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だから、聴くことから始めます

「広いLDKが欲しいです」

家探しのご相談で、
よく出てくる希望です。

もちろん、広いLDKは魅力的です。

家族でゆったり過ごせるし、
子どもが遊んでいる様子も見守れる。
友達を呼ぶこともできる。

でも私は、そこで少しだけ立ち止まります。

「その広いLDKで、どんな時間を過ごしたいですか?」

広さが欲しいのか。
家族でご飯を食べる時間が欲しいのか。
子どもが伸び伸び遊べる余白が欲しいのか。
人を迎え入れられる器が欲しいのか。

同じ「広いLDKが欲しい」でも、
その奥にある願いは、人それぞれ違います。

子どもは親の背中を見て育つと言います。

家でお母さんやお父さんが、
どんなふうに過ごしていたか。

どんなふうに楽しんでいたか。

どんなふうに愛してくれていたか。

そういう日々の空気や記憶は、
子どもの中に静かに受け継がれていくのかもしれません。

だから、家はただの箱ではない。

家族がどんな時間を重ね、
どんな愛し方をしていくのか。

その願いを受け止める場所なのだと思います。

間取りの希望に見えて、
本当は人生への願いだった。

だから私は、
条件だけを聞いて家を探すのではなく、

その条件の奥にある願いを
一緒に聴いていきたいと思っています。

家探しは、
物件を選ぶ時間でありながら、
自分と家族の願いに気づく時間でもある。

だから、聴くことから始めます。

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