかったお金の行き先を先に決めておく方法があります。
たとえば、
貯金箱へ入れる
欲しいものの購入資金にする
将来の旅行代として残す
急な出費に備える
学びや道具の購入に使う
などです。
毎日150円の飲み物を買う回数を、月に10回減らした場合、
150円 × 10回 = 1,500円
を別の目的へ回せます。
大きな金額ではないように見えても、数か月続けば、欲しかったものへ近づけるかもしれません。
小さな節約は、我慢のためではありません。
自分がより大切だと思うものへ、お金を移動させるための工夫です。

今日のまとめ
今回の講義では、毎日の小さな出費について学びました。
100円や200円の買い物でも、毎日続けば、一か月では大きな金額になることがあります。
ただし、小さな買い物をすべて禁止する必要はありません。
大切なのは、
何に使っているのか
どのくらいの回数なのか
一か月でいくらになるのか
自分が満足しているのか
を知ることです。
そして、
減らしたい出費を一つだけ選び、回数や金額を少し調整する。
それだけでも、お金の流れは変わり始めます。
えんだ
「一回の金額ではなく、積み重なった合計を見ることが大切なんですね!」
オール
「うん。小さな出費に気づければ、自分が本当に使いたいものへお金を残せるようになるよ」

1分ワーク|昨日の小さな出費を探そう
昨日、または今日使ったお金を思い出してみましょう。
その中から、500円以下の買い物を三つまで書き出します。
何を買った?
いくらだった?
買って満足した?
同じ買い物を一週間に何回する?
最後に、次の中から一つだけ選んでみてください。
回数を一回減らす
家から代わりのものを持っていく
買う日を決める
今のまま楽しむ
今のまま楽しむという答えでも大丈夫です。
大切なのは、無意識に使うのではなく、自分で選ぶことです。

次回予告
次回の講義は、
「衝動買いの仕組み」
です。
お店で商品を見た瞬間に欲しくなった。
限定品と書かれていて、急いで買ってしまった。
通販サイトを見ていたら、予定になかったものまで注文していた。
なぜ私たちは、買う予定のなかったものを、急に欲しくなってしまうのでしょうか。
次回は、衝動買いが起こるきっかけと、買う前に落ち着いて考えるための方法を学びます。
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