だから、住宅ローンの前に働き方を話す
もし、私が小学生の頃に、
資産形成の話を少しでも学べていたら。
何が違っていたのかな、と思いを馳せて書いています。
親が何を守ろうとしてくれていたのか。
毎月の住居費を払うことが、
どれだけ大きな責任だったのか。
働いて、暮らしを支えることが、
どれだけ尊いことだったのか。
もっと早く、
親への感謝を持って父の日を祝えただろうな。
そしてお父さんの成果も違っていたはず。
お金の教育には、
2つあると思っています。
1つは、
お金を増やすための教育。
もう1つは、
人を責めないための教育。
私は、前者はもちろんだけど、
後者もすごく大切だと思っています。
こんな思いもあって、
お金の話は、家庭だけに任せてはいけないと思う。
ということで、今日は長文です。
よろしくお願いいたします。
資産形成の考え方は、
家庭の中で自然に教わる人もいます。
でも、すべての親が
お金や信用や資産の仕組みを
子どもに教えられるわけではありません。
親が悪いわけではない。
親自身も、
学ぶ機会がなかっただけかもしれない。
持っているもの、持っていないもの。
住んでいる家。
親の仕事。
使えるお金。
子どもの世界では、
そういう違いが比較や
からかいになることがあります。
でも本当は、
それぞれの家庭に背景があり、
社会の仕組みがあり、
親たちが必死に守っている暮らしがある。
そこを知らないまま、
ただ「ある」「ない」だけで人を見ることの方が、
私はずっと苦しい。
そしてこれは、
家探しの現場でも同じだと思っています。
住宅ローンには、
2つの側面があります。
1つは、
家を買うための借金。
もう1つは、
住まいを持ちながら、
資産形成をしていくための仕組み。
もちろん、
すべての人に購入が正解だとは思っていません。
賃貸が合う人もいる。
今は買わない方がいい人もいる。
買える金額と、買っていい金額が違うこともある。
だからこそ、
仕組みを知ってから選ぶことが大切
住宅ローンの金利が低い背景には、
住まいを持ちやすくする制度や、
不動産を担保にできる仕組み、
日本の金利環境などがあります。
つまり住宅ローンは、
ただの個人的な借金ではなく、
社会の仕組みと深くつながっている。
それなのに私たちは、
働き方と信用の関係も、
お金を借りるということも、
資産を持つということも、
ほとんど学ばないまま大人になります。
会社員と経営者では、
金融機関からの見られ方が違うこと。
同じ年収でも、
家計や借入状況によって
借りられる金額が変わること。
賃貸と購入は、
損得だけでは比べられないこと。
こういうことを知らないまま、
家を買う直前になって初めて向き合う。
でも本当は、
もっと早く知っていていいと思うんです。
働くこと。
信用をつくること。
お金を借りること。
資産を持つこと。
家族の暮らしを設計すること。
これらは全部、
人生の選択肢に関わっています。
だから私は、
小学校からのキャリア教育に
資産形成の観点を入れてほしい。
お金を増やすためだけではなく、
親を責めないために。
自分を責めないために。
人と比べないために。
選択の自由があること
みんな違ってみんないいこと
それは全部
自分の人生を選べる人になることにつながる。
そんな人が増えて、
その中で生きるのが当たり前の社会になるといいな~
(最後はのび太君でごめんなさいw)
これは今の私の影響の輪を
少し超えた話です。
明日すぐに、
学校教育を変えられるわけではない。
でも、家探しの現場で出会う大人たちを見ていると、
もっと早く知っていたら、
もっと違う選び方ができたかもしれないと思うことがあります。
だから今は、
目の前の家探しを通して、
お金、働き方、信用、資産形成の話を
少しずつ伝えていきたい。
そしていつか、
子どもたちが自分の人生を選ぶための教育にも
届いていく仕事ができたら嬉しいです。
家探しも、
住宅ローンも、
資産形成も、
本当はぜんぶ人生の話です。
条件より、人生。
