だから、欲しいものは欲しいって言う。
お引渡しの後、
ご主人が嬉しそうに話してくれました。
「めちゃくちゃ幸せです。」
そして、
「子どもが小学生になったら、
この部屋は子ども部屋になると思います。
でも、それまで少なくとも7年くらいはある。
7年間もゲーム部屋があるなんて、
本当に嬉しいです。」
と。
その言葉を聞いて思いました。
一生ゲーム部屋が必要なわけじゃない。
自分で決めて別れの時を決められるって幸せ。
でも、今は欲しいんだ!
家族の形が変われば、
部屋の役割も変わっていく。
夫婦の時間を過ごした部屋が、
いつか子ども部屋になる。
そしてまた別の使い方になるかもしれない。
家探しを条件だけで始めると、
予算があるから無理。
子どもが生まれるから無理。
部屋数が足りないから無理。
と、
何かを諦める前提になりがちです。
でも、
このご夫婦は違いました。
ゲーム部屋も欲しい。
奥様にはゆっくり眠ってほしい。
将来は子どもも欲しい。
家計も無理したくない。
全部大事だった。
そして、
欲しい間取りが見えてきた頃、
最後にお二人の心を動かしたのは、
間取り?駅距離?予算?条件重視じゃなかった。
玄関を開けた瞬間の
「ここがいい!」
という感覚でした。
最初から、
「こんな玄関が欲しい」
なんて話は一度も出ていません。
でも、
譲れないものが見えていたから、
最後は感性で選ぶことができた。
運命的な出会いの前には、
準備が必要なのかもしれません。
どんな暮らしがしたいのか。
何を大切にしたいのか。
何を諦めたくないのか。
だから、
欲しいものは欲しいって言う。
その先に、
思いがけない出会いが待っていることもあるのだから。
家探しは、
物件探しではなく、
自分たちの未来を見つける準備なのかもしれません。
その準備をサポートするのが、
私の仕事です。
