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指輪より休息を贈りたい。マームガーデンリゾート葉山で見つけた“産後ケアというプッシュギフト”

最近「プッシュギフト」という言葉をよく見かけるようになった。
出産を終えた妻へ、夫が感謝の気持ちを込めて贈り物をする欧米発の習慣。
多くはジュエリーのようだけれど、私は“休む時間”こそが最高のギフトだと思う。

2020年に上の子を出産したときには、まだ「マームガーデンリゾート葉山」はなかった。
けれど2021年にオープンしたと知って、「次に出産したら絶対ここに行きたい」と決めていた。
そして実際に行ってみて、あのときの直感は間違っていなかったと思う。

マームガーデンは、産後の母が心から休める場所だった。
家族で泊まれるので、夫も上の子も一緒にいられる。
食事はすべて用意してもらえて、赤ちゃんのお世話も助産師さんが見てくれる。
施設のパジャマやリネンは洗ってもらえるけれど、自分や子どもの服はセルフで洗濯。
それでも、家事に追われない数日間というのは、想像以上に体と心が軽くなった。

助産師さんが毎日様子を見に来てくれて、ちょっとした体調の変化にもすぐ気づいてくれた。
ちょっとした不安からくる質問にも丁寧に答えてくれた。産後の不安定なメンタルにはとってもよかった。
窓の外には海が広がっていて、朝の光が部屋に入ると、少しずつ心がほぐれていくのが分かった。

私がいちばんうれしかったのは、長男とゆっくり過ごせたこと。
妊娠中は体調が悪くて、ベッドを別にしていたし、一緒に遊ぶ時間も減っていた。
でも滞在中は下の子を安心して預けられたおかげで、近くの水族館に行ったり、海辺を歩いたりできた。
ちょっと距離が空いていた気がしていたけれど、あの数日で心がまたつながった気がする。

同じように上の子連れで滞在していたママさんがいて、長男とすぐに仲良くなった。
それからは毎日一緒に遊ぶようになって、私も少し肩の力を抜けた。
話してみたら、偶然にも家がけっこう近所で、帰ってから一度一緒に遊ぶ機会もあった。
そんな出会いも、この滞在の温かい思い出のひとつになっている。

不思議なことに、下の子も夜に8時間眠ってくれるようになった。
生まれてすぐの頃は3時間おきの授乳で、夜中の“夜勤”が本当にきつかった。
でもマームガーデンで過ごすうちにリズムが整って、帰ってからもそのまま続いている。

確かに料金は安くない。けれど、母の体を整えるだけでなく、家族の関係をもう一度あたため直す時間だった。
プッシュギフトという言葉が少しずつ日本にも広まる中で、もし誰かが「何を贈ろう」と迷っていたら、
私は迷わず、“休息の時間”をおすすめしたいと思う。

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ちひろ先生|弁護士・アラフォーからの海外子連れ移住 サポートありがとうございます!